TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

財政再建

2008-05-25 09:49:00 | 日々雑感
財政再建策の一環で、大阪府職員の給与がカットされる案が提示された。
警察官や教職員を含めた一般職の基本給削減率は、管理職が12~16%、非管理職が4~10%で3年間実施するらしい。

世間からは様々な声が出ている。
「一般企業なら当然だ。」
「甘い、もっと減額しろ。」
「(生活できなくなるっていう職員に対して)平均700万円以上の年収をもらっているのに、そのくらいの減額で、生活できなくなるわけないやろ!!」
等々の批判の声。

確かにいい加減な試算により、余計なハコモノをつくって、税金の無駄使いに拍車をかけたのは公務員の皆さんではありますが、一方では、日々、体をはってがんばっている警察官や消防士の人、わけのわからん苦情を言ってくるモンスターペアレントに対応する先生等、本当に、苦労している人も多い。

そんな人もいることも考えても、やっぱりカットは致し方ないと思う。このカット額は半端な数字ではないと思うので、一般公務員の人には気の毒だけど、がんばってほしい。

それは、批判する人は色々いると思うが、人にはそれぞれの生活がある。
どこからみるからによって、思いは違う。
一部の人を除いて、アフリカの飢餓に苦しむ人から言わせれば、ほとんどの日本人の生活レベルは、かなりレベルが高く、
「少々、税金、保険料が上がったからと言って何を言っているのか?」と批判を食らうのではないか。

そもそも、大阪府だけはなく、日本国自体が財政再建団体ではないか。
国民一人あたりの借金が650万円とも700万円とも言われている。いや、すべてを含めると、1200万円以上とも言われる。

借金は国民の責任でもある。
例えば、この借金額に比べると、増税は焼け石に水程度。
しかし、多くの人(私を含めて)が批判をし、人によっては、「生活ができない。」というのであろう。
人には厳しく何でも言いやすいが、自分のことになると、給与1割カットはきつい話であることも事実だとは思う。

公務員だけでなく、府民、国民も負担を負わざるを得ない。
税金の無駄使いしてはいるが、そのハコモノを建設したのは一般企業であり、その企業で利益を得て、給与をもらっているのも府民・国民ではある。そして、我々の勤める会社がそこにお金を貸し、資材を売っているのかもしれない。

結局、他人事ではなく、すべては自分たち皆の責任なのではないだろうか、と少し思った。