くない鑑

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水戸の偕楽園

2012年02月27日 | くない卿見聞記
茨城県立歴史館で開かれている肖像画の特別展惹かれて、初めてやって来た水戸
特別展と合わせて10時から行われるミニ講座を聴くため、9時半の開館と同時に入館。
1時間の講座と、特別展に展示されている貴重な資料の数々を大満足のうちに観終えたのは12時頃。
これで帰る・・・には、あまりに勿体ない!ので、歴史館の近くに在る、かの有名な偕楽園に足を延ばしてみました。

歴史館から偕楽園までは、歩いて5分ほど。

住宅街の中に何気なく表れる「表門通り」を真っ直ぐ、途中在る豪邸に目を奪われつつ進むと、茅葺を冠した立派な「表門」に辿り着きます。

ここをくぐると、そこはもう、偕楽園。

更に先に在る小さな一の木戸を通り、竹林の中の径を周って向かったのは、園内の休憩所として建てられた「好文亭」です。

間もなく、あの未曾有の大震災から1年が経ちます。
東北3県の沿岸部の被害は甚大を極めていますが、ここ茨城も、それに類するほどの被害を受けています。
しかも、それは沿岸部のみならず内陸部でも、地割れや液状化などの爪痕を残しました。
その影響を、ここ偕楽園も受けていて、園内のあちらこちらで地割れや陥没、崩落が発生し、好文亭も損壊してしまいました。
そこで実施された修繕普請が1月末に漸く成り、今月7日から全面開園!
好文亭もこの日(12日)まで、普請完了のお披露目が無料でされていました。

被災して、剥落したりひびの入った土壁。
歪んで外れたりした障子や襖。
それらが全てきれいに修繕され、好文亭が、さながら息を吹き返したかのようで、晴れがましく立派に見えました。

この日は無料最終日で、しかも日曜日。
修繕普請完了のお披露目には、私を含めて多くの人が、祝福するかのように訪れていましたが、お蔭でもう、押すな押すなの混雑ぶり(^^ゞ
亭内では渋滞までして、ゆっくりと見られなかったのが残念だったので、今度、落ち着いた頃にまた来たいと思います。


好文亭と奥御殿とを結ぶ太鼓廊下。

東塗縁広間前辺りの廊下

西塗縁広間。
広く、外の眺望も楽しめます。

亭内を出てから偕楽園内を散策してから、更に先へ。
偕楽橋を千波湖側へと渡りました。

途中には、修繕普請の痕跡が。

何だか、山城の備えみたいです(笑)

曇って寒々とした昼下がりの日曜日でしたが、湖畔の公園はとても賑わっていました。
この奥には、映画「桜田門外ノ変」のオープンセットがひっそりとあります。

ちょっと覗いてみようかな・・・と思ったら、入場料が結構高かったので、回れ右をして偕楽園に戻りました。

偕楽橋の下に在る偕楽園駅

この1週間後に始まる梅まつりの期間だけ停車。
しかも、下り線だけです。

途中、『大日本史』の編纂事業に纏わる石碑が。

佐幕な私にとっては、心中複雑です(苦笑)

千波湖から、偕楽園を通って歴史館へと戻ったのは、13時半頃。
(歴史館で)クイズに答えてオリジナルのクリアファイルをもらってから、ここを後にしました。

クイズの“答え”が展示されている旧水海道の校舎。

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