一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

訪問者数100万人突破記念・天山御来光登山 ……秋の花が咲き揃いました……

2014年09月28日 | 天山・彦岳
9月26日(金)で、
ブログ「一日の王」へのトータル訪問者数が、
100万人を超えた。

トータル訪問者数1000303
トータル閲覧数2538790


ブログ開設(2007年)してから2595日目、
約7年での達成である。
(それ以前の記事もありますが、それは後から付け加えたもの)
ブログ「一日の王」を始めた直後は、
毎日の訪問者は20人から30人程度であった。
私の個人的な「至福の時間」の記録なので、
「読んでくれるのは(当時所属していた)山岳会の仲間くらいかな……」
くらいにしか思っていなかった。
だから、アクセス数を増やす努力は何もしていないし、
ただ地道にブログを更新し続けただけである。
そんな地味なブログであったが、
次第に読んでくれる人が増えていき、
アクセス数もゆっくりとではあるが伸びていった。
2010年になると、1日200~250に、
2011年になると、1日250~300に、
2012年になると、1日300~650に、
2013年になると、1日650~800に、
2014年の今年は、現在、1日1000~1200くらいで推移している。
土曜、日曜、祝日、GWなどには、
1日の訪問者数が2000~3000くらいなることもあり、
今のアクセス数が続けば、
トータル訪問者数の200万人突破は、
2~3年後になりそうである。

読者の方から時々メッセージをいただくが、
若い方からお年寄りの方まで、
また、北海道から沖縄まで、
まれに海外の方からもメッセージが届くことがあり、
年齢、地域などに関係なく、
多くの人々に幅広く愛読していただいているようで、
嬉しい限りである。
これからも御愛読の程、よろしくお願いいたします。

というワケで、
「訪問者数100万人突破記念・天山御来光登山」
をすることにしたのだが、
本当は、今日の午前10時から午後3時頃まで用事があり、
空いている時間が早朝しかなかったのだ。(笑)

本日の佐賀県の日の出時刻は6時10分。
5時10分に車で家を出て、
天川駐車場に5時35分着。
ヘッドランプを装着し、すぐに出発した。


樹林帯を抜けると、次第に明るくなってきた。


もうすぐ山頂。


登山口から15分で、天山山頂に到着。
歩く距離(時間)が短いので、普段は天川登山口からは登らないのだが、
御来光登山のときだけは別。
急いで登るときには便利なルートだ。


サンドイッチと珈琲で朝食を摂りながら日の出を待つ。


6:10
太陽が顔を出す。


ズーム。


宇宙を感じる一瞬。


先日、川上弘美さんの短編集『猫を拾いに』の中の、
「旅は、無料」という作品を読んでいたら、
次のような文章が目にとまった。

地球上の生活には金がかかるかもしれないけど、
太陽のまわりを年に一周する旅が無料でついてくる。


地球はよく宇宙船に例えられるけれど、
こうして川上弘美さんにあらためて語りかけられると、
「そうだな~」と思ってしまう。
なにもあたふたと遠くまで大金を投じて旅をしなくても、
地球の住人は、居ながらにして凄い旅をしているのだ。
地球という宇宙船の窓から見えるのが、太陽や月や星。
太陽や月や星を見るたびに、
空や雲を眺め、風を頬に感じるたびに、
私は宇宙を感じ、
旅人としての自分を自覚する。
御来光はまさに、地球という宇宙船からのスペシャルな眺めなのだ。
ヒマラヤで見ようが、
北アルプスで見ようが、
くじゅうで見ようが、
天山で見ようが、
自宅の窓から見ようが、
太陽はひとつ、
同じ太陽なのである。
村岡花子さんではないが、「想像の翼を広げて」みれば、
我々はどこにいても特別な眺めを楽しめる。
な~んちゃって


私は「足長星人」である。(爆)


さて、明るくなったことだし、
稜線散歩に出かけよう。




朝陽を浴びて嬉しそうなマツムシソウ。


美しい~


タンナトリカブトも朝陽を浴びて気持ち良さそうだ。


ホソバノヤマハハコは花の盛りをやや過ぎたけれど、
朝陽を浴びて輝いている。


意外な場所でウメバチソウを見つけた。


そのなんと美しかったことか……


リンドウも咲き始めていた。


センブリもあちこちで見かけた。




私の、今日一番のお気に入り。


ムラサキセンブリも咲いている。


朝陽の当たらない場所でひっそり咲いていた花。


いいね~


リンドウ、センブリ、ムラサキセンブリが咲き出したので、
天山の秋の花はほとんどが揃った。


「みなさんの手で天山の自然を守りましょう」


本日の天山壁。


場所は……「教えない」(笑)


さあ、秘密の散歩道へ。


アキチョウジが過剰なほど咲いている。


終盤を迎えたはずのシギンカラマツも群生している。


ツクシミカエリソウはピークを過ぎた感じだが、
まだまだ元気。




レイジンソウも頑張っている。


タンナトリカブトの群生地へ行ってみると……


「スゴイ!」の一言。


花をかき分けて進みました。(笑)


前回お伝えしたツルニンジンも、


大変なことになっていた。


この蕾が全部開花すれば、さらに凄いことになる。


それにしても美しい~


アケボノソウや、




シロツリフネなどを観賞し、
帰宅の途に就いた。


今日も「一日の王」になれました~

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