
エガワという樽太りした50代男がいた。
親からの財産相続で、
多くの富を得た。
エガワは知人友人に威張りまくり、
大きな葉巻きまでくゆらせて、
威張りに磨きをかけた。
そこで、
更に富を増やそうと、
『ユニバース』という名の卵焼き専門店を作った。
が、
経営が大失敗して、
多くの富は多くの借金へと変化した。
そこでエガワは、
中卒の顧問弁護士のシラカワを呼び付けて、
デタラメな太ったモナリザの絵を、
地元の有名画廊に売り付けようと企んだ。
すぐに、
画廊に連絡入れると、
初老の紳士的なオーナーがやって来た。
エガワはいつものように葉巻きをくゆらせ、
オーナーに、
「君。私のイタリアのペテルブルクにある別荘から、とんでもないものが出たんだよ」と言った。
オーナーは、
「失礼ですがご主人。ペテルブルクはイタリア🇮🇹にはございません。ロシア🇷🇺にてございます」と説明した。
エガワはキレて葉巻きを振りまくり、
「君は小さなことばかり気にするね😠芸術をたしなむ者の心構えがなってないよ😠😠」と声を荒げた!
シラカワが横から、
額縁に入れられた太ったモナリザの絵を出した。
エガワは、
「君。これはダイエット前のモナリザと言って、かなりの貴重なものなんだよ」と説明した。
オーナーは、
ルーペを出して、
丹念に絵を見つめた。
そして、
「レオナルド・ダヴィンチの作としては、線が荒削りですな」と言った。
エガワは、
「実にほくそ笑みを誘う牧歌的な到達将来予見ものじゃないか」と言って笑ったが、
意味不明のリアクションとして、
場は重い沈黙に包まれた。
この沈黙を必死に破ろうとしたエガワは、
「多分、この頃のダヴィンチは、高橋留美子の影響を受けているように思うね」と言った。
が、
オーナーは、
「ご主人。レオナルド・ダヴィンチの時代に高橋留美子は生まれておりません」と答えた。
エガワは再びキレて葉巻きを振りまくり、
「ナンで君は融通が効かないんだ😡時代がどうだこうだじゃないんだ😡😡感覚だよ、君は😡😡😡」と声を荒げた!
シラカワが横からオーナーに、
「おそらくダヴィンチほどの大家は、感覚で高橋留美子をキャッチしてたんではないんでしょうか?」とアホな補足を入れると、
オーナーは、
「絵画の世界は直感で予見はあまり意味をなしません」と答えた。
エガワはイラつき出して、
「御託を言い合う暇は無いんだよ❗️この、ダイエット前のモナリザの価値は300億はするんだ!それを君に特別に300万にまけて売ろうというんじゃないか!ハヨ買いたまえ!」と上から目線に言いまくった。
オーナーは、
「わかりました。けど300万はお払いいたしません。300円で引き取らせていただきます」と答えた。
エガワは超ギレ🤬して葉巻きを振りまくり、
「君ほどの石頭は見たことがない❗️300億の絵を300円で売れだの、失敬では済まされん❗️❗️実刑や❗️❗️❗️」
と叫んだ拍子に、
激怒状態で気づかずに、
葉巻きの火の付いた方を口に入れて、
絶叫した😱😱😱❗️
オーナーはやさしく、
「ご主人。私どもにとって、ダイエット前のモナリザなど価値がございません。ダイエット後のモナリザのみが価値を有するんです。けれど、300円ではなく3000円お支払いいたしますので、お口の火傷のお手当てとされてください」と言った。