原油100ドル超え

ついに原油価格が1バレル１００ドルを超えた。
需要拡大によって、価格が上がっているのは仕方ない。
だがそれだけではなく、実際には投機筋の思惑が強く影響している。
ナイジェリアの政情不安、投資家の原油高騰を狙った投機等、実際の需要と関係ないことから価格が高騰する。
庶民にとっては迷惑極まりない。

一方、この価格上昇が、節約につながりCO2削減につながるのであれば、それはそれでいい面もある。
原油価格が安いことで、ここ数年の日本は物価が安く、デフレ傾向にあり、100円ショップを中心とした安価な商品の流通により、ものを大切にしない傾向が強まっていた。
原油価格上昇をきっかけに、無駄を削減すれば、当然、CO2削減につながる。

しかしながら、そうなると景気は停滞する。こういう話は、堂々巡りになってしまう。
本当は安価でクリーンなエネルギー・生産物ができれば、一番いいのである。
原油高騰が、そういう商品の開発に向かってくれることを願う。
そういう商品開発を日本がすることが、これからも世界で生き残っていくための方法かもしれない。