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2.13 溶けるクギの実験を行って

2012年02月21日 | 日記
2月13日(月)

 溶けるクギの実験の感想を紹介します。(一部抜粋)

・クギが溶けた後の塩酸の液面をよく見ると、薄い緑色に見えました。
 これは、クギの成分である鉄が塩酸の中で溶けて塩化鉄になったからだと知りました。
 塩素や金属イオンに色があることを初めて知りました。
 しかし、その説明は少し難しかったです。[中3 男子]

・駒込ピペットで塩酸を試験管の中に入れるのが難しかったです。
 純水で練習してからやったので安心していたのですが、いくら薄くても塩酸を使うので緊張感がすごく、先輩のように簡単に操作できるようになりたいと思いました。[中2 男子]

・内田先生や助手さんが難しい溶液については準備をしてくれていたので、いつもよりスムーズに実験が進んだように思います。ありがとうございました。塩酸の中に入れていたクギからは、気泡が観察できました。この気泡は水素とすぐに分かったのですが、中学校の実験のように激しく反応するわけではないので、どれだけ鉄が溶けるのかをできれば目で見てはっきり分かるように実験したかったです。しかし、微妙な色の変化で鉄の溶けた量が判定できるとは知りませんでした。[中2 女子]

・鉄イオンには2種類あるということを理科総合Aの授業で習いましたが、実際にどのように違うのかはよく知りませんでした。今日の実験で、オキシドール(過酸化水素水)を加えることにより、鉄のイオンが変化することを知り、勉強になりました。
   [高1 男子]

・今日は、どのように鉄が溶けるのかを調べる実験を行いました。
 いつもよりも順調に実験は進んだのですが、なぜか思ったような結果が出ず、何回もやり直しをしました。
 最後に、内田先生が今回の実験の化学変化を説明してくれました。
 中2では、イオンは習っていないので、「鉄が水に溶けたもの」という表現で説明してくれました。中学生でも分かるような言葉を使ってくれたので、理解したつもりです。一番印象的な話は、この実験でできた鉄のイオンが、シリアルに混ぜて、鉄分を補給しているという話でした。鉄分は、血液の赤血球に含まれるので、からだの中に何かの方法で取り入れないといけないそうです。 [中2 男子]

・クギの本数が変わると、鉄と塩酸がふれあう表面積が大きくなり、溶ける量も変化することがわかりました。
 内田先生の話の中で、中学では難しそうな単位が出てきたのでびっくりしましたが、その単位は使わずに説明してくれたので、この実験の変化がようやく理解できました。[中2 女子]

・内田先生の説明を聞いた後で、もう一度試験管やビーカーの中にある溶液の色を観察してみました。私は、実験中には判断できませんでしたが、説明後、ビーカーの中の塩酸の色をしっかりと観察してみました。ビーカーの後ろに白い紙を置いてみると色の変化がわかりやすいので、白い紙を置いてみました。それでも、緑色とは判断できませんでした。ビーカーの中の液体の表面に注目してみました。液体の表面で、ビーカーに接している部分を見ると、薄く緑色に変化していることが分かりました。
 普通に観察しても分からないことも、少し工夫すると見えてくるということがわかり、うれしく思いました。[高1 男子]

・中学生には、少し理解しにくい部分もありましたが、鉄が酸に溶けることは知っていたので、それほど大変な実験ではないと思っていました。しかし、クギが溶けた塩酸にチオシアン酸カリウム水溶液を入れると、赤い色に変化する様子は、見ているだけでも「すごい」と思いました。なかなかできない体験ができて良かったです。[中1 男子]

・塩酸の中に鉄を入れて溶かすといった実験ですが、高校の化学でちょうど錯イオンを勉強したので、イオンの色がはっきりと観察できて良かったと思います。塩化ナトリウムの効果がはっきりしなかったのが残念ですが、鉄の溶けた量は鉄比色標準サンプルによって、おおよそは分かったので、良かったと思います。
 次回実験するときには、全部成功するようにしたいと思います。
 鉄比色標準サンプルは、助手さんが、何日もかけて鉄粉から作ってくれました。
 私たち理科部は、自分たちだけで実験できているのではありません。いろんな人の手助けがあって楽しく安全に実験ができていることに感謝したいと思います。[高2 男子]

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