毎日観ている「半分、青い」の主人公鈴愛を演じてる永野芽郁が好き。
還暦間近のおっさんだけど、本当に可愛い。
「俺物語」
馬鹿にしていたけど、凄く面白かった。
永野芽郁が可愛いので、CSで放映されていた作品をことごとく観た。
「ひるなかの流星」 芽郁を堪能するには良いけど、映画は退屈だった。
「帝一の国」映画は大変楽しめたが、芽郁があまり魅力的ではなかった。
「ミックス」去年の観賞時にも触れたが、芽郁の違った魅力が味わえる。
そして、芽郁の現在のところベストフィルムが「俺物語」。
原作は異色の少女漫画らしい。
貸してくれる人がいたので読みはじめてみた。
大体いつもそうだけど、漫画原作の映画化作品は予備知識を付けないで観る事にしている。あの「海街diary」も映画を観た後に原作を読んだ。
小説と違い、具体的なビジュアルをもつ漫画は、どうしても現実(実写)との違和感を感じずにはいられない。
下手な脚色や演出だとカット割りまで漫画のコマ割りと同じになってしまう。
原作至上主義の盲目的ファンにとってはそれで良いのかもしれないが、映像としての躍動感を期待していると映画化された意味が無くてうんざりさせられる。それは実写だけに言えることではなく、アニメでも同じことだ。単にキャラクターが同じ姿格好で動けばいいというものではない。
突き詰めると、結局、脚本(脚色)の良し悪しであることが分かる。
前述したとおり原作漫画は読みはじめたばかりなので、どんな工夫がなされているのか結論めいたことはここに記すことはできないが、驚くことに映画の結末は原作単行本初巻の半分で終わりだ。「主人公とヒロインが相思相愛(ラブラブ)でした」が映画の結末だから、単行本13巻の1/26の分量で2時間の映画が作られている。原作において付き合いはじめてからのエピソードを、映画版は相思相愛だと気付くまでに配置しているから単純に1/26だとは言えないけど、それにしてもこの脚本構成は飛びぬけて優れている。
こんなに原作の段取りを弄繰り回しても物語の起承転結がしっかりしていて、キャラクターが生き生き描かれていた事が凄い。まあそれだけで十分面白い脚本なのだが、原作の持つニュアンスを全く損なっていないことも特筆したい。
そんな脚本(脚色)を書いたのは、野木亜紀子だ。
そうだったのか!ノーマークだった。
もっと早く知っていれば、最初から気合入れて観たのに。
永野芽郁を観たくて適当にながら観をしたのだが、ヒロインの永野芽郁がめちゃくちゃ可愛いだけじゃなく、男の友情も主人公の熱いハートもガンガン伝わってくる気持ちの良い佳作になっている。ラストクレジットで野木亜紀子の名前を見たときに反省した。脚本家の才能と力量でこうも作品が輝くんだ。と。