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「英雄は自分のできる事をした人だ。凡人はできる事をせずに、できもしない事を望む。」byロマン・ロラン

"Getting to my soul and love" by 山口由子

2010年04月22日 15時48分27秒 | 徒然駄弁―音楽編

Getting to my s
山口由子
キティMME

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 つい最近、何か紹介出来る曲はないものかとCDラックを漁っていると、長らく聴いていないどころか、ジャケットすらまともに見ていないCDが結構ある事実に気付いた。いずれも、高校生時代に購入したものである。しかし、京都に持っていったはいいものの、結局六年間一度も聴かないまま再び実家に持ち帰った。
 じゃあ何で持っていったんだというツッコミはさておき、かような「懐かしい」(苦し紛れに言ってみた)CDの中に、特に目が停まったものがあった。それは、山口由子の"Getting to my soul and love"(以後、本作。)、である。高校生時代に一時放映されていたとあるCMソングで、一度聴いて好きになり、衝動買いした一枚である。
 とはいえど、まず、歌い手から説明しておく要がある。山口由子(*)は、1987年にとあるアイドルグループのメンバーとしてデビューし、早い時期にシンガーソングライターとしてソロ活動を始めた。90年代後半、楽曲がドラマ『オーバータイム』やかの有名な『ビーチボーイズ』の挿入歌にされ、名を上げた。今も尚、地道な音楽活動を継続している。
 今回取り上げる本作は、1998年1月にリリースされたものである。また、繰り返せば、CMソングに起用された。木村佳乃が出演した大手食品メーカー『ハウス食品』のCMにおいて、サビの部分が使用されている。振り返れば、本作以後、彼女の名を見る機会が増えたように思う。
 本作は、全体的に短く軽いが、大変インパクトのある曲である。詩は短いが、韻を多用していて味わい深い。曲調は、ライトなクランチを主体としており、テンポも全体的にまったりしている。クセのない比較的オーソドックスな造りになっているが、まったりした曲調に独特の空気がある。聴いていて、大変心地良い。
 とにもかくにも、思わず衝動買いした一曲である。以前"Jay-Z & Linkin Park"の記事でも書いた通り、CMの短い放送時間で魅了出来る曲は、大変良い曲である。おおよそ七年ぶりに聴きながら、インターネットなどまだ事実上なかったリリース当時、検索に若干困った思い出が蘇る今日この頃である。

*オフィシャルサイト(URL:http://www.htmg.com/yuko/)へのリンク。
**"iTunes"から無料試聴可。
 山口由子 - ゴールデン☆ベスト: 山口由子 - Getting to My Soul and Love Getting to My Soul and Love



追伸
 例によって個人的且極めて俗っぽい余談を、一つしておこう。
 このCDを購入した際、ジャケットカバーに写った山口由子を見て、驚いた。中学校時代の部活の先輩に、酷似していた。否、瓜二つと言っても言い過ぎではなかった。有得ないと思いつつも、実はご本人ではなかろうかと、随分思案したものである(それぐらいヒマな高校生だった。)。
 ただ、それだけです。
 
 

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