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12.26 カランコエの花芽

2011年12月27日 | 日記
12月26日(月)

 カランコエは、 (Kalanchoe) とは、ベンケイソウ科の1属です。
 マダガスカル・東アフリカ・南アフリカ、中近東、東南アジア、台湾、中国、西南諸島などにおよそ100種が分布しています。とくにマダガスカルと東アフリカに多く見られ、いろんな種があって見た目も様々です。
 一般的に鉢花として親しまれているのは、ブロスフェルディアナ種〔K. blossfeldiana〕から改良された園芸品種で、それらを指してカランコエと呼ぶことが多いようです。

 冬に花が咲く植物として日本でもたくさん栽培されています。

 葉っぱは分厚く多肉質で、表面に光沢があります。何本もの花茎を出し、先端に1cm程度の小花をたくさん付けるのがカランコエの特徴です。花色は紅色からクリーム色まで何色もあり、花の形も様々です。
 
 学校で栽培しているカランコエの花芽が膨らんできたので紹介します。

 
 カランコエの株です。今年の3月に学校行事で使われたものをさし芽にしてふやしたものです。
 鹿沼土などにさしておくと簡単にふやすことができます。
 カランコエの花芽をつけるにはちょっとしたコツがいります。
 11月ごろからは水やりを少なく、回数も減らします。カランコエはもともと乾燥には強く、多湿には弱いのですが、この時期は特に水を少なめにする方が良いと思います。水を少ない条件にすると、植物は枯れるといけないので子孫を残そうとします。
植物の子孫は種子なので、種子を沢山作るために花が咲くのです。

 また、カランコエは短日植物なので、昼間が短い条件を作ってあげる必要があります。
 屋外に鉢が置いてある場合はそのまま放置すればよいのですが、部屋の中に鉢がおいてある場合は少し気をつけなければなりません。なぜなら、電球の光が夜間あたるだけで、葉が長日条件(昼間が長いこと)を感知し、花芽がつかない場合があるからです。
 以上のことに気をつけて育てるだけで、簡単に花が咲くカランコエです。ぜひ、みなさんも育ててみてください。

 
 カランコエの花のアップです。たくさん花がつくのできれいです。

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