ZZR1400に乗る原坊の日記。

カワサキZZR1400、2010年式のことをダラダラ書いています。アクセル全開はしま(できま)せん。ビビリミッター作動!

warashibeさんのイカリングを取り替える。

2017-06-24 20:15:00 | 改良(not改造)

先日、warashibeさんからLINEでこんな写真とともに「車検に出したらヘッドライトオフスイッチの配線を直結された上、イカリングがひとつ消えて戻ってきた」と連絡が。

ヘッドライトに関しては、一昔前に常時点灯義務化が製造段階での年式に応じて決められていたんですね。ちょっとここは不勉強でした。
で、問題はイカリング。

なんで一個消えた?ヘッドライトのアースラインに噛ませてるオフスイッチは、どうイジろうともイカリングには営業しない。
イカの電源ラインの配線を引きちぎった?
いや、それなら先にインバーターに繋がってるから片側のセット、2個とも消えなきゃおかしい。

んんんん????

ということで

本日呼び出しに応じていただきました。
warashibeさんちにお邪魔しても良いんですが、工具だの安定化電源だの、必要に応じてなんでも揃えた原坊の家のほうが便利なんで(笑)

んー、確かに消えてる。1個だけ?寿命なのか??ccflだぞ???

で。5分後

見るも無残な姿に(笑)

部屋にはスライムだけ持っていきます。

あ、ここで気づいたお笑いアイテム。

サイドスタンドが靴を履いてます。百均に売ってるらしいっす。

さぁ、部屋で改めて安定化電源に繋ぐ。

どーゆーことなのか。バラすしかありません。あ、バラした写真を撮り忘れました。
ライトユニットを外すときに、warashibeさんから「左側だけ、歪んでるのかレンズがカウルから飛び出てるんだよね」と。
確かに、左側だけロービーム側が2ミリか3ミリほど出っ張っている。ステーが曲がってるんですかねぇ、と話しながら、このときはこれが後に起きるトラブルの解決策のヒントとは気付きもせずライトユニットを外し、殻割りするにあたって、留めたはずのツメが外れていることに気付く。

あれ?1年半前にこんな作業したのか?原坊。歪んでて外れたの?とこの時も後に起きるトラブルの解決策のヒントとは気付きもせず。

そして殻割りしましたが、結論、原因がわからず、インバーターの先の分岐までは問題なし。イカのリングだけがイカれてる。

このころ、warashibeさんから「このバイク光軸調整ってどうやるの?」と質問。
原坊は「ここを回すと左右で、こっちが上下ですよ。実は、ブログでよく見られてるのも光軸調整の記事なんすよ」と回答。これも後に起きるトラブルの解決策のヒントとは気付きもせず、作業を進めてました。

交換作業に入りました。今回のイカリングは、同じccflですけど仕様が違いまして、裏蓋はボンドで留まってまして、ワイヤーを入れる隙間とかありません。
プロジェクターランプのベゼルにある切り欠き(ポンチで指してるあたり)にあわせて、拡散カバーに穴を開けるため、ポンチで位置決めの刺激を、中のccfl管に気をつけながら食らわします。

位置決めしたら、今度はピンバイスという、要は小さいキリを使って穴あけ。このピンバイス、片手で位置を決めたまま穴あけできるので超便利。

今回は前回のときと違って極細のワイヤーを用意しました。
前のよりももっと目立ちません。
ってゆーか、ZZR1400でイカリング化したら、ワイヤーは見えないと言っても良いです。

で、切り欠きに合わせてワイヤーをベゼルの裏側で捻って締め付け。

で、点灯チェックしてから殻割りしたレンズを付けてからが長かった。。。さっき記述したトラブルっす。

1時間半かからずに交換組付けを終わる予定が、結局のところこのトラブルのせいで4時間ほどかかりました。
レンズを取り付けて、アッパーカウルに組み付ける前に点灯チェックしてみたら、またロービーム側だけ不点灯。

はい???なんでさ!配線噛まないように気をつけたぜ、原坊は。

で、また殻割りして、チェックするけど配線に噛んだあとはない。

納品されたときに点灯チェックしてあったし、初期不良が今更か?それもたまたまロービーム側に付けたのがか?そんな偶然あんの?まさかねぇ。

で、2個セットで外したほうのイカリングのうち、ハイビーム側に付いてた点灯するイカリングを再利用しましょうということで、改めて配線の取り回しも変えて、アウターレンズをハメる。
このとき、イカリングを光らせたままでやってみた。

配線は噛まないのを確認しつつ嵌め込む。
かぶせて、位置合わせして、押し込む・・・






ボシュッ。




なんか妙な音がして、またロービーム側だけイカリングが消えた。

原坊「音、したっすよね?」
warashibeさん「いま、したよねぇ?」

アウターレンズを外す。配線が噛んだような状況はない。
なんだ?何が悪いんだ?前回は何も起きずに嵌め込んだぞ?
その後にあったのは、車検だけ。

この時点でも「車検」ってのが解決策のヒントとは気付きもせず。

で、改めて予備で買っておいた(というか、明るさが違ったら困るから、左右分ので合計4個のイカリングを買っておいた。)新品のイカリングを取り付けにかかる。ただ、解決策もなくまた不点灯では困るんで、かなり慎重に調べつつ。
で、アウターレンズをあてがうときにあらゆる角度から見ていて、発見した原因!

イカリングにアウタレンズのベゼル部分が接触してるじゃないか!
なんで?当たるような状態じゃなかったのは、初めて原坊のをイカリング化したときに確認したぞ?warashibeさんのだってそうだったはず。

ここまでカワサキクオリティなのか?左右で違う?

と、解決策も見当たらないままアウタレンズ側のベゼル、ホットナイフでカットすることに。

こんな感じで。

で、カット作業しながら気づいた。
これまで散々ヒントがあった原因。


→車検により光軸調整をした←

これですよ。
ZZR1400は、上下の光軸調整が外側上方にある10ミリのボルトで、そして左右の光軸調整がフロントフェンダー脇からドライバーを斜めに差し込める、ヘッドライトAssy内側の下方にあるギアタイプのボルトで出来るんですが、この左右の光軸調整こそが不点灯の原因でした。

光軸を左に向けた結果(向け過ぎな気がするが)灯体のロービーム側が前に出てきて、アウタレンズ側のベゼルにイカリングを押し付け、押し潰して中のガラス管なccflを割ったんですな。

で、無理に回して行った結果、イカリングを割るわ、アウターレンズを留めてる爪が外れ、ロービームのアウターレンズがアッパーカウルから飛び出す状況になった、という話でした。

で。当たらないようにカットした上で、光軸もちょっと引っ込めて。
しっかりハマって

イカ点灯!
エンジンかけて

はい、ばっちし!

あーよかった、原因わかって。

warashibeさん、時間かかっちゃってすんませんしたっ!


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2 コメント

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ありがとうございました (warashibe)
2017-06-24 22:52:11
原坊さん
本日は本当にお世話になりした。
全く予想だにしなかった原因でのトラブル。
原因が分からないままの作業から、本来やらなくても良い作業迄やってもらい、最後はキッチリ仕上げて頂きました。感謝感謝です。良い勉強になりました。
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Re:ありがとうございました (原坊)
2017-06-24 22:56:34
いやいやwarashibeさん、趣味ですから(笑)
エアーサンダー手に入れたら、あの部分をキレイに仕上げたいです。そのうち小型のコンプレッサー買っちゃうかもしれません。
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