今から15年ほど前のこと。
不条理系屁理屈メタボおやじのヤマオは（2019年11月26日記事『善の種』参照）
平原に一本だけある桜が満開になったので、
夜桜見物を思い立った。
が、
その夜はことのほか寒いので🥶
小型石油ストーブを持って行くことにした。
誰もいない平原の夜桜を、
そばに石油ストーブ置きながら眺めていたヤマオは、
心が夜桜に吸い寄せられた感覚になった。
と、
そこに、
ナスビ顔のオヤジ、
ばっこんウッド（2022年2月20日記事『ばっこんウッド～四次元の心を持つオヤジ』参照）が、
猛ダッシュで桜の木に走ってきて、
股間をわざとぶつけた！
そして白眼剥いて、
「はぁ〜ッ😍ばっこん❗️ばっこん❗️」と叫んだ！
ヤマオは驚いて立ち上がったが、
その際に石油ストーブを蹴ってしまい、
それが桜の木に勢いよくぶつかった！
すぐに桜の木に火がつき、
燃え上がってしまった。
後で警察官が来た時、
ヤマオは、
「あの桜はそのままにしてたら、やがては花びらが散り、ただのつまらん木となっていた。しかし今は、桜の木は燃えて無くなったとしても、われわれの心にいつまでも綺麗な桜を咲かせた木として記憶の中に永遠に咲き続けているのです」と語り、
「もしわたしを悪だと決めつけるのなら、あの桜の木を永遠に咲いたままにさせることが出来る人がわたしを捕まえなさい！」と重ねて語ったが、
それで警察官が納得するはずが無かった。
ヤマオは警察官に連行される際、
「ナンで世の中こんなにワイルドなんやろ😢⁉️」と涙を流した。
夜空に、
近くにある林の中から、
ばっこんウッドの、
「はぁ〜ッ😍ばっこん❗️ばっこん❗️」という叫び声が響く中、
ヤマオはパトカーに乗せられた。
