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ケイシロウとトークアバウト

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1000ヶ月3万417日に鳴る鐘は------

2024-05-14 23:02:00 | 日記




ヨウイチの母型の祖父が住むド田舎に、
ヨウイチは、
アキノリくんとカイくんを連れて、
遊びに行ったもんやった。
3人で行かないと、
退屈🥱でつまらない農村生活に、
耐えられんことがその理由やった。

ヨウイチ達は、
幼少の頃から、
数日間、
遊びに来るんやけど、
ここで、
気になって仕方のないことがあった。
それは、
無人の古い教会の、
鐘がひとりでなる時に、
ナニかが表されるという言い伝えやった。
祖父やその年寄り仲間にこの話しをすると、
みんな顔を曇らせて、
うつむきながら、
「1000ヶ月3万417日。1000ヶ月3万417日」と繰り返し呟くんやった。
それで、
ヨウイチ達は、
その村の遊び仲間達とともに、
古い教会に向かって、
「今になれ!今になれ!」と祈りながら、
20年の時が過ぎて、
現在に至ることとなった。

ある日、
大人になっても、
ヨウイチは、
アキノリくんとカイくんを誘って、
少し認知ぎみの祖父の田舎に遊び行くことにした。
そして、
子供時代の思い出と、
現在の悩みを抱えつつ、
どこまで人生の時が刻まれるのか🤔と、
この3人にしては珍しくマトモなことを語っていた。
アキノリくんが、
「それよりもあの教会の鐘はいつなるんだろうね?」と問いかけると、
ヨウイチは冷ややかに、
「ならないのさ。ならないからこそ神秘なのさ」と言った。
カイくんも、
「1000ヶ月3万417日が答えを知るんだろぜ」と、
全く興味のない言い方をした。

かつての村の遊び仲間達は、
畜産農家の家業受け継ぎ、
ヨウイチ達に、
「大人になるってことは痛いことさ。心も体も」と元気なく語るんやった。
そして、
彼らの嫁のほとんどが、
牛舎で、
フォークギターを弾きながら、
「ドナドナ」を歌い、
牛は悲しげに鳴くんやった。
ヨウイチ達は、
この光景を見ながら、
ヒソヒソと、
「俺らが家庭持ってもあんなことはしない」と呟きあうんやった。

その夜、
久しぶりにかつての遊び仲間と再会したにも関わらず、
ナニか、
物悲しい気分に浸るヨウイチ達は、
「明日、帰ろう」と語り合うんやった。
そして、
寝た!

明け方やった。

鐘の音にヨウイチ達は目を覚まして、
外に出た。
すると、
すべての村民が、
老若男女問わず、
群れていた。
そして、
みんな、
無人の教会の方を見ていた。
ヨウイチの祖父は膝を着き、
目を閉じて、
「ついになってしまった」と言った。
村人たちも口々に、
「1000ヶ月3万417日------1000ヶ月3万415日」と呟くんやった。
ヨウイチ達は、
ナニが起こるのか😳❓と、
村人達と教会を見つめた。

鐘は相変わらずひとりでなり渡っていた。
同時に、
空が明るくなり、
朝焼けに包まれた。
が、
あとはナニも起こらないので、
ヨウイチは祖父に、
「じいちゃん❗️ナニもねぇじゃんか😡⁉️」と怒鳴った!
ヨウイチの祖父は答えた。
「1000ヶ月3万417日を迎えたんや。あの教会が出来て。他にナニか期待しとるんか?」と問い返すので、
ヨウイチは、
「あの教会の鐘がなったらナニか表されるんだろ⁉️ハヨ、表せ❗️」とキレるので、
祖父は優しく、
「もう表されたやないか。1000ヶ月3万417経ってナニも表されなかったということが表されたんや。ワシは生きて良かった」と、
語った。
村人達も、
みんな幸せそうに、
教会の鐘に聞き入っていた。

話によると、
この教会は、
今から83年前つまりは、
1000ヶ月前、
ズバリ3万417日前に建立されたということやった。
が、
当時の神父が、
その時には珍しい、
教会の鐘塔の機械仕掛けの鐘を、
1000日の2400時間後に、
ひとりでになるように、
セットしたつもりやった。
が、
間違って、
1000ヶ月の3万417日後にセットしてしまった。
更に、
信者が集まらないこともあり、
教会をそのままにして、
神父はローマへと旅立った。
という訳で、
機械が壊れることなく正常に動き、
1000ヶ月3万417日の時を告げたんやった。

しかし、
この尻切れトンボ的な結末が気に入らないヨウイチ達は、
未だに、
あの鐘が鳴ったのは、
ナニかが起こる合図やと、
固く信じて疑わんのやった。
疑えば、
子供時代から今日までのロマンが消えるから、
絶対に、
疑わんのやった。





完敗

2024-05-14 00:11:00 | 日記




これは今から5年前の俺の手撮り画像や。
当時16歳やったレフティとダチのジュードがテニス🎾の試合をすることになった。
これはサッカー⚽️とテニス🎾とどちらが格上かの、
しょーもない論争から始まり、
まず、
レフティが所属しているサッカー部で、
PK対決をすることになった。
互いが、
シュートとゴールキーパーをしつつ、
何点入るかの決着戦やった。
そしてこのPKで、
レフティは圧勝した。

次に、
テニスをしたことのないレフティが、
テニス部のジュードとのシングル戦をすることになった。
ジュードが勝つと見られていたこの試合は、
レフティの圧勝に終わった。
テニス部のコーチがレフティに、
「ナンでそんなに強いんや?」と問いかけると、
レフティは、
「Wiiでテニスしまくってましたから」と答えた。
(Wiiは実践型ゲームで体ごと動かすのが特徴やけど、まさか、ゲームでモノホンのスポーツに勝つとは😳)

絶対に勝てると思っていたジュードは、
完敗した。
そして、
ラケットで、
テニスボール🎾をどこかにぶっ飛ばした。
そしてテニスボール🎾を拾うことなく、
着替えに行った。

当記事の画像は、
ズバリ、
ジュードが打ちまくってシカトしたテニスボールや。

この、
レフティとジュードの試合を見ていた牧カオリは、
この模様を「完敗」という詩にした。

「完敗」by牧カオリ

弾むボールに思いを寄せて、
打ち尽くせぬ青春の日々、
時には憎み時には愛し、
互いに競い合ったあの日、

あれからどれくらいもたたないうちに、
沈む夕日に何度も待ったをかけて、
再戦望む昔っからの友は俺の、
目の前にいます。

完敗!今君は人生の、
大きな大きなコートに立ち、
遥かに長い不愉快な時を迎え、
君に落ち着きあれ!

この「完敗」の詩をめぐって、
ヨウイチとアキノリくんが語った。
アキノリくんは、
「完敗って、長渕剛の乾杯のパクリじゃねーの?」と驚いた。
ヨウイチは、
「凶公が言うには、正式には、牧カオリによる長渕剛の『乾杯』の脚色詩だという説明があったんだってさ」と答えるも、
「牧カオリがナンで相沢友子の悪口言わないのかの謎が解けたね」と皮肉った。
アキノリくんは更に呆れて、
「けどよく堂々とモロパクリの詩を書いて見せまくるよね。訴えられるよ」と言うと、
ヨウイチは、
「牧カオリは長渕剛をリスペクトしてたから書いたんだと思うよ」とかばった。
アキノリくんは、
「黒澤明の『七人の侍』が外国で『荒野の七人』になったと思って見過ごせって凶公に言われたけど」と言うと、
ヨウイチは、
「凶公は『猿の惑星』を円谷が『猿の軍団』にしたとかも言ってたよ」と答えた。
アキノリくんは納得いかず、
「版権買ってるならナニも問題ないけど、版権スルーの牧カオリは問題あり!」としつこく言いまくる。
ヨウイチはニヤリ😏と、
「どうせ『乾杯』は永久に愛されるけど『完敗』は全く相手にされないよ」と言い放った。

以上、
牧カオリの勝手な脚色詩の『完敗』へのディスりを終えて、
レフティとジュードのその後を書いて、
終わりにしたい。

試合に圧勝したレフティは、
遥かな南に行きたいと言い、
試合に完敗したジュードは、
遥か北に行きたいと言った。
この言葉通り、
レフティは家族と沖縄旅行✈️に行き、
ジュードは家族と北海道旅行✈️に行った。