一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

涌蓋山 ……小国ルートで「秋の花」を、地蔵原ルートで「紅葉」を楽しむ……

2016年10月30日 | その他・佐賀県外の山


今日は、ヤスさんとの山行の日。
最近は、仕事が忙しくて、なかなか山へ行けなかったというヤスさん。
秋の花もまだ楽しんでいないとのこと。
「できれば、秋の花と紅葉を同時に楽しめる山をお願いします」
とのリクエスト。

くじゅうへ行こうかと思ったが、
長者原や、牧ノ戸や、男池などを起点とするくじゅうの山々は、
今日(10月30日)あたりは、大賑わいだろう。
そこで思いついたのが、涌蓋山(1499.5m)。
くじゅう山群の西端で、
自己主張をせず、
どことなく孤独な面持ちで佇んでいる涌蓋山。
「どの山へ行こうか」と迷ったときに、
ふと思い出される、ちょっと気になる山。
だからといって、決して期待を裏切らない。
2014年6月1日にミヤマキリシマを見に行ったとき(←クリック)にも、
期待以上の姿を見せてくれた。
今日も、我々に感動を与えてくれるに違いない。

7:50
小国(はげの湯)登山口駐車場に到着。
一番乗りだ。


8:03
出発。
おやっ、ヤスさんの後ろを歩いているのは……


アキさんでした~
「秋にはアキさんでしょう!」
ということで、本日、御登場願った次第。


アキさんとは、
6月5日に平治岳へご一緒しているので、
今年(2016年)は今日で2度目になるが、
アキさんと前回「紅葉登山」したのは、2010年11月7日。(←クリック)


実に6年ぶりだ。
今日は、アキさんの力で、秋の花と紅葉を楽しませてもらおう。(笑)

しばらく登ると、盆地にできた雲海が見えた。


ゆっくり登って行く。
すすきの原が美しい。


ここで、秋の花を楽しむ。
アキノキリンソウや、


アソノコギリソウが咲いている。


大好きなウメバチソウも咲いていた。
嬉しい。


ヤスさんの好きなヤマラッキョウも咲いていた。


こちらは、超豪華なヤマラッキョウ。
ヤスさん、大喜び。


振り返ると、はげの湯温泉郷の湯けむりが……


草原を出て、
樹林帯を抜けると、


林道に出る。


見上げると、紅葉が……


林道を10分ほど歩き、
第二登山口から再び登り始める。


コナラ林の中を歩いて行く。


途中の見晴らしの良い場所で、万年山が見えた。


終わりかけのホソバノヤマハハコや、


季節を間違えているミヤマキリシマを見ながら高度を上げていく。


すると、紅葉した木々が見られるようになってきた。


南側の女岳方面の紅葉が美しい。


いいね~


秋を撮るアキさんを撮ってみた。
(傍らには返り咲きしたミヤマキリシマ)


もうすぐ山頂。


10:11
涌蓋山山頂に到着。
アキさんは、久しぶりの山頂とか。


山頂からも紅葉を楽しむことができた。




くじゅう連山や、


阿蘇山の眺めを楽しみ、


傍らの美しいリンドウを愛でながらのランチ。
美味しかった~


下山は、地蔵原ルート。


10:49
ここから下って行く。


樹林帯に入ると、そこは紅葉の世界。


期待以上の紅葉ルートだった。


あっちも、


こっちも、美しく紅葉している。


アキさんも激写につぐ激写。


素晴らしいの一言。


黄金色に輝く。


落葉までもが美しい。


下山を地蔵原ルートにして良かった。
アキさんも大満足。


紅葉を楽しみながらゆっくり下って行く。




太陽の光が当り、
紅葉が輝き始める。


得も言われぬ美しさ。


11:47
紅葉を存分に楽しんだ頃、
林道(42支線)に出た。


「お疲れ様でした~」
ここからは林道を歩いて出発点へ戻る。


林道沿いの紅葉を楽しみ、




ムラサキシキブの美しい実の色を愛で、


また、会話を楽しみつつ、歩いて行く。


林道歩きもまた楽し。


12:40
小国(はげの湯)登山口駐車場に戻って来た。
約4時間の山歩きであった。(休憩、昼食時間を除く)
駐車場は満車になっていて、ちょっとビックリ。


グルッと周回し、
小国ルートで、秋の花を楽しみ、
地蔵原ルートで、紅葉を楽しんだ。


ヤスさんも、アキさんも、「大満足」とのこと。
今日も「一日の王」になれました~


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