
ピアノの腕は一流と、
自負していたサチヨは、
市営のオーケストラに所属していたが、
指揮者と、
度重なる意見の相違から、
ここはイケん!と言って、
楽団を辞めた。
が、
あまりの上から目線のサチヨに対して、
他の楽団は、
拒絶の二文字の意思表示をしたので、
サチヨは、
演奏の世界で孤立した。
同時に、
勤めていた会社が倒産。
糧を求めての日常を過ごすことを余儀なくされる。
そんな時、
とあるレストランの、
ピアノ演奏者の募集情報を耳にしたサチヨは、
応募してみた。
そしたら、
レストラン社員としての演奏者として採用が決まった。
それで、
初仕事の食事会。
高級感漂う一流料理の匂いの中で、
ピアノ演奏していたサチヨは、
一食抜いたことを後悔した。
匂いが凄まじく、
空腹に苦しむサチヨを、
びんびん襲う👍💯
遂に、
サチヨのお腹が鳴り出したが、
咳払いしてごまかした。
けど、
腹は、
次々と鳴り出す。
結局、
お腹の鳴る音が大きくて、
客一同の視線を受けた😦
すると、
小さな女の子が、
パセリ持ってきて、
「食しあそばせ」言うて、
お辞儀して、
サチヨに手渡しした。
サチヨは思った。
結局私はピアニストよりも、
ただのレストラン社員😢
けど、
パセリより、
みんなが食ってたカツレツが食いたかった😭