一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山……開花したウメバチソウと、4弁、6弁、白花のムラサキセンブリを楽しむ……

2021年10月01日 | 天山・彦岳


10月1日(金)

もうそろそろウメバチソウが開花する頃だと思い、
天山に登ることにした。
下界は晴れていたが、
天川登山口に着くと、ガスっていた。


出発。


草刈りがされていて歩きやすくはなったが、
ツルニンジンなどの山野草も一緒に刈り取られてしまい、
淋しい道となっていた。


ゆっくり登って行く。


いつもの場所でパチリ。
ガスっていて何も見えず。


途中、雨が降ってきた。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


稜線散歩へ。


真っ先にウメバチソウの花を確かめに行くと……
「咲いている~」


開花したばかり。




やっと逢えたね。


嬉しい~


雨に咲く花。


稜線は雨風が吹き荒れていたけど、
今日、天山に登って良かった~


ずっと見ていたい気分。




稜線には、アキノキリンソウが目立って増えてきた。




見ているだけで楽しくなる。


サイヨウシャジン、


ツルリンドウ、


マツムシソウ、


キュウシュウコゴメグサは、
次第に花の数が減ってきた。


現在の主役、タンナトリカブトはピークを迎えている。




リンドウと、


ホソバノヤマハハコは、
雨が降っていたので開花していなかった。


晴れないと開かないイメージがあるセンブリだが、
雨の中でも開花していて嬉しかった。




いつもの場所へ行ってみるが、何も見えず。


本日の「天山壁」。


センブリと違ってムラサキセンブリは全天候型で、
どんな状況でも花が開いている。


だから雨の日でも観察できる。


ムラサキセンブリは、基本、花びらは5弁だが、




稀に、4弁や、


6弁の花がある。


逢えると嬉しい。


そして、
ムラサキセンブリというくらいだから、
花の色は基本「紫色」なのだが、




「薄紫色」や、


「白」に近い花もある。


「紫」と「白」が同居した株。


こちらは、ほぼ「白花」。


そして、完璧な「白花」のムラサキセンブリ。


今日は、ウメバチソウの花も見ることができたし、
4弁、6弁、白花のムラサキセンブリも楽しむことができた。
今日も「一日の王」になれました~


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