ジョロキア

外でお酒を飲んだ時のこと。
カウンターで隣に座っていた顔見知りの若い男性に、隣家の９９歳のおじいさんの話をしました。
「庭の隅から隅まで綺麗にしちゃいけない、一か所汚い場所を作れって言われたんだけど、どうしてだと思う」と聞いてみました。
彼は少し考えてから「多分ですけど・・・魔除けみたいな考えじゃないですか」と言いました。

それを聞いた私は手を打って「やっぱり　娘もそうじゃないかって、ラインで言ってきたのよ」と言ってスマホを見せました。

娘２も「完璧にしちゃいけないって言ったのは、もしかしたら魔除け的な考えかも。　日光東照宮の柱の１本の模様をわざと逆さにしたり、
姫路城の瓦の模様が逆さまになっているのがあるとか、完璧にしないことで魔除けにするという考えかなあ」と言ってきたのです。
９９歳に教えられ、若い二人に教えられ・・・今回、謙虚と言う言葉も学んだ私です。（笑）


隣の若い男性がピッツァを注文しました。
するとマスターが油が入った大きな瓶を取り出して、これをかけるようにと言っています。
油の中にはジョロキアというハバネロより辛い唐辛子が入っているそうです。
それを聞いた私は辛さに興味津々で、若い男性に「ここに少し垂らしてみて」とお願いし、それをなめてみました。


左の赤丸の中が、垂らしてもらったジョロキアオイルですが、これが辛いのなんの・・・・・絶句。
ジョロキアはマスターが種を蒔いて自分で育てたものだそうです。
目の前の水を飲んでも何の足しにもならない・・・憐れに思ったマスターが、カウンターにそっと牛乳を置いてくれました。