TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

一億総中流

2006-02-05 07:31:00 | 日々雑感
勝ち組・負け組みが発生し、一億総中流が崩れたといっている。
今日の朝日新聞トップはそんな記事だ。
確かに殺伐としてきた。
これは、バブルが崩壊し、企業が生き残りのリストラをしてきた結果だ。

年金生活者世代の方は、政府の政策・小泉流を非難される人が多いが、私らの世代には、企業の対応により、このような状況になったと感じられる。

会社でも、種々のリストラ策により、様々な弊害が出ている。単純に人を減らすということではなく、本社一極集中化ということもその一環だ。
私の勤める会社も同様の策をとっている。
そのため、特に転勤のなかったはずのOLにまで、その対象が広がった。
結構、気楽な会社だったと思うが、厳しくなってきたため、精神的な病気となる人もでてきた。
私の単身赴任なんかもその影響なのか。
他の事業部では、中間管理職は、一度は海外勤務を経験させると宣言されている。
個人生活感など無視である。

しかし、欧米スタイルでの国際競争が当然になり、そこに中国の台頭がある。
今後はさらにBRICS諸国の台頭もある。
もうお手々つないでランランでは、生きていけない時代になってきた。

弱者切捨てはいけない、そう思う。
しかし、厳しさは必要。そうでなければ世界で戦ってはいけない。
弱者を切り捨ているのではなく、悪平等だけを直していければ、本当はいい。
生活保護は、必要な人も多い。しかし、騙してもらっている人も非常に多いと聞く。

難しい問題であるが、国民みな少しずつ我慢をしていかなければいけない時代である。
弱者切捨てはいけないが、悪平等も絶対にいけない。