
横須賀彗星が、
六番目の彼女のカレンとデートする為、
先に、
待ち合わせ場所に行き、
スマホ📱で動画見ていた。
買ったばかりのサマーブレザーで決めてた横須賀彗星は、
映えてるオトコをその日も演じてみたかった。
が、
ナニか、
遠くから視線を感じた。
それで、
視線を感じる方向に目をやると、
うさぎの着ぐるみのオヤジが人参🥕かじりながら、
横須賀彗星を見ていた。
横須賀彗星が立ち上がり、
うさぎオヤジの近くに行こうとすると、
うさぎオヤジも後退した。
横須賀彗星が立ち止まると、
うさぎオヤジも立ち止まった。
横須賀彗星は感情的になって、
うさぎオヤジのところに駆け出すと、
うさぎオヤジも駆け出した。
こうして、
理由もない、
横須賀彗星とうさぎオヤジの追いかけっこが30分も続き、
結局、
横須賀彗星がうさぎオヤジのそばに行くことは不可能やった。
横須賀彗星は追いかけっこのせいで、
汗まみれになって、
デートの待ち合わせ場所に戻った。
カレンが不機嫌そうに待っていた。
そして厳しく、
「時間厳守でお願いします!」と言ったけど、
横須賀彗星はスルーした。
カレンは横須賀彗星を頭のてっぺんから足のつま先まで眺めて、
「ナニがあったの😳❓汗まみれじゃないの😳😳❓」と問うと、
横須賀彗星は吐き捨てるように、
「るせえ❗️」と怒鳴って、
タクシーを停めた。
そしてカレンと乗り込み、
タクシーを走らせた。
タクシーが走り去ると同時に、
横須賀彗星の三番目の歳上の元カノのアリスが、
ダチのしのぶとともに現れた。
しのぶはうれしそうに、
「これで横須賀彗星に捨てられたあんたの仕返しは終わったわね。あいつ、汗臭いわよ。カレンに嫌われるわ」と言うと、
アリスは、
「そうだけど------復讐するって虚しいわ」と呟いた。
しのぶはレジ袋にたくさん入れられた人参🥕を、
うさぎオヤジに渡して、
戻ってきた。
そしてアリスに、
「望みと憧れは掴むことなんか出来ないわ。オヤジと横須賀彗星みたいに、いつまでも追い続けて、最後は諦めるのよ」と言うと、
アリスは、
「あんたの考えた復讐は教訓的ね」と感心しながら、
二人で飲み屋街へと歩いて行った。
なお、
このような出来事があっても、
横須賀彗星とカレンは別れていない!