tako(タコ)のアコギな日々

アコギや機材に関する事などを書いています。

【アコギ おススメCD紹介⑧】谷本光 「Thanks To Music!!」

2020-03-03 12:01:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。

オススメのアコギCDをご紹介するコーナー、今回が第8弾となります!



さて、今回ご紹介するCDはこちら!


谷本光
「Thanks To Music!!」




さて、谷本光さんは、北海道生まれのギタリストでアコースティックギター1本のみで行う超絶技法の数々から《アコースティック・トリック・ギタリスト》とも言われています。

驚くべきは、16歳からギターを始め、その1年後にはプロとして活動を開始した、という天才ギタリストなのです!
数々の大物ギタリストのバックギタリストとして参加している他、CM音楽を手がけるなどを経て、今は中国を中心に活動しているそうです。

プロとしてデビューしてから、約17年ほど経つようですが、音源としてのCDアルバムは2枚しか発表されていません。
今回ご紹介する「thanks to music!!」は谷本光さんの1枚目のアルバムとなります。



さて、谷本光さんの超絶技巧はこちら↓




いやはや、技術も素晴らしいですが、楽しそうに弾くその姿も素晴らしいですねー。
こちら「夏空蝶」という曲は、谷本光さんの代表曲の1つです。


こちら、「夏空蝶」も収録されている「thanks to music!!」、ぜひ聴いてみてください!








ではでは!



【アコギ オススメCD紹介⑦】セルジオ・アサド 「ギター二重奏のための組曲『夏の庭』」

2020-02-21 12:06:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。

オススメのアコギCDをご紹介するコーナー、今回が第7弾となります!



さて、今回ご紹介するCDはこちら!

セルジオ・アサド 

「ギター二重奏のための組曲『夏の庭』」



さて、こちらいわゆる映画音楽のサウンドトラックなのですが、作中の音楽が全てセルジオ&オダイル・アサド兄弟のクラシックギター二重奏のみで作られています。

セルジオ・アサドは、ブラジル出身のクラシックギター奏者であり作曲家です。クラシックギターの二重奏の曲も多々発表しており、しばしば弟のオダイル・アサドと共に「アサド兄弟」という名で演奏をしています。
そして、セルジオ・アサドは、この「夏の庭」という映画音楽を全てクラシックギターの二重奏または独奏の曲のみで制作しました。



さて、僕がこのサウンド・トラックを知ったのは、「夏の庭」の映画を見たからではありませんし、原作の小説を読んだからでもありません笑

僕がこのサウンドトラックの存在を知ったのは、クラシックギターをやっていた頃に聴いていた、「ギタースタイル」というオムニバスCDに入っていた「Rememb rance」という曲を聴いたのがきっかけでした。





クラシックギターの名曲が多々入っている中で、その「Remembrance」という曲の美しさに圧倒されました。
優しいメロディと深い和音の響き、この曲の完成度の高さにすごく感動したのを覚えています。


「Remembrance」はこちら↓
本人演奏の動画などが見つからないので、プロの方の演奏をお聴きください。




この曲に魅力され、セルジオアサドの事を調べ、映画音楽に使われた曲である事を知り、このサウンドトラックに辿り着きました。


サウンドトラックを手に入れて、原作小説を読み、楽譜も手に入れて、ひたすらにセルジオアサドの世界観に浸った時期がありました。
ちなみに、映画はまだ観ていません笑


楽譜はこちら↓



↓映画はこちら




さて、このサウンドトラック、どの曲も映画音楽としてだけでなく、一曲一曲が非常に完成度が高く美しい曲ばかりです。


もともと有名な映画ではなく、サウンドトラック自体もネットでも見つけにくいですが、見つけたらギターファン、特にクラシックギターファンはぜひ手に入れていただきたいですね。





ではでは!











takoのライブ予定

2/29
北千住ジュースバーロケット

3/3
池袋サニースポット

5/10
下北沢ラグーナ


【アコギ オススメCD紹介⑦】Kaki king カーキ・キング 「Legs To Make Us Longer」

2020-02-18 12:08:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。

オススメのアコギCDをご紹介するコーナー、今回が第7弾となります!


今回ご紹介するのはこちら!

Kaki king カーキ・キング 

Legs To Make Us Longer





さて、Kaki king カーキ・キングは、オベーションギターを使用する女性ギタリストです。
タッピングやパーカッシヴな奏法を駆使した、独特の音楽性をもった楽曲を多々発表しています。
活動の中で、映画音楽にも携わるなど幅広く活動されています。





カーキキングは他のギタリストにはない感性を持っていると思います。その楽曲はとにかく、独特の音楽性を持っています。
オベーションのドライな音がカーキキングの音楽性とマッチして、唯一無二のサウンドを作り上げています。


今回紹介するアルバムはカーキキング2枚目のアルバムとなります。1枚目のアルバムは聴いていて正直退屈で、実はあんまり好きなアルバムではありませんでした。しかし、このアルバムから一気に現在のカーキキングらしさが出たアルバムだと思います。
カーキキングの奏でるアコースティックサウンドの1つの到達点と言えるでしょう。



それでは、一曲お聴きください。

トラック2
Playing with Pink Noise



最初聴いた時は、「なんだこの変な曲!?」と思ったのですが、何度か聴いているうちに中毒になってしまい、僕の中でいつまでも聴いていられる曲になりました笑

単純な奏法のようにも思えるのですが、実際にやってみるとかなり高度な演奏です。



 


では、その他のオススメ曲をご紹介します。


トラック3
Ingots
パワフルなパームのパーカッションと繊細なメロディ、そしてダイナミックなストロークパート。
とにかくカッコいいの一言に尽きる一曲です。


トラック6
Neanderthal
非常に美しいアルペジオの曲です。
ただただ引き込まれます。




はい、というわけで今回はカーキキングのオススメアルバムのご紹介でした!



ではでは!





takoのライブ予定

2/20
下北沢WAVER

2/29
北千住ジュースバーロケット

3/3
池袋サニースポット

5/10
下北沢ラグーナ





【アコギ オススメCD紹介⑥】中川イサト 「あいらんど」

2020-02-10 12:18:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。

オススメのアコギCDをご紹介するコーナー、今回が第6弾となります!


今回ご紹介するCDはこちら!
中川イサト
あいらんど



中川イサトさんは、もともと五つの赤い風船というフォークグループや村上律と中川イサトというフォークデュオで活動していたシンガーソングライターでした。
しかし、『1310』というアルバムを皮切りにアコースティックギターのインストゥルメンタル作品を数多く発表しています。




日本でいち早くマイケル・ヘッジスの奏法を取り入れたり、押尾コータロー、岸部眞明、ゴンチチらの後進の活動を後押しするなど、日本におけるフィンガーピッキングソロギターの草分け的な存在の方です。


正直なところ、僕個人としては日本のフィンガーピッキングのソロギタリストはあんまり好きではないのです。聴いていてつまらない曲が多い、と感じてしまうからです。
いかにもJ-POPや歌謡曲なメロディの曲をわざわざギターでやらなくても…と、ひねくれた気持ちがあります。

しかし、そんな中、僕が中川イサトさんに惚れたのは「Shadowy key」という曲を聴いた時でした。



他のフィンガーピッキングのソロギター曲では感じられない独特な和音の響きとメロディがあまりにもカッコよくて、一気に惹かれてしまいました。

なんでも、この曲、タイトルが「Shadowy key = 無気味な調」というのですが、チューニングがオープンCマイナー9thというチューニングになっていて、中川イサトさん曰く「Cマイナーキーというのは、絶対音感を持ってる人には気持ち良くないそうで、Cマイナーキーはあまり使われないといいます」とのこと。

このコメントを読んだ時、不気味に聴こえるコードをあえて取り入れた曲、というところに、音楽に対する攻めを中川イサトさんから感じました。
そこからしばらくは中川イサトさんの曲ばかり聴いていましたね。


というわけで、今回のこの「あいらんど」はそのShadowy keyが収録されているアルバムです。




↓こちらは楽譜




Shadowy key(トラック13)の他に、このアルバムのオススメ曲をご紹介します。


トラック2
優しいメロディの曲ですが、この曲もどこかカッコよさがあります。
優しいけど悲しい、渋いけど幼い、いろいろな感情が短い時間の中で感じられます。


トラック4
FLOATING CLOUD
疾走感溢れる楽しい曲です。青空の下で聴いていたい曲です。




はい、というわけで今回は初の日本人アコギタリストのCDをご紹介しました!

ではでは!


【アコギ オススメCD紹介⑤】Erik Mongrain エリック・モングレイン 「Fates」

2020-01-28 13:13:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをオモチャにする男、takoです。

オススメのアコギCDをご紹介するこのコーナー、今回で第五弾となります!

過去の記事は→こちら


今回ご紹介するのはこちら!



Erik Mongrain 
エリック・モングレイン 
「Fates」



エリック・モングレインはカナダ出身のギタリストです。
YouTubeでは「AirTap!」「PercusienFa」などのギターを膝の上に置いて弾くラップ・タッピング奏法で話題になった方です。






ラップ・タッピングスタイルが話題になりがちなんですが、CDで聴くとその楽曲は非常に複雑ながら繊細で、「自然」を思わせるような造詣の深い楽曲が特徴だと思います。


彼の最近の楽曲はかなり難解な曲が多いのですが、本作「Fates」はエリック・モングレインのデビューアルバムであり、割ととっつきやすい楽曲が多いです。彼の高い音楽性とポップさが見事にマッチしている名盤です。





では、オススメ曲の紹介です。

トラック4
Fusions
疾走感あふれるアップチューンです。ただのストロークかと思いきや、細かいテクニックが多用されており、聴けば聴くほど奥が深い曲です。


トラック8
Confusion #8
パーカッシヴなグルーヴ感がなんとも言えない渋い曲です。
とにかくカッコいい笑


トラック9
Interpretations
"解釈"というタイトルからもわかるように、深く思考していく様子をイメージして吸い込まれてしまいそうな美しいメロディの曲です。





はい、というわけで、今回はエリック・モングレインのデビューアルバム「Fates」のご紹介でした!

ではでは!