世田谷文学館にて藤沢周平先生の世界に浸った後、それを消したくなかったので常設展を見ずにここを後にして、再び芦花公園から京王線に乗って新宿へと向いました。
受付前のロビーでは、図録が販売されていたのですが、1200円に二の足を踏んでしまい、結局買わずじまい・・・後日、完売のメッセージを見てちと後悔しました。
また、この日の文学館は、京王主催?!のウォークラリーの終点だったようで、それに参加したであろう老男女が次々と入ってきました。中にはお場所柄もわきまえず、煩いじさまもいました。
(新宿へ出た)その最大の目的は、ラーメン界の超人気店【麺屋武蔵】のラーメンを食すことにありました。
かつてはラーメン激戦区だった新宿も、看板倒れの不人気店は次第に淘汰され、今は一段落の感があります。しかし、だからと言って名店揃いという訳でもなく、ラーメン的魅力は返って失われました。
そんな新宿に於いて、一度は訪れてみたいと思う、行列の絶えない店があります。
それが、西新宿の【麺屋武蔵】です。
かなり前の土曜日、確か時間は14時ごろ。
その時は何も知らずに通りかかったので、十重二十重とあった行列が強烈に印象に残っていたので、一か八か,行列が然程に無ければ・・・と新宿に降り立ち、向ったのは15時半ごろ。
京王線改札(西口)から北へ地下街を横断し、大ガードの交差点から地上に出、専門学校などが立ち並ぶ線路脇の道を進み、途中左折,小滝橋通りの手前にその店はあるのですが、驚いたことに、店先には人っ子一人居ないのです!
一瞬、休みなのかな・・・と近づいてみると、暖簾がしっかり掛かっていて、営業中であることは間違いなく、扉も開いていたのでなんとなく恐る恐る入ってみると、店内も待ち客が僅かに2,3人。
これは千載一遇のチャンス!ここで食わずばなるまいて!!ってことで、嬉々として券売機で食券かって、席が空くのを待ってました。
この店は上記の通り食券制で、それは暖簾を潜って5段くらい階段を上がると直ぐ,店内の一角にあります。
この日食したのは、830円の味玉ラーメン。
手持ちに小銭が無かったので1000円札を投入して、つり銭ボタンを押して出てた170円を取ろうとすると・・・非常に取り辛く、失敗(- -#)してしまい、50円玉がコロコロと食事中の方の足元に。。。あれだけは何とかしてもらいたいです。入店の際は、皆さんもお気をつけください。
食券は席待時に店員に手渡すのですが、その際“こってり”か“あっさり”かを訊ねられたので、(私は勿論)あっさりで注文。
それから待つこと5分ほど・・・カウンターのみ19席ある内の一席空いたので、2人連れに先立って案内されたので着席。
注文の品が出てきたのは、それから3分ほどしてからでした。
一周掌4つ分程の大きさのどんぶりに、7割程度盛られたラーメンの一口目,まずは濃茶のスープから頂きました。
濃口の醤油に魚介系のダシが追加されて、実に濃厚な旨味のあるスープでした。
更に底にはゆずが仕込んであって、一見ミスマッチな感じがしますが、実に風味よく、多少口の中に残った濃口の味を打ち消す、いい作用と後味がありました。
続いて、麺は太くて軽く縮れており、これ自体には味は然程感じられなかったのですが、茹で加減はバッチリ。
しかも、濃厚なスープによく絡んで、一啜りで二度美味しく楽しめました。
次にチャーシューなのですが、掌大で厚みもあり、これを箸で取ると崩れるほどの柔らかく仕上がっており、食してみてもこれは同じ。スープともよく絡み溶け合って、蕩けるほどの旨さがありました。
そして、最後はメインでもある味玉(煮卵)。
噂によると、ここの味玉は実に旨い!らしく、これを頼んだのもそれを思い出してのことなので、ワクワクしながら蓮華で掬い、箸で抓みながらまずは一口目。
絶妙な半熟仕上げとの聞いていたのですが、確かに、箸で抓むとプニプニと柔らかかったので、割った瞬間折角の黄身が洪水しまうと勿体無く悲しいので、齧り付いて見ました。
上1/4ほど、黄身まであと僅かな部分を食しましたが、煮出しの味と付け具合が余程良いのか、醤油とお出汁の味がしっかり滲み込んでいて旨かったです。
そして残り、黄身の部分の損失を最小限に抑えるべく、一口で頂きました。
すると、黄身の半熟度,とろみ加減がまたバッチリで味は濃厚、これまた美味かったです。
最後、スープを味わいながら飲んでいると、微かに感じる柑橘系の風味・・・はなんだろう?!と、飲み進めていると、そこから現れたのは“ゆずのかけら”でした。
塩ラーメンの風味付け,隠し味としてあったことはあるのですが、醤油に・・・とはもう、お見それしました。
正直、スープの塩っ気が強く、後味はさほど良く感じなかったのですが、それをゆずが緩和させて、この美味さを作り上げていたようです。
ちなみに、私は出された全てを平らげて席を立った頃には、既に空席待が10人近く居て、店を出る時にも2,3人の人とすれ違いました。
一歩間違えば・・・と思うと、この日はホントついてたな・・・って、つくづく思いながら、口の中に残っていたラーメンの風味より余韻に浸り、反芻していました・・・。
後日、我が店でもお出ししますので、空腹にてお待ちください。m(_ _)m
受付前のロビーでは、図録が販売されていたのですが、1200円に二の足を踏んでしまい、結局買わずじまい・・・後日、完売のメッセージを見てちと後悔しました。
また、この日の文学館は、京王主催?!のウォークラリーの終点だったようで、それに参加したであろう老男女が次々と入ってきました。中にはお場所柄もわきまえず、煩いじさまもいました。
(新宿へ出た)その最大の目的は、ラーメン界の超人気店【麺屋武蔵】のラーメンを食すことにありました。
かつてはラーメン激戦区だった新宿も、看板倒れの不人気店は次第に淘汰され、今は一段落の感があります。しかし、だからと言って名店揃いという訳でもなく、ラーメン的魅力は返って失われました。
そんな新宿に於いて、一度は訪れてみたいと思う、行列の絶えない店があります。
それが、西新宿の【麺屋武蔵】です。
かなり前の土曜日、確か時間は14時ごろ。
その時は何も知らずに通りかかったので、十重二十重とあった行列が強烈に印象に残っていたので、一か八か,行列が然程に無ければ・・・と新宿に降り立ち、向ったのは15時半ごろ。
京王線改札(西口)から北へ地下街を横断し、大ガードの交差点から地上に出、専門学校などが立ち並ぶ線路脇の道を進み、途中左折,小滝橋通りの手前にその店はあるのですが、驚いたことに、店先には人っ子一人居ないのです!
一瞬、休みなのかな・・・と近づいてみると、暖簾がしっかり掛かっていて、営業中であることは間違いなく、扉も開いていたのでなんとなく恐る恐る入ってみると、店内も待ち客が僅かに2,3人。
これは千載一遇のチャンス!ここで食わずばなるまいて!!ってことで、嬉々として券売機で食券かって、席が空くのを待ってました。
この店は上記の通り食券制で、それは暖簾を潜って5段くらい階段を上がると直ぐ,店内の一角にあります。
この日食したのは、830円の味玉ラーメン。
手持ちに小銭が無かったので1000円札を投入して、つり銭ボタンを押して出てた170円を取ろうとすると・・・非常に取り辛く、失敗(- -#)してしまい、50円玉がコロコロと食事中の方の足元に。。。あれだけは何とかしてもらいたいです。入店の際は、皆さんもお気をつけください。
食券は席待時に店員に手渡すのですが、その際“こってり”か“あっさり”かを訊ねられたので、(私は勿論)あっさりで注文。
それから待つこと5分ほど・・・カウンターのみ19席ある内の一席空いたので、2人連れに先立って案内されたので着席。
注文の品が出てきたのは、それから3分ほどしてからでした。
一周掌4つ分程の大きさのどんぶりに、7割程度盛られたラーメンの一口目,まずは濃茶のスープから頂きました。
濃口の醤油に魚介系のダシが追加されて、実に濃厚な旨味のあるスープでした。
更に底にはゆずが仕込んであって、一見ミスマッチな感じがしますが、実に風味よく、多少口の中に残った濃口の味を打ち消す、いい作用と後味がありました。
続いて、麺は太くて軽く縮れており、これ自体には味は然程感じられなかったのですが、茹で加減はバッチリ。
しかも、濃厚なスープによく絡んで、一啜りで二度美味しく楽しめました。
次にチャーシューなのですが、掌大で厚みもあり、これを箸で取ると崩れるほどの柔らかく仕上がっており、食してみてもこれは同じ。スープともよく絡み溶け合って、蕩けるほどの旨さがありました。
そして、最後はメインでもある味玉(煮卵)。
噂によると、ここの味玉は実に旨い!らしく、これを頼んだのもそれを思い出してのことなので、ワクワクしながら蓮華で掬い、箸で抓みながらまずは一口目。
絶妙な半熟仕上げとの聞いていたのですが、確かに、箸で抓むとプニプニと柔らかかったので、割った瞬間折角の黄身が洪水しまうと勿体無く悲しいので、齧り付いて見ました。
上1/4ほど、黄身まであと僅かな部分を食しましたが、煮出しの味と付け具合が余程良いのか、醤油とお出汁の味がしっかり滲み込んでいて旨かったです。
そして残り、黄身の部分の損失を最小限に抑えるべく、一口で頂きました。
すると、黄身の半熟度,とろみ加減がまたバッチリで味は濃厚、これまた美味かったです。
最後、スープを味わいながら飲んでいると、微かに感じる柑橘系の風味・・・はなんだろう?!と、飲み進めていると、そこから現れたのは“ゆずのかけら”でした。
塩ラーメンの風味付け,隠し味としてあったことはあるのですが、醤油に・・・とはもう、お見それしました。
正直、スープの塩っ気が強く、後味はさほど良く感じなかったのですが、それをゆずが緩和させて、この美味さを作り上げていたようです。
ちなみに、私は出された全てを平らげて席を立った頃には、既に空席待が10人近く居て、店を出る時にも2,3人の人とすれ違いました。
一歩間違えば・・・と思うと、この日はホントついてたな・・・って、つくづく思いながら、口の中に残っていたラーメンの風味より余韻に浸り、反芻していました・・・。
後日、我が店でもお出ししますので、空腹にてお待ちください。m(_ _)m
空いてる時があれば、また食べておきたいなぁ。ええ。
(噂に違わず)美味かったです。
行った時間がよかったと思います。
昼間は店に入るだけで数時間待状態でしょうが、15時過ぎはねらい目の時間ですよ、きっと。
かなり難しいでしょうが、平日ならばよりねらい目かと。