現場力(げんばりょく)

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憲法改正がきらい?

2011-04-01 | 原稿のこぼれ話

日本人は、憲法改正がきらい。

だと思う。

日本国憲法は、1947年に施行されてから、

一回も改正されていない。

しかし、これまでの歴史を見ても改正は、ほとんど行われていない。

大宝律令から現在までに憲法改正が行われたのは、2回。

1回目は、大宝律令から養老律令に改正。

2回目は、大日本帝国憲法から日本国憲法に改正。

しかし、2回目は、戦争に負けたという大きな要因がある。

さらに、1回目も現在の感覚での改正とは、いえない。

したがって、日本人は、自主的な憲法改正の経験がないといえる。

 

変な話しだが、養老律令の廃止が宣言されたこともなく、形式的には、

大宝律令が明治初期まで存続していたことになる。

さらにいえば、聖徳太子の作った十七条の憲法も形式的には、存続していた。

 

大日本帝国憲法は、不磨の大典と言われていた。

不磨とは、すり減らないほど立派な基本法律という意味で、

憲法発布勅語に「現在及将来の臣民に対し此の不磨の大典を宣布す」

という言葉がもともとだった。

この意識が働いているのは、もとより、

井沢元彦氏によるとろこの「言霊信仰」があるのではないか。

改正をするというのは、以前の憲法に不備があったということ。

論理的に考えれば、当然のことだが、

言霊からいうと間違っていたことを信じていたことになる。

これを本能的におそれているのではないか。

 

 

 


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