tako(タコ)のアコギな日々

アコギや機材に関する事などを書いています。

Fender Acoustasonic と Taylor T5 2つのハイブリッドギターについて考察してみる。

2021-04-28 10:03:00 | アコギの話題いろいろ
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。

さて、最近何かとギター界で話題になってる「Fender Acoustasonic」シリーズ。


これ、エレキとアコギが融合したハイブリッドギター!として、かなり話題をよんでいます。発売当初はどこも品薄になっていたものの、次々と新しいモデルを発売して、今や大人気のギターとなっています。


しかし、エレキとアコギが融合したギターって、実は2015年ごろに既にあったんです。
それが「Taylor T5」シリーズ。


こちらも、エレキサウンドとエレアコサウンドが一本で出せるという革新的なギターとして発売されました。
サムライギタリスト「雅-MIYAVI-」さんが一時期使用していた事でも、話題になったんですが…どうも、「Fender Acoustasonic」と比べても、いまいち話題性に欠けていたように思うんですよね…。

どちらも、
・3種類のピックアップ内蔵
・ネックやボディのサイズはエレキ寄り
・手元でのエレキ〜アコギサウンドの切り替えが容易
などなど、特徴もかなり似ているにも関わらず、「Taylor T5」は今の「Fender Acoustasonic」の盛り上がりと比べて、なんとなく話題になっていなかったような気がしてます。



僕なりに、なぜ「Taylor T5」が「Fender Acoustasonic」ほど話題にならなかったのか、その理由を3つほど考察してみました。
あくまで、個人的な意見なので、あまり深く考えずに読んでくださいね笑





【理由1】
「Taylor T5」は価格が高すぎた

「Fender Acoustasonic」シリーズはだいたい20万円台なのに対して、「Taylor T5」シリーズはだいたい40万円台です。

「Taylor T5」シリーズは革新的なギターだとギタリストの人たちは認識はしても、その価格帯から「手の届かないギター」と感じられてしまったのではないでしょうか?





【理由2】
直感的なデザインの差
「Fender Acoustasonic」シリーズって、見た目がかなり斬新ですよね。

その見た目からギタリストはみんな「アコギとエレキの融合」という事が、直感的に理解できたのだと思います。

それに対して「Taylor T5」シリーズは、


ぱっと見、セミアコに見えます。見た目だけでは「アコギとエレキの融合」という機能が見えにくいですよね。事実、僕も「雅-MIYAVI-」さんが使っているのを見て、エレキのつもりで調べてから初めて「あ、これアコギの音も出せるんだ!?」と気づいたものです。

デザインって大事ですよねー。





【理由3】
対象となるギタリストの違い

「これ一本でエレキサウンドもアコギサウンドも出せる」というのは、要はギターの持ち替えを必要としないというメリットが大きいわけですが、これは完全に僕の肌感なんですけど、"エレキ→アコギ"に切り替える人って結構いるんですけど、"アコギ→エレキ"に切り替える人ってあんまりいないような気がするんですよね…。
アコギ弾く人って、アコギ愛しすぎてなかなかエレキに浮気しないもんです笑

で、Taylorはアコギのメーカーであるのに対して、Fenderはエレキのメーカーですよね。
どちらもエレキアコギのハイブリッドギターなのですが、
「Taylor T5」は「エレキの音も出せるアコギ」
「Fender Acoustasonic」は「アコギの音も出せるエレキ」
というイメージで認識されてしまってるのではないかと思います
(実は「Taylor T5」は出荷時にはエレキ弦を張っていて、「Fender Acoustasonic」は出荷時にアコギ弦を張っているので、ホントは逆なんですけどね…。)

なので、"アコギ→エレキ"に切り替えるギタリストがあまりいないという事も、「Taylor T5」がそれほど大きな話題にならなかった理由なのかな、とも思います。















まぁ、どちらもかなり優れたギターであることは間違い無いので、どちらが良いという事が言いたいわけではないので、ご留意願います。
個人的には大好きなメーカーであるTaylorの革新的ギターにあまりスポットライトが当たっていなかったのが寂しかったので、今回の記事を書きました。

ではでは!!

【神田商会】TRAVELER GUITAR Pro-Series コンパクトすぎるトラベルギター!!

2021-04-25 12:35:00 | アコギの話題いろいろ
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです!

さて、個性派ギタリストにとっては垂涎もののギターが神田商会より発売されましたよー!


こちら!

TRAVELER GUITAR 
Pro-Series


なんだこのギター!?と思うでしょうが、こちら、いわゆるトラベルギターになります。要は、旅行先とかに持ち運ぶ事が出来るギターというわけです。

こちら、サイレントギターとしても使えるため、エレアコ仕様となってます(ちゃんとアコギです!笑)。なので、アンプやスピーカーに繋げます!
カスタム・ピエゾとマグネティック・シングルコイルの2種のピックアップ装備しており、それぞれのピックアップのボリュームとセレクタースイッチが付いているので、音作りも多彩に出来るようです!!

しかも、トラベルギター等の小さいギターでは珍しく、22フレットを備えているので演奏性も良さそうですねー!






さて、右側の飛び出してる部分がボディを支えるパーツであると同時にコントロール部分となっているのですが、この部分が着脱式となっていて、



収納するときは↓こんな感じになります。持ち運びの際にはかなりコンパクトになりますね!




さてさて、さらに聴診器タイプのイヤホンが付属しているんですが、これを使えば、なんとバッテリーを使わずに、サイレントでエレアコサウンドをモニター出来ます。






価格も6〜7万円ほどなので、セカンドギターとしても手を出しやすいギターですね!






はい、というわけで今回は超個性的なトラベルギター、TRAVELER GUITAR
Pro-Seriesのご紹介でした!


ではでは!!


【YAMAHA solo】ギターと共に過ごす生活を!ギタリストのための家具!

2021-04-23 11:34:00 | 雑記・その他
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。

さてさて、YAMAHAさんがまた面白い製品を発売していますねー。

なんでも「ギタリストのための家具」をコンセプトとした製品だそうです。


それがこちら!

YAMAHA 
solo


さて、こちら、一体何なのかというと、「ギタースタンド兼ハイスツール」なんですね。





要は、普段ギタースタンドとして使い、ギターを弾く際には反対側に座りながら演奏出来るという、正に生活の中にギターを取り入れるための家具、ということなんです。


中国の木工家具メーカー MEXARTS(メックスアーツ)によって製品化された「solo」。座面の座り心地と持ち運ぶ時の触り心地を意識して設計されているのだとか。


いや、たしかにこれが家にあればかなりオシャレでカッコいいですよね…。




はい、というわけで、今回はYAMAHAが提案するギタリストのための家具、「solo」のご紹介でした!

ではでは!!



エレガットギターについて考える

2021-04-21 15:39:00 | アコギの話題いろいろ
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです!

さて、今回はエレガットギターというものについて、考えてみたいと思います!


そもそも、エレガットギターとは?


まず、アコースティックギターは、弦の種類で2つに分けられます。

一般的にアコースティックギター(以下、アコギ)と呼ばれるギターは、スチール弦(鉄弦)が張られています

↓アコギ


一方、ガットギターはガット弦(主に羊や牛の腸から作られた弦、ナイロン弦とも呼ばれる)が張られているギターです。クラシックギターやフラメンコギターがこのガットギターに含まれます。

↓ガットギター


お店でスチール弦のアコギかガットギターか見分ける方法は、簡単ですね。ヘッドの形を見れば1発です

というよりも、ガットギターもアコギの一種なんですけども、巷ではなんとなく「アコギ=スチール弦」「ガットギター=ガット弦」という認識で分けられてるっぽいので、この記事においても便宜上そういう言葉の使い分けで記事を書いていきます。


さて、ガットギターの弦をよく見てみると…

↑4〜6弦が鉄弦っぽいですよね?
4〜6弦は巻弦となっていて(アコギは3〜6弦)、ガット弦の上から銅線を巻き付けているんです。なので、4〜6弦もちゃんとガット弦です笑



さて、スチール弦のアコギとガットギター、弦以外にもいろいろと違いがあります。

○演奏スタイルが違う
スチール弦のアコギは、そのジャキジャキしたサウンドからバンドや弾き語りの伴奏で使われる事が多いです。
ガットギターはガット弦の甘く太い鳴りを活かしたソロギターで用いられる事が多いです。
もちろんスチール弦でソロギターする人もいますし、ガットギターで弾き語りやる人もいるので、明確に分けられてるわけでもないんですけどね笑

○ネックの太さが違う
スチール弦のアコギよりもガットギターの方がネックが太いです。
左手は若干押さえにくくなるんですけど、弦と弦の間が広いので、弦を弾く右手の指が入りやすくなります。この特徴もソロギターで使われる理由かもしれませんね。

○弦の押さえやすさが違う
スチール弦と比べガット弦は柔らかいです。それぞれの張力がスチール弦は約80kg、ガット弦は約40kgと倍ほど違うんですね。初心者のつまるところであるセーハも比較的やりやすいです。とはいえ、前述した通りネックが太いので、手の小さい人には少し厳しいかもしれませんが…笑

○ギターの強度が違う
スチール弦のアコギの方が使われてる木の強度が強いです。とどのつまり、ガットギターのボディの方が割れやすいです。それぞれで主に使われる木の材質が違うというのもあるんですが…。スチール弦とガット弦で比べると、スチール弦の方がよく響き音量も大きいため、弦の響きを増幅させる役割を持つボディの木の厚さがガットギターの方がやや薄いんですね。木を薄くする事で、ギターのボディ全体の響きを大きくする事が出来るんですが、その反面外からの衝撃に弱かなっているんです。また、先ほどの弦の張力の話で言うと、倍ほど張力が違うのでスチール弦を張るアコギの方が丈夫に作られている、と言う理由もあります。なので、ガットギターにスチール弦を張るのは間違ってもやらないでください!!ネックが曲がるどころか、折れます!!


というように、スチール弦のアコギとガットギターって、ギタープレイヤーからすればエレキとアコギぐらい別ものなんですね。

それでも、ガットギターが人気である理由は、その甘くて太い温かみのある音でしょう。これは、ガットギターならではの音ですね。

↓上がアコギ、下がガットギターの音





どうでしょうか。
同じソロギターの同じ曲でも、スチール弦とガット弦ではかなり雰囲気が変わりますよね。




さて、かなり遠回りになりましたが、話を最初に戻しますと…

エレガットギターって何?という問いの答えは、ガットギターをアンプやスピーカに繋いで音を出力出来る様にしたギター!
という事になりますね。








さて、ここでもう一つ疑問が出てきます。

普通のガットギターを改造してエレガット化すればいいんじゃ?

もちろん、それもアリでしょう。
個人的にはギターに穴を開けたりして改造するということに抵抗があるので、あんまり詳しくは調べていないんですが、実際に普通のガットギターをエレガットに改造してる人はいます。

しかしながら、エレガット化はスチール弦のアコギをエレアコ化するのとは勝手がちがうので、以下の点には注意しましょう!

○マグネティックピックアップは使えない
以前書いた記事で詳細は見ていただきたいんですが、ピックアップは4種類あります。そのうちの1つであるマグネティックピックアップはエレガット化においては一切使えません!
なぜなら、マグネティックピックアップは「弦の振動を内部のコイルで電気信号に変えて出力する」構造なので、鉄ではないガット弦では一切機能しないんです。
意気揚々とマグネティックピックアップを取り付けて、アンプで鳴らすと音が出ない、なんて事がないように気をつけましょう。

○インブリッジタイプ(アンダーサドルタイプ)は使えなくはないけど…
インブリッジタイプのピックアップは、ブリッジの下にピックアップを仕込み、その振動をブリッジから直接受け取り出力するピックアップです。こちらだと、仕組み上ナイロン弦でも使えるんですが、正直スチール弦と比べ張力が弱いので、やや出力が小さくなります。
というか、市販されてる後付けのインブリッジピックアップはスチール弦のアコギ用のものがほとんどなので、そもそもガットギターのサイズに合わないんじゃないかと思います。スチール弦のアコギとガットギターはネック幅が違うので。



各メーカーが出しているエレガットは、ほとんどがマイク出力になっているようなので、下手に後付けマイクをつけるより素直に純正のエレガットを買った方が間違いないと思いますね。













では、最後に、僕が気になっているエレガットのメーカーをいくつかご紹介しましょう!

ASTURIAS アストリアス



クラシックギターの定番メーカーであるアストリアスが技術を集結させた上級エレガットです。
エレガットでありながら、クリアな音に定評のあるアストリアスのギターならば生音も期待出来ますね。





Cordoba コルドバ 

スペインのメーカーであるこちらのギターは、フラメンコギター寄りのメーカーです。
フラメンコギターで使われるので、クラシックギターと比べややネックは細く、かつキレのあるストロークサウンドが期待出来ます。これなら弾き語りでも使えそうですね。






Godin ゴダン



ゴダンのエレガットはこのブログにおいても散々紹介しているギターです笑。とにかく、僕欲しいんですけど未だに買えていないです…。
見た目からして、生音は期待出来ないですね。アンプやスピーカーを通すことを前提として作られたエレガットである事が調べれば調べるほど伝わります…!!






YAMAHA ヤマハ
サイレントギター


こちらもこのブログでは再三登場していますね!スピーカーを通した時の音質は感動モノ!価格も他のメーカーと比べ手を出しやすい価格帯なので、マジでコスパ良いです!!




はい、というわけで今回はエレガットについて色々と書いてみました!

ではでは!




【Electro-Harmonix】エレハモの9シリーズが気になる!!

2021-04-19 12:11:00 | アコギ以外の機材の話題
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。

さあ、今回は僕が大好きなエレハモの中でも個人的に勝手に9シリーズと呼んでいるエフェクターをご紹介します!!

というのも、これから紹介するエフェクターは1つも持ってないんですけど(!?)どれも魅力的過ぎてどれを買おうか迷ってるところなんですよね…アコギの音がどういう風になるのかも正直わかんないので…。
もし、持ってて、かつアコギで使ってるよ!って人いたら、感想聞かせてください!笑


まず、最初は

B9

オルガンサウンドシュミレーター、ですね。9種類のオルガンサウンドが出せます。

↓動画はこちら








お次は…

C9

こちらも、エレキオルガンやヴィンテージキーボードのシュミレーターで、B9とよく似ていますが、搭載されている9つのプリセットは全く別物となってます。

↓動画はこちら








まだまだありますよ〜。続いてこちら。

KEY 9

こちらはB9とC9ならんで3部作と言われているエフェクターで、エレクトリックピアノやその他の楽器のシュミレートサウンドが出せます

↓動画はこちら









さて、鍵盤サウンドだけかと思いきや、続いては衝撃的なこちら!

mel 9

ビンテージメロトロンサウンドをエミュレートする、という公式サイトの説明文がありましたが、こちら、要はギターサウンドをチェロとかサックスとかクラリネットとかストリングスとかのオーケストラで使うような楽器のサウンドに変えてしまう、というものです。

↓動画はこちら








さて、最後はこちら。

Bass 9


その名の通り、ギターサウンドをベースサウンドに変えてしまうエフェクターです。

↓動画はこちら









さあ、僕が気になって仕方がないエレハモの9シリーズ。いかがでしょうか?
もうワクワクしませんか?笑

この9シリーズとルーパーがあればかなり遊べると思うんですよね。

全部欲しいんですけど、それぞれがそんなに安いものではないので(2〜3万円ほど)、全部揃えるのは難しいですなー。




はい、というわけで今回はエレハモの9シリーズのエフェクターをご紹介しました!!

ではでは!