tako(タコ)のアコギな日々

アコギや機材に関する事などを書いています。

レインソング Rain Song(エレアコ)奮闘記・完結(iRig acoustic stage編)

2019-11-25 12:25:00 | アコギの話題いろいろ
ども、takoです。

さて、ここまで全部読んでくれた方がどれだけいるのかはわかりませんが笑、Rain  songの音作りに翻弄された3ヶ月間でしたが、ここでとうとうひとまずの決着がつきます。

前回の記事で
オールグラファイトのRain songに穴を開けて大丈夫なのか?
ギターからの出力を2つにした場合、どうやって1つにしたらいいのか?

という課題が最後に出てきたわけですが、この2つの課題を一気に解決する機材をみつけたのです!




どーん!

iRig acoustic stage!

これ、知り合いのギタリストさんが使っていたのですが、ふと思い出したのですが、これ、すごくいいんです!


まず、これがどういう製品なのかと申しますと、

この「iRig acoustic stage」の前身として、「iRig」「iRig2」などの製品があったんですが、もともとはiPadやiPhoneに接続して録音するためのオーディオインターフェースだったんです。

↑四角いところにギターケーブルを繋いで、反対側はiPadのイヤホンジャックに繋げば、ギターとiPadを直接つなげます。

比較的安価で細かい設定要らずにギターとiPadを接続出来る、というところがウリなんですが、残念なことに、これエレキ用の製品だったんですね。

僕も購入して試してみたんですけど、アコギの音はうまく拾えませんでした…。




しかし、その後、なんとこの「iRig」シリーズにアコギ用のものが発売されたのです!
その名も「iRig acoustic」!!(まんまやん)



実はtakoも持っています。

それまで「iRig」シリーズは、全てライン録音としてしか使えなかったのですが、なんとこの「acoustic」は、三角の部分がマイクになっているんです。

つまり、エレアコじゃない生のアコギも録音出来る!という、宅録を主にしているtakoにとっては革新的な機材でした。

また、このマイクの性能も素晴らしいんです。
マイクの宅録、って難しいんですよね。
いい角度にマイクを配置したり、雑音が入らないように静かに録音したり、結構気を使って演奏しなきゃならないんです。

しかし、この「acoustic」のマイクは、アコギに簡単に取り付けられるので(後述)、アコギ からiPadへの接続は超簡単なんです。かつ、雑音がほとんど入らないんです。
よっぽど大きな音を立てないとアコギ以外の音が入らないので、ホントに簡単に宅録が出来るんです。

ちなみに、takoの音源はこれで録音しております。↓


いかがです?
意外といい音するでしょう?笑





さて、この革新的なマイクも録音機材なので、ライブで使えるものではないんですが、その後発売されたのが「iRig acoustic stage」。なんと、あの高品質のマイクがライブで使える!という夢のような機材なのです!





僕はこのRain song問題があるまでは使っていたTaylorで十分な音質だったので、今まで気にしてなかったのですが、この製品1つあるだけで、今後ギター選びの基準がガラッと変わるな、と思いました。
この「stage」、インブリッジピエゾが搭載されているエレアコと組み合わせると抜群の威力を発します。




それでは、この「iRig acoustic stage」について詳しく説明していきましょう。




↑「iRig acoustic stage」の中身としてはこんな感じです。
「acoustic」の時と同じ三角のマイクとそれに接続できる四角い箱が本体です。
ちなみに大きさはスマホより一回り大きいぐらいです。


まず、「acoustic」にも通じる話で、マイクをどうアコギにつけるかなんですが…

アコギのサウンドホールに引っ掛けるだけ
なんです。




三角のマイクを横から見るとこんな感じになってて、ここのくぼみをサウンドホールに引っ掛けるんですね。






こんな感じに。

なんとマイクはこれだけでセッティングOK。

これを本体につなげるわけです。


さて、続いて本体で何ができるかなんですが、

三角のマイクの音とシールドの音を本体でMIX出来るんです。

この機能には非常に驚きました。





↑ここが本体の上の部分で、入出力をする面です。
三角マイクは「IN」に差し込み、エレアコからのケーブルを「AUX」に差し込み、「OUT」からこの2つの入力をブレンドした音が出力出来るのです。




↑これが、いろいろツマミがついてる下の部分。
まぁ「VOL」はボリュームですね。
「MIX」というツマミがかなりの曲者で、「IN」と「AUX」の出力の比率を操作出来るんです。

例えば、「MIX」のツマミを12時の位置にしていれば「IN」50%「AUX」50%で出力出来、3時ぐらいにしていれば「IN」70%「AUX」30%(逆かもしれない)、てな具合ですね。
よくわかんなければとりあえず12時の位置にしておけば、エレアコ本来の音と三角マイクの高品質の音がいいブレンドになります。




↑あと、表面のボタンが2つあります。
「TONE」ボタン、これがまた素晴らしいんです。長押しするとキャリブレートモードというモードになり、このモードのままジャカジャカ鳴らすと自動でいい感じにイコライジングしてくれるんです。
モードもNATURAL,WARM,BRIGHTから選べて、自分の好みの音質に自動で調整してくれます。NYLONも選べるのでガットギターにも対応出来るようです。
この機能は、機械に弱いtakoにとっては非常に嬉しいですね笑
ちなみに「CANCEL FEEDBACK」はハウリングした時に長押しすると、ハウリングを除去してくれる便利機能。こちらもライブではなかなか役に立ちそうです。

というわけで、導入してさっそくライブやってみました。


いかがでしょうか?




さて、これだけ簡単にデュアルピックアップシステムに近い形を導入出来るこの「iRig acoustic stage」ですが、
いくつか難点があります。

1.音量が小さい
家で試してみても結構音量が少ないです。
ライブでは本体のボリュームはMAXにしてました。

2.コードでぐちゃぐちゃする
ギターからのシールドと三角マイクのケーブルが増えるので、ぐちゃぐちゃします。
僕は最近座って弾いてるので、本体をそのまま床に置いちゃうのでそこまで気にはならないですが。
本体はベルトやギターストラップに取り付けられるんですが、立ちながら弾くスタイルの人は少しケーブルやコードの取り回しは工夫がいるかもしれません。





まぁ以上の点を踏まえた上で、価格からしても、この音質はかなりコスパがいいと思います。少し、使い方にクセはありますが、今持ってるエレアコの音に不満がある方は、この「iRig acoustic stage」の導入も視野に入れてもいいかもしれません。







まだまだ導入したばかりですが、これからライブで積極的に使ってみて良い音を探していきます。


これからのライブでRain songちゃんをお披露目出来るのが楽しみです笑




というわけで、長々と全7回に渡って書いてきました。
全部読んでくれた方は本当にありがとうございます。

ではでは。



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