
20代の働き女子のヨシコは、
💩をしようと女性トイレの個室に入った。
そして気持ちよく目的を果たして、
ウォシュレットの世話になった。
が、
トイレットペーパーを使おうとしてガク(愕)😱が入った❗️
アンと😳
トイレットペーパーが無かった。
そして、
個室を見回しても、
予備のトイレットペーパーはひとつも無かった。
絶望の極(きわ)に落ちたヨシコの隣の個室から、
落ち着いた女性の声が語りかけてきた。
「慌てないで。慌ててもナンの解決にもならないわ」、と。
この声の主が牧カオリであることなど知るよしもなかったヨシコは、
小さく「はい」と答えた。
牧カオリの声は、
「紙がないのね。あたしもあなたが腰掛けている場に入ろうとしたんだけど、紙がないどころか紙のストックも無いことにすぐに気づいてここにいるのよ」と語る。
ヨシコは、
「あたしはどうすればいいんでしょう?」と尋ねると、
牧カオリの声は、
「トイレットペーパーの芯があるわね。それを平たく4枚に破りなさい。そしてまだ厚みがあるその4枚をそれぞれ裂きなさい。8枚のちょうどいい厚みになるはずよ」と語った。
ヨシコは言われた通りにトイレットペーパーの芯をそのようにした。
牧カオリの声は、
「その8枚で尻を拭きなさい。拭いたものはトイレに流したらダメよ🙅♀️つまるから。拭いた8枚は洗面所の横にあるゴミ箱に捨ててよく手を洗ってアルコール消毒しなさい。これであなたは救われるわ」と語った。
ヨシコは言われた通りにした。
そして、
8枚のトイレットペーパーの芯だったものを捨てに行く際、
自分を助けてくれた声の主にお礼をしようとしたが、
もう、
牧カオリは立ち去っていた。
ヨシコは、
この見ることのなかった女性を、
トイレの女神さまと呼び、
深く感謝した。