
オノウコの母ママウコは、
朝から続く頭痛に苦しんでいた。
そして、
パパウコに、
「頭が痛くてたまらん」と言った。
そしたらオノウコが、
携帯で親戚のババさんに電話して、
「おばさん。お母さんが頭痛で苦しんでるわ。香典の用意をするのよ」と言った。
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いた!
パパウコは悲しそうに、
「頭痛薬買う金があったら---」と嘆いた。
そしたらオノウコが、
「ATMをゆすったら、少し出てくるかもよ」と言った。
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いた!
するとパパウコが、
「足湯したらいいらしい」と言ったので、
オノウコはたらいにお湯を入れて、
自分の足をつけて、
「気持ちいいわ」と喜んだ。
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いた!
パパウコはオノウコに、
「お母さんの首をマッサージしなさい。頭痛に効くから」と言った。
そしたら、
オノウコは台所から包丁持って来て、
「お母さん。少し痛いわよ」と言った。
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いた!
気がつけば、
ママウコの頭痛は回復していた。
が、
お玉で叩かれ過ぎたオノウコが頭痛になった。
オノウコは、
「頭が痛いわ。病院に行くから100万円ちょうだい」と言った。
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いた!
オノウコは仕方なく、
頭痛が治るように、
唱題元締めの家に行き、
拝んでもらった。