ケイシロウとトークアバウト

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その新社員誠実につき

2024-10-03 21:49:00 | 日記




俺の前の会社の思い出。

俺の部署の課長は、
想像を絶するほど口うるさく、
罵倒と罵り、
すなわち、
悪口罵詈(あっこうめり)のテンコ対応をする。
多くの社員が罵詈(めり)られたと超ギレ🤬して退職する。
簡単に言えばパワハラやけど、
一線を完璧に超えた職人的職場イビリの達人やった。
俺も1年間罵詈(めり)まくられて、
どういう訳か、
翌年に親友クラスに仲良しになる。
(過去記事で書いたが、この課長は悪性リンパ節で余命宣告を受け一年間の闘病生活の果てに完治して復帰した。再びパワハラし出したが、パワハラするより仲良くすることの意義に目覚めて改心。優しい会社の重役となる。が、この記事はそうなる前の課長パワハラ列伝となる)

そんな前置きは後にして、
この課長が罵詈(めり)ったせいで、
部署で1人欠員を出してしまったので、
とある新入社員が雇われた。
まだ社会経験の未熟さが顔に出ていたが、
出来るだけ素直に社内で振る舞った。

この新入社員を見た課長は俺に(もうこの時は仲良くなっていた😀)、
あの世間知らずを叩き直すと呟いた。
俺は心に、
「叩き直すというよりは罵詈(めり)入れして追い出す」と呆れた。
この課長に苦毒をいただかない者は存在しないことは俺がよくよく知ってたさかい。

課長は早速、
新入社員に罵詈(めり)入れしたが、
新入社員は謙虚に課長に、
「すみません。ぼくが悪うございました」と何度も頭を下げた。
あれほど課長に苦毒をいただいても怯まないこの新入社員に俺も感心した。

新入社員はいちいち課長に、
「パソコンを使わせていただきます」
「デスクの引き出しを開けさせていただきます」
「ボールペンを使わせていただきます」
「部長のところにご報告に行かせていただきます」
から、
「あくび🥱をさせていただきます」
とまで、
いちいち課長に断った。
最初は課長も罵詈(めり)反応したが、
ウザいはずのこの新入社員を気に入ってしまった。

ある日、
社員食堂で課長と俺がカレーライス🍛食ってたとき、
この新入社員がやって来て、
「課長。うんちに行かせていただきます」と言ってトイレの方向に駆けて行った。
普段から神経質な課長が反失神状態のところを、
俺は、
吐き気どめを取りに自分のデスクにダッシュして戻り、
課長に飲ませた。
課長は喘ぎながら、
「アーびっくりした😱❗️心臓が止まるかと思った😱❗️」と叫んだ!

ケイシロウ。
どんな場合にあっても、
カレー🍛を食ってるときに、
プー(poop)💩のことを話せば、
サイコー最大の苦毒を相手に罵詈(めり)込ませることになるぞ!



天宇受売命(アメノウズメ)のポエジー

2024-10-03 00:47:00 | 日記




これは、
俺の高校時代の現国担当教師マツモトことわが輩(2021年1月30日記事『さらばわが輩😭歯をべっき😱‼️』参照)が体験した、
できごと。
マツモトことわが輩は、
戦前の国文学にハマり、
自分のことを「わが輩」と言っていた。
このわが輩は、
伊達メガネでナニもかも冷ややかな視線を投げかけ、
全く冗談が通じん男やった。

俺が高校を卒業して2年後に結婚。
翌年と翌々年に娘が産まれている。
そして3年後に教頭になった。
平穏に数年が経過。
その間に、
私詩丸(ししまる)というペンネームで自作の詩を自主出版している詩人がいた。
私詩丸(ししまる)の詩は美しくも深い洞察力に満ち、
わが輩を虜にした。
その私詩丸(ししまる)が世界の始まりと真実を探求する旅に出て、
すべての真理を詩として発表することになっていた。
ところが、
私詩丸(ししまる)は旅を終えると、
この、
世界の始まりと真実の真理を詩化した書物を封印して、
どこともなく旅立ち、
一切の執筆をやめた!
私詩丸(ししまる)の行方はわからなかった。
が、
この問題の最後の詩集が、
山形県の蔵王山のとある宿屋にあることがわかった。
そして、
その最後の詩集は、
『天宇受売受(アメノウズメ)のポエジー』と題されているという。

わが輩はこの事実に興味を持った。
天宇受売命(アメノウズメ)は八百万の神にあって、
芸能の神様やったからや。
わが輩は、
自分をここまで詩の力で夢中にさせた私詩丸(ししまる)の思想が知りたくてたまらなくなった。
そして、
わが輩は決意した。
私詩丸(ししまる)が知った、
世界の始まりと真実の真理の詩『天宇受売命(アメノウズメ)のポエジー』を読みたいと。

わが輩は校長先生に、
山形県の蔵王山に行って研究したい旨を伝えた。
校長は『DRAGON BALL』にハマっていたので、
詩情のわかる男やなく、
たびたび研究と称して休んでいたわが輩に、
「行きなさい。退職金を手にして」と冷たく言い放った。
わが輩は驚き🫢
「あなたには文学の価値と徳を理解されていない」と言うと、
校長はキレて😠
「ナンやと⁉️かめはめ波喰らわすぞ❗️」と凄んだ!
わが輩は悲しかった。
いくら教育委員の教育長の息子だからといって、
高校の校長の資質がないコネ野郎とは一緒にいたくなかった。

学校から退職要求を受けたことを知った妻は、
わが輩が旅行支度しているところにきて、
「考え直してください」と懇願した🥺
が、
わが輩は、
「あの人が、わたしを------わたしを呼んでいる。私詩丸(ししまる)、私詩丸(ししまる)、私詩丸(ししまる)、私詩丸(ししまる)」と憑かれたように呟くので、
妻と子供達はわが輩に必死にしがみつき、
「行かないでください!」と必死に嘆願した🥺🥺
わが輩は強く、
「その手を離してください!お願いですから、その手を離してください!」と言ったが、
妻と子供達は更に強くしがみつき、
「いいえ!離しません!!絶対に離しません!!」と抵抗するので、
わが輩は妻と子供達を蹴り倒し、
「離しやがれ❗️」と怒鳴って、
出て行った。
その時、
わが輩の妻が後ろから、
「キツネの穴蔵に迷い込んだら、一生出られませんことよ」と言って笑った。

わが輩は気にすることなく、
山形県の蔵王山へと向かった。
JRで大声でタベるオンナ達を注意したら、
「キンタマおやじ」と罵られた。
日本語が堪能なイタリア人家族と出会って仲良くなり、
懐石料理のご馳走になった。
ショッピングモールで親しくなった女の子にもらったシュークリームを食べて、
食中毒になった。
こうして、
わが輩は山形県蔵王山に到着した。

山形県蔵王山は、
超古村にして、
自然に囲まれるというよりも自然の一部になってるようなところやった。
わが輩は、
私詩丸(ししまる)が献上した『天宇受売命(アメノウズメ)のポエジー』を所有する宿屋に来た。
宿屋の主人はわが輩に干し飯(ほしいい。乾燥させた米粒)を出してもてなした。

わが輩が宿屋の主人の案内で、
私詩丸(ししまる)がいた、
誰にも使わせていない部屋に案内した。
わが輩は、
そこで、
立派な用紙箱に入った『天宇受売命(アメノウズメ)のポエジー』を手にした。
ここまでの道のりがいかに長く辛かったことが脳裏によぎった。

わが輩は、
『天宇受売命(アメノウズメ)のポエジー』に私詩丸(ししまる)の手紙があることを知り、
読んだ。
そこにはこう書かれていた。
「いまここに、世界の始まりと真実の真理を詩にして、天宇受売命(アメノウズメ)に奉納する」

わが輩は緊張に満ちて、
『天宇受売命(アメノウズメ)のポエジー』を開いた。
最初に「始まり」と書かれて、
ずっと白紙やった😱
最終ページまで白紙で「完」と書かれて終わった。

わが輩は『天宇受売命(アメノウズメ)のポエジーを抱いて泣き出し、
「これを手にした者が世界の始まりと真実の真理を自分で得なければならない。しかし、わたしが失った代償のナンと大きいことか⁉️」
と、
いつまでも爆泣きした😭😭😭