移民問題

「ウエッジ」というＪＲ東海の新幹線で売られている雑誌を読んでいて、気になった記事から。

欧州諸国のイスラム系移民の増加が問題となっている模様。
今年のフランスの雇用制度改革は、実はこのイスラム系移民対策のためにあったという。
イスラム系移民の若年層失業率は、40％以上、若年層平均が22％と元々高いのであるが、イスラム系は特に高い。
これが、不満分子となるため、少しでも就労機会を増やそうとして、暴動を防ごうとしたらしいが、政府の思惑通りとはならなかった。

フランスのイスラム系移民は500万人。
ＥＵ諸国内でもっとも多い。
平等と表向き言っているが、実態は、二等市民として、「社会の底辺に押し込まれている。」という。

トルコのＥＵ加盟問題は複雑だ。
イスラム大国のトルコがＥＵに加盟すると、移民が更に増大する可能性あるという。
移民の労働力を借りなければ、欧州諸国が成り立っていかないのも事実であるが、一方では移民による労働力のために自国民の就労先が減少する。

イスラムとＥＵは、共存の道を探らなければならない。ただまだ、明快な回答はない。難しい問題である。

日本も同じ問題を抱える。
近い将来、アジア系移民の労働力を借りなければ、少子高齢化社会は成り立たない。