快気分析

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仕組みとアプローチ -  バヌアツのエリアを震源とする目立つ地震でも今月に発生したMw7.3は別モノと思う理由

2021-10-09 12:14:25 | 地震 津波
 今月2日の記事、サブタイトル「バヌアツでMw7.2の地震発生」の中で書いた通り、今回は震源がかなり深いものでした。
 その後のEMSCデータで見るとこの地震はMwは7.3に訂正されているようです。
 2004年の途中からデータ集計開始したEMSCで、震源の深さ300㎞以深、Mw6以上(Mw7以上ではなく)について検索してみると何と次の2件しかありません。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2021-10-02 06:29:18.5 21.10 S 174.91 E 537 7.3 バヌアツ地方
2014-03-05 09:56:59.0 14.76 S 169.80 E 648 6.3 バヌアツ

引用終了

 しかも2014年のものは震源の位置がやや離れている事やMw6.3しかない事から、今月2日に発生したバヌアツエリアの地震が如何に「別モノ」であるか、がわかります。
 このタイプのMw7以上の深発地震がどう影響したのか、或いは今後どう影響するのか?と言うのはこのデータの範囲では前例がなくまだはっきりわかりません。
 これが表面上は「太平洋プレートの勢いが増した」ように見えるのか、或いは「太平洋プレートの勢いが増したから突っかえ棒がかなり深い所で外れた」のか、「或いはその両方なのか」と言う感じに見えるのではないでしょうか。
 ただいずれにしても「太平洋プレートの動きを押さえていた突っかえ棒が深い所で外れ、このプレートがそれまでより更に動きやすくなり、より浅い所にストレスがかかりやすくなって目立つ地震や噴火が増えているのではないか」と考えていますがどうでしょう。
 今後どうなるでしょうか。


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