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6.10 耐性卵って何?

2013年06月10日 | 日記
6月10日(月)

 実験室のカブトエビは、どうやら卵を産んだようです。

 日本の自然では、カブトエビは水田で発生します。

 しかも、毎年発生するわけではありません。

 水田の中で一生を過ごしたカブトエビは、卵を産んで死んでしまいます。

 卵は、土の中で生きていて、条件が整うと幼生が生まれてくるのです。

 その条件とは、

 1 卵が一度乾燥すること。

   (乾燥して、休眠状態にならないと発生しない卵のことを耐性卵といいます。)

 2 水にぬれたときに、適温であること。(20℃前後)

 5~6月に産卵された卵は乾燥しないのでそのままの状態です。

 秋に水田の水が抜かれると、水田の土が乾燥し、卵が休眠状態になります。

 春、水田に水が張られると、卵がぬれます。

 さらに、水温が適温の場合のみ発生するのです。

 理科部では、60センチメートル水槽の水を自然に蒸発させて、

 夏場にもう一度水を入れて、カブトエビが発生するかどうかを

 調べてみようと思います。

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