快気分析

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巨大地震や大津波 その92

2015-08-27 18:25:22 | 地震 津波
 桜島の火山性活動はかなり静かになりました。
 マグマの発熱や上昇が自体が減ったのなら一安心ですが、これが減ってもいないのにマグマが冷えた「蓋」だけが成長し、小規模な小出し噴火を抑圧している、と後で大噴火の可能性も出て来るので、見極めがしたいところです。
 台風15号は相当の雨を桜島に降らせたようで、降った雨は地表の熱で気化し、気化熱を地表から奪って地殻を冷やすため、マグマが冷えた「蓋」を更に冷やしやすいわけです。
 火口周辺から立ち上る白いものは蒸気の割合も多いと見られます。
 ただ一概に危険かと言うと、冒頭で述べたように、もし「マグマの発熱や上昇が自体が減った」のならそれ程問題はない、となります。
 どちらなのか、真相はわかりません。
 できれば、地下数メートル~数十メートル、できれば100m以上深い所の温度変化だけでも測定したい所です。
 これは以前にも当ブログ記事で触れましたが、海底についても地下の温度を測定すると、地震予測は前進すると個人的には見ているのに同じだと思います。
 現状では地下の温度変化は殆ど把握されていません。
 「マグマが熱を持ちつつあるのか、或いは上昇しつつあるのか」 とか 「地殻に表面から有る程度の深さまでの温度が低下して [寒天のお皿化変形現象] が起きるのか」 とかは、「地下の温度変化が把握されていないとわからない」のです。 
 「地下の温度測定など、陸地はおろか海底でもそれ程困難な事ではないにもかかわらず、殆ど行なわれていない」。
 これ、重要な事です。


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