くない鑑

命を惜しむなっ!名こそ惜しめっ!!前へぇ、前へーーーぇっ!!!

いよぉ!成田屋っ!!

2009年05月07日 | くない卿見聞記
一月前の次は、一年も前の事のつづきで(^^ゞ...

ディーラーで車のメンテ(フロントガラスの交換)をしてもらっている間、美味いラーメン成田山へ詣でる為に、市街地までやってきたのですが、ここで思わぬ情報を耳にしました。
それは...
「市川團十郎と海老蔵のお練がある。」
...と、いうもの。
そうと聞いては黙ってられず(笑)
第一の目的だった【麺屋福一】で美味いラーメンを食べた後、成田駅と新勝寺を繋ぐ表参道へと向かいました。

市川團十郎丈と海老蔵丈等はこの日(平成20年4月26日)のお練行列は、所縁ある(市川家の屋号=成田屋)成田山新勝寺の開基1070年()を迎えた記念に、奉祝参拝と奉納演舞を披露する為で、狭い表参道の両端には黒山の人だかりが(^^ゞ

しかし、そこは時代祭(特に佐倉)で経験を積んでいるので、人の合間を掻き分けて移動したり撮影したり、時には行列に付き、混じって行くなどはお手の物(笑)

ある程度お練を見届けてから、目指す新勝寺大本堂へ先回りしました。

それにしても...
拍手と掛け声に混じって、紙吹雪も舞って、それはそれは賑々しく盛大でした。
後で知ったところによると、『成田屋号』と称した京成スカイライナーで(京成)成田駅まで後援者と共にやって来たそうで、一行は、ミスの美女と

お稚児さんを先払いに、

浴衣姿の熟女軍団を殿にして

表参道を練り歩いていました。


けど、後片付けが大変そうでした。


本堂前には既に特設舞台が設けらており、

その周囲を規制線が張られていましたが、表参道に比べればまだ然程人出も無く静かで陣取り易かったので、舞台に近い場所で、お練の一行の到着を待っていました。

それから15分ほどでしょうか。
境内に、お練の一行が「総門に到着しました」とアナウンスされると、本堂前に続々と人が集まり、一気に賑やかに。
そこへ、記念撮影などを終えた一行が、急峻な階段を上がって登場すると、その場に集まった(私含め)人々が一斉に、拍手喝采で出迎えました。

お練を終え、特設舞台に介した一同を代表して、まず、十二代目市川團十郎丈が挨拶。

この日は、長野で北京五輪の聖火リレーが挙行されていましたが、それを引き合いに、「この歓迎は(長野に)勝るとも劣らない」と述べて、群衆の笑いと喝采を受けていました。
その次に挨拶に立った十一代目市川海老蔵丈は、團十郎丈の洒落っ気のあるウェットな挨拶と打って変わり、やや緊張した面持ちで「奉納演舞の『連獅子』を頑張ります。」と述べ、生真面目さと誠実さが伝わる挨拶をしていました。

(この後の見た稽古含めて、海老蔵丈の、巷間伝わり聞く印象とは、随分と違って見えました。)

一通りの式典を終えてから、一行は舞台を下がったので、私は当初の予定通り、本堂へ上がって参拝していると、なんと!市川家御一行様が本堂に,奉祝参拝の為に登場。
ここは座を外した方がいいのかな?!と思いきや、特に制限も無く、誰彼構わず同席出来たので、市川家の方々と一緒に、御護摩祈祷を受けました。

厳かな内に挙行された御護摩祈祷の後、一行は控えに下がられたので、私は境内や付設の公園を散策。

とてもきれいで落ち着きある公園です。

この後再び本堂前に戻ってきたら、舞台上には團十郎丈等が、黒紋付に袴姿から浴衣着流しに着替えて稽古(打ち合わせ)を行っていました。

(何時の間にか,舞台正面には観客席も設けられていました。)


最初の内は、集まった人々の掛け声に(團十郎が)手を振ったりして応えていたのですが、徐々にそれも無くなり段々と真剣になってきて、海老蔵,市川右之助片岡市蔵,囃子方,松竹関係者や女将さん等と細かく、入念な打ち合わせと稽古を行っていました。
(特に、出口に設けられた松明の場所と火加減などを気にしていました。)

稽古のそれは、もう、(当然ながら)真剣そのもの。
團十郎を始め、出演者にはピンマイクが付けられ、スイッチも入っていたので、細かい指示や共演者等の掛け合いも聞こえてきましたが、舞台(『連獅子』)に掛ける情熱と意気込みが十二分に伝わってきて、感動し、鳥肌の立つ思いでした。

ここまで見たら、是非とも本番の『連獅子』(奉納演舞)も観たかったのですが、演舞の開始は18時。
車の作業終了予定時間が17時過ぎ頃だったので、残念無念にも観る事叶わず...。
ギリギリまで稽古の様子を見て、17時少し前にここを発ち、ディーラーへと向かいました。

前々から、歌舞伎に興味はありましたが、中々その機会が無かったのですが...
稽古だけでも見られて、よかったです。
今度是非、“本番”を観て見たい!と、思います。

※「丈」は「様」に同じく、男性向けの敬称に用いられる言葉で、中でも歌舞伎役者などの芸名に付して用います。

ちなみに...
フロントガラスの取替えはバッチリ完了しましたが、アンテナを貼り忘れていて、5日後に再びディーラーへ持ち込みました(苦笑)

<<< おわり|いや、もう1回,ラーメンから >>>

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