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ケイシロウとトークアバウト

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仏滅のポエジー🙏

2024-05-07 23:26:00 | 日記



(画像はイメージで本記事とは無関係です)

とある仏教大学にあって、
実地研修の寺で、
修行か🧐拷問か🧐の境界スレスレに生きた、
求道(くどう)の体験記。

この日求道(くどう)は実地研修の兄僧である於道(おどう)とともに、
於道(おどう)の友人僧、蓮道(れんどう)の寺に訪問に来た。
でこぼこ山道を、
たくさんの鈴でデコられた錫杖を持つ於道(おどう)の後ろを、
求道(くどう)はヨタヨタと歩いていたが、
小石につまずいて、
於道(おどう)の背中にぶつかった。
於道は振り向いて、
「シツうブッしょォ~ッ‼️」と叫んで、
求道(くどう)の頭を錫杖で叩いた!
頭を押さえて転げ回る求道(くどう)に、
於道(おどう)は、
「ナニごとであれ兄僧の背を突いてはならぬ!」と叱った。

於道(おどう)と求道(くどう)は、
ようやく、
蓮道(れんどう)のいる寺に辿り着いた。
蓮道(れんどう)には、
如如(にょにょ)という名の学生僧が仕えていた。
於道(おどう)と求道(くどう)は、
大きな仏像が祀られている本堂に案内された。

ちょうど、
本堂脇の納骨堂から、
大きなうなぎの蒲焼きを、
檀家の家族が抱えながら、
於道(おどう)達にお辞儀をして、
立ち去ろうとした。
すると於道(おどう)が、
「これ!供えたうなぎをどこに持っていきよんのじゃ?」と尋ねた。
檀家の家族は、
「おじいさんの大好物の高級うなぎを供え終わりましたので、後は家で家族とうなぎを食べるのです」と答えた。
蓮道(れんどう)が横から、
「いつもこうしておじいさんの命日にうなぎを供えて帰りなさるんじゃ」と説明した。
於道(おどう)は蓮道(れんどう)に、
「蓮道(れんどう)殿!激しく驚き呆れました次第ですぞ!一旦み仏に供えたものを持って帰るとは地獄の鬼も心臓発作を起こすことでしょうに」と言い、
続いて檀家の家族に、
「家族揃ってみ仏を軽んじるとは、誰が仏罰から逃れられると教えたか!うなぎを置いて行くのや!!」と厳しく言い付けた!
檀家の家族は驚いて、
「お坊さま。このうなぎは大層たこうございます!御供養代は支払っておりますし、このうなぎはお渡しできません!」と、
言い返した。
於道(おどう)は錫杖を振り上げ、
「お前たちには痛みを与えるとわからんのか⁉️末法の世はやがて滅法となって、お前たちを飲み込むことやろうぞ!」と、
凄むので、
檀家の家族達は、
於道(おどう)達にメンチ切って、
うなぎを置いて帰った。

於道(おどう)は、
檀家の家族達が帰ると、
「蓮道(れんどう)殿!きょうはうなぎを仲良く食しましょうぞ」と言ったので、
求道(くどう)は、
「於道(おどう)様。このやり方には問題があるようにお見受けいたします!」と言った。
於道(おどう)は、
「み仏の仏意を知らぬ者よ!み仏に供えられたものはみ仏に仕える者がお始末いたすに存ずるのだ」と、
冷ややかに言った。

於道(おどう)と蓮道(れんどう)に並んで求道(くどう)が、
うなぎに対して経文を唱えていたところに、
如如(にょにょ)が皿を持って於道(おどう)の後ろに座った。
そのとき、
いきなりくしゃみ🤧をしてしまった。
於道(おどう)の後頭部が濡れた。
於道(おどう)は錫杖で、
「シツうブッしょォ~ッ‼️」と叫んで、
如如(にょにょ)の頭を叩いた!
如如(にょにょ)が悲鳴をあげ頭を押さえて転げ回ると、
蓮道(れんどう)がキレて😠
「於道(おどう)殿!他人の寺院の小坊主の頭を錫杖でぶっ叩くとは、失礼にも程がござる❗️」と叫んだ!
於道(おどう)は、
「み仏の力は頭に宿りますのに、それにツバした坊主など地獄に行きんしゃれ!」と言い返した。
蓮道(れんどう)はいきなり盆を持って角で求道(くどう)の頭を叩いた!
凄まじい打音が響き、
盆は二つに割れた!
求道(くどう)は頭を押さえて大声で、
「両眼からお灯明が飛び出しました❗️」と叫んだ!

於道(おどう)は蓮道(れんどう)を睨み、
「お前の修羅の毒牙をへし折ってくれるわ!」と言って、
「シツうブッしょォ~ッ‼️」と叫んで、
錫杖で蓮道(れんどう)の頭を叩いた!
蓮道(れんどう)が頭を押さえて悲鳴をあげると、
如如(にょにょ)が竹刀を持ってきて、
「なむあみだむつ❗️」と叫んで、
竹刀で於道(おどう)の頭を叩いた!
竹刀が折れてしまったが、
於道(おどう)は怯むことなく、
如如(にょにょ)の頭を掴んでデカい仏像に叩きつけた!
この騒ぎのどさくさに紛れて、
蓮道(れんどう)と求道(くどう)はうなぎをむさぼり食った!
これにガチギレ😡した於道(おどう)は、
「おふた方も、み仏のお胸に抱かれて涅槃(ねはん。悟りの意)を得よ❗️❗️」と叫んで、
蓮道(れんどう)の頭を掴んで仏像に叩きつけ、
続けて求道(くどう)の頭も仏像に叩きつけた!

この争いごとは、
本寺の大僧正の知るところとなり、
於道(おどう)、求道(くどう)、蓮道(れんどう)、如如(にょにょ)に、
広辞苑よりも分厚い、大般若経の写経をするように言い付けられた!
そして、
本寺から末寺に至るまで知るところとなり、
畜生界と修羅界の騒乱宴とまで陰口されることになった。

この騒ぎを聞いた、
破戒尼の本尼(ホンニ)は、
「得の高いはずの方々が道を踏み外されるとは、本尼(ホンニ)はほんに驚きおののきいたしました」と、
話したと言う。