一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

八幡岳 ……オオキツネノカミソリの葉が茂り、新緑が芽吹き、春の花が開花……

2022年03月23日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山
わが家の本棚にあった川本三郎のエッセイ集『旅先でビール』(2005年刊)を再読していたら、 あとがきに次のような文章があった。 昨年、六十歳になった。自分でも信じられないくらいにあっという間の還暦だが、年齢を取るといいこともある。「もう年齢だから」という理由で、世間づきあいを減らしてゆくことができること。 その結果、静かな、自分だけの時間が増える。 (中略) 開高健の『耳の物語』という小説の . . . 本文を読む