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11月21日 衝撃で爆発する薬品をつくる

2011年11月30日 | 日記
11月21日(月)

 今日は、ちょっとした衝撃で爆発する薬品を作ります。
 もちろん大量に作ると危険ですから、危険の無いように作ります。
 作り方は秘密です。
 いたずらなどに利用されてはいけないからです。
 作りたい場合は直接理科部に来てください。
 ドラフトチャンバーといって、巨大な換気扇のある小さな実験台で
 危険な作業を行います。内田先生がやってくれました。
 危険な薬品や、アンモニアのように気体が出やすい実験は、安全の為にここで実験を行います。

 

 まずは、高校2年生が見本を見せました。
 それを見て、他の班も、それぞれの準備をし始めます。

 

 中学1年生も、内田先生に聞きながら少しずつ実験を進めます。
 中学2年生になると、自分たちで実験をすすめることが出来ます。
 中学1年生もみんなで相談しながらも、うまく実験が進んでいるようです。

 
 
 反応物をろ過すると、溶液の中の沈殿物がろ紙の上に残ります。
 この沈殿物が作ろうとしている薬品です。
 この薬品を乾燥する前に、新聞紙の上にのせた新しいろ紙の上に塗ります。
 落ち着いて、ゆっくりと塗っていきます。
 その時に注意することは、実験台に出来た薬品をこぼさないようにすることです。
 なぜならば、こぼしてしまった出来た薬品が乾燥すると、ちょっとした衝撃でパチンと
 いう音を立てて小さな爆発を起こすからです。
 私たち理科部員は、知っているので驚きませんが、知らずに触るとビックリさせてしまいます。

 

 完成した衝撃で爆発する薬品のろ紙です。

 

 ビーカーの中から沈殿物をしっかりと取り出します。
 実験に使った廃液は適切な処理してから処分します。

 

 完成したら、洗い物をします。
 危険のないように、処理をしてから洗います。
 実験が終ったら、感想を書きます。

 

 思い出しながら書いています。
 真剣に書いていますね。

 

 高校2年生が感想を集めます。

 

 全員の感想が集まりました。
 感想を書いたら掃除を全員で行います。
 今日の実験では、床や実験台に衝撃で爆発する薬品が落ちている可能性があります。
 念入りに掃除をします。

 

 それぞれが仕事を見つけて掃除をします。

 

 洗い物をしている人たちです。
 この間に、ゴミ捨てに3人行っています。
 このようにして、2時間の部活動が終了しました。
 出来上がった物質は、12月2日(金)に行う予定です。
 明日からは、テスト期間中になるので部活動は休みになるからです。
 エサやりや水やりなどの生き物の世話は毎日やる予定です。

 【感想】

 ・「爆発する紙」を作りました。
  臭いがとてもきつくて目にしみました。
  内田先生は、ずっとアンモニア水を扱っていたので、私たちよりもずっと臭かったと思います。
  実験の難しさや厳しさを知ったような気がしました。
  また、衝撃で爆発する薬品を誰かが少し実験台にこぼしたらしく、急に「パチン」と音がしたのには
  びっくりしました。   高校1年生

 ・ガラス棒で衝撃で爆発する薬品をろ紙の上に塗ったのですが、その時にどうしてもガラス棒に薬品
  が残ります。この衝撃で爆発する薬品の付いたガラス棒を実験台に置くと、「パチン」と音を出して
  爆発しました。知っていたこととは言え、びっくりしました。  高校2年生

 ・薬品を混ぜる作業が思った以上に大変でした。
  出来上がった衝撃で爆発する薬品は、刺激臭の気体を含んでいるので、とても臭いがきつかったです。
  ちょっとの刺激で、できた薬品がパチパチと音を立てていたのに驚きました。 中学2年生

 ・家庭科の作品を作っていて、少し遅れてきたので少ししか実験に参加できませんでしたが、
  パチパチとした音にビックリしました。
  実験室中気体の臭いが充満していて、頭がくらくらしそうでした。  高校1年生

 ・最終的には実験として大成功と言えると思います。
  しかし、最初から中学生をもっとまとめることが出来れば良かったと反省しています。
  薬品は、不意に小さい爆発を起こすので、結構ビックリします。  高校2年生

 ・今回で、衝撃で爆発する薬品を作るのは2回目ですが、何回行ってもこの実験は気体の臭いが
  鼻についてしまいます。  高校2年生

 ・今回は、「爆発する紙」の準備の日でした。
  換気扇もドラフトチャンバーも回して、寒い中窓も開けて実験したのに気体の臭いがとても
  臭かったです。
  次回は、紙を「爆発」させられるので、楽しみです。  高校1年生

 ・薬品を混ぜるのも大変だったし、気体の刺激臭と闘いながらの実験でしたが、
  スリルもあり楽しい実験でした。  高校1年生

 ・紙を作るのは大変そうでした。
  私は写真を撮っていたので実験はやっていませんがみんな上手に実験していました。  中学2年生

 ・薬品と水を混ぜるのは上手くできたのですが、最後にろ紙に沈殿物を塗るときは、
  少し激しく塗ったためか、パチンと音がして怖くてあまり出来ませんでした。
  よく考えたら、ゆっくりと塗らなかったために音がしたということを知りました。
  次に実験するときには怖がらずにやりたいと思います。  中学1年生

 ・とても臭かったです。  中学3年生
 ・刺激臭がとても臭かったです。
  中学1年生で「刺激臭」と習いましたが、自分の身体で実感しました。  中学2年生

 ・薬品を混ぜているとき、なかなか混ざらなくて大変でした。  中学1年生

 ・最後の沈殿物をろ紙に塗っているときに、パチパチと周りから音が聞えてきて楽しかったです。
  次回の実験が楽しみになりました。  中学1年生

 ・薬品を混ぜるのがとにかく大変でした。
  しかし、いろいろと内田先生に聞きながらも、最後まで実験できたので良かったと思います。
  中学1年生 

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