ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No1756 北島桃太郎(福岡帝拳)vsユタポン前田(宮田)

2010年08月28日 22時32分50秒 | ボクシング
(’96全日本S・バンタム級新人王決定戦)
 西の代表決定戦で西岡利晃(JM加古川)を敗り技能賞を獲得した6戦全勝の北島と、元ムエタイ戦士で5戦全勝のユタポンという好試合の期待できる全勝対決。

 初回長身北島に対し、ユタポンはゆったりとしたムエタイのリズムと幅の広いステップで距離を詰めて左ストレートを次々とヒットさせキャリアの差を見せつけ、北島がバランスを崩した所に下から伸ばした左ストレートを決めダウンを奪う、ダメージの殆ど無い北島にドンドンと左ストレートを送るユタポンだったが、右のガードを高く掲げた北島はディフェンスを一層固くして防ぐと、此れまで出していなかった右アッパ一閃し、更なる連打で今度はユタポンがダウン、此方はダメージがあり立ち上がった所へ左フックのショートでロープへ吹っ飛ばしてフィニッシュ。

 福岡に生きの良いホープの誕生!

NO1755 岩本勝(福岡帝拳)vs渡部剛博(三迫)

2010年08月28日 17時38分17秒 | ボクシング
(’96全日本フェザー級新人王決定戦)
 キャリアの浅い岩本と、高校選抜王者の実績を誇る渡部との一戦。

 4Rストレートパンチャーの岩本が良く手数が出る様になり一気に試合がヒートアップすると、渡部もアマ仕込みの手数やクリンチも組み入れ、直線的な岩本の攻めにサイドへ廻り込み巧みに対処する中試合終了のゴング。

 私の採点は1点差、オフィシャルは2-0で渡部を支持し、先ずは順当に新人王獲得と相成りました。
 しかしこの渡部もプロではこの日以上の実績を残す事は出来ず、大成ならずなプロ生活でしたね。

 (追伸)
 突然の報告ですが、この10月より松山市へ転勤となる事が内示されました。
 当然単身赴任となる予定ゆえ、当ブログも更新が困難になる事が予想されます。
 其の日が来るまでは頻繁に更新する事を心掛けますので、ご承知おき願います。

No1754 中村直樹(陽光アダチ)vs中澤純一(MI花形)

2010年08月28日 08時50分49秒 | ボクシング
(’96全日本S・ライト級タイトルマッチ)
 右のボクサーファイター同士の一戦。

 初回中澤はキッチリと顎を引いてガードも固くクラウティングで前に出てくれば、中村は相手を良く見て探りを入れるが、ファイター中澤が出てくる一瞬の隙に放った中村の右ストレートが真正面から顎の先端を捉えると腰砕けになる、此処で一気に左右フックでラッシュする中村の攻撃に防戦一方になった所へ右フックを叩き付け先制のダウンを奪う、フラつきながら立ち上がった中澤に対し一気に出た中村の右フックが見事なカウンターとなり2度目でフィニッシュ。

 長引くと予想された一戦だったが、一瞬でピンポイントをついた中村が初回KOで新人王に輝きました。
 今後は本人曰く、スタミナが上昇にカギになると思われましたが、其の後の彼の活躍を振り返ると、その課題はクリア出来なかった様ですね。