映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

自粛の春

2020-02-27 19:49:00 | 歳時記雑感

5時半過ぎの早朝出勤、年始には闇の中にあった風景もこの処東の空は薄っすらと明るさを見せるようになってきた。
横浜から東京までの東海道線がコロナ騒動の煽りで時差出勤する人の影響で増えている。

世の中はまたぞろ、自粛ムードの再来だ。
遠く昭和天皇崩御あたりから始まって、神戸東北の震災後も日本国中お祭りごとは自粛ムードの中で中止されてきた。
これから桜が咲く春がやってくるというのに、あれもこれもまた取り上げられてしまうのかな。

夏のオリンピックまでには終息して、元気な日本の姿を世界中に見せたいものだ。

早春 七福神巡り in 鶴見

2020-02-23 20:40:00 | お遊び
2月三連休の日曜日 人気の無い住宅街に遠くからヘリコプターの音が降ってくる 
 静かだ 
   
 横浜市内の七福神巡りの続き
今日は鶴見区を歩く

  

大本山總持寺で御朱印をいただこうとしたら 
コロナの影響なのか受付してないとの張り紙が

 

もう春の陽気にスニーカーを履く足は戸惑う 

冬ドラマ中盤に

2020-02-21 21:48:00 | 旧作映画、TVドラマ

2月も終わろうとしている。今期冬ドラマも中盤。今のところ2勝2敗2引き分けみたいな。


ゆるキャン△
ここまでアニメを忠実に実写化しているとかえって清々しい。
当然だけど実写化のリスクは漫画的なキャラクターをどこまで再現できるかということ。その一番の問題点をクリアできたのが清々しさ(違和感のない登場人物)の理由だと思う。主要キャラであるリンちゃんはじめ女子高生5人はもとより、なでしこ姉を演じている柳ゆり菜がぴったりだ。
実写化のメリットはやっぱりロケーションだろう。アニメではどんなに美しく描いても本物の自然には敵わない。主題がアウトドアキャンプなので、富士山周辺の美景がふんだんに味わえる。
他愛のない女子トークの行間にひっそりした冬キャンプの静謐さなんかが醸し出てくると、前クールの傑作キャンプドラマ「ひとりキャンプで食って寝る」に匹敵するドラマになるかもしれない。テレ東の深夜ドラマ本当に侮れないな。

コタキ兄弟と四苦八苦
回を追うごとに面白さと凄みを増してゆく。野木亜紀子いったいどこまで描こうとしているんだろう。
サブタイトルは多分仏教用語なんだろうと思う。生きる苦しみを笑いに包みながらしんみりみせてくれるこんなドラマ、最近は観たことないな。
四話の樋口可南子は凄かった。彼女じゃなきゃあの空間は生まれなかったと思う。レンタル親父兄弟が不器用に回りくどく死の苦しみを癒そうとする姿に涙が出る。五話では絶妙な会話劇を堪能できた。喫茶店のウエイトレスさっちゃんを演じている芳根京子が良い。朝ドラのヒロインでは今一つ開花できなかったけど、普通の女の子を飄々と演じると面白い。六話でダメ弟二路がタワマンに住むセレブ達にダメ夫の矜持を啖呵切るところも良かった。裏でダメ兄一路が二路の娘と会っている構成も見事としか言いようがない。
野木亜紀子オリジナル脚本史上、「アンナチュラル」を超える傑作になりそうだ。

恋はつづくよどこまでも
ベタな少女漫画だと割り切っているけど、そろそろ辛くなってきたかな。
恋愛パートはそのまま漫画的にやってもいいけど、もう少しお仕事パートで感動的な挿話を用意しないと飽きられちゃうんじゃないかな。佐藤健のドSキャラを楽しむドラマになってきている。

伝説のお母さん
こちらも段々説教臭くなってきて、ゲーム感覚のウキウキ感が無くなっているように感じる。
働く女性の息苦しさを面白く皮肉たっぷりに描くのは今日的で良いのだけれど、あんまり切実にやられちゃうとドラマとしての躍動感が失せてしまい重くなる。結局伝えたい事も伝わらない。難しいけどNHKの力量なら克服できるんじゃないかと期待して今後も観ていく。

シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う
リタイア。あまりにも脚本演出とも陳腐。役者が可哀そうで観ていられなかった。

スカーレット
こんな迷走した朝ドラは初めてかもしれない。
離婚の理由も感情もよく分からないし、陶芸家として成功するまでのドラマチックな描写も無い。このドラマ何を応援すれば良いのやら皆目見当付かない。烏丸せつこそのまま派手なババアになったなぁと、そんな事しか思いつかない。大阪制作このところ不調だ。