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色つきガラスのペンダント作り

2011年06月09日 | 日記
6月1日(水)

 今日は、色ガラス作りに挑戦することになりました。

【準備】
 
 一酸化鉛、二酸化ケイ素、ホウ酸ナトリウム、塩化コバルト、塩化銅、ガスバーナー、マッチ、るつぼ、るつぼばさみ、加熱用台、ステンレス皿、薬包紙、薬さじ、電子天秤、乳鉢、乳棒


 それぞれの薬品を電子天秤ではかり取ります。
 電子天秤の上皿の上には必ず薬包紙をのせます。


 薬品を取り出すときは、このように瓶のラベルを親指で持ちます。


 このように、薬品の瓶の中から薬さじでていねいに薬品を取り出します。


 はかり取った薬品を乳鉢の中に入れて乳棒で丁寧にすりつぶします。


 次の薬品をはかり取ります。


 ビーカーの中に蒸留水を入れて、薬品を入れてかき混ぜます。


 先ほどの乳鉢の中に入れた薬品をこのようにして加熱します。


 るつぼにふたをしてから火の加減を調節します。


 しばらくすると、このように二酸化ケイ素が溶けてきます。


 るつぼばさみでるつぼをはさみ、ステンレス皿の上に取り出します。


 このような液体になっています。


 飴のような感じがします。


 もう少しありました。


 完成です。


 2回目です。


 3度目は、塩化銅を入れてみました。
 緑色になるはずでしたが、黒っぽくなりました。


 完成品がこれです。
 アクセサリーにするには、まだまだ熟練が要りそうですが、何とか完成しました。

【感想】

 ・とても色がきれいでした。今回は、高校生の先輩方が中心になって実験したので、次回は中学生もできるように基本操作をもっと身につけていきたいと思いました。[中2]

 ・ガラスのペンダント作りをすると言うことで、私はいくつかの疑問点がありました。一つ目は、どれくらいの大きさになるのかということです。私たちが作成するので、おおきいものしか出来ないのではないかと思っていたのです。しかし、できあがったガラス玉はとても小さい物でした。中学生の私たちでも出来るようになりたいと思いました。
  二つ目は、どのようにして色を付けるのかという疑問です。
  私はマーカーペンなどで色つけをするのかと思っていましたが、実際には薬品で着色すると聞いて、びっくりしました。
  今回のペンダント作りは、ガラス玉を作るのに準備を含めて2日間もかかってしまい、穴を開けるまではできませんでした。
  だから、今度作るときには穴も開けて完成させたいと思っています。ただ、どのようにしてガラス玉に穴を開けるのかが不思議なので、一度調べてみたいです。ひもを通したペンダントを自分たちで作って、首にぶら下げてみたいと思っています。
  【中2】

 
 ・今回の実験は、加熱の温度が高いと言うことで、高校生の先輩が主に実験をしました。だから、私たちはガラスを作る行程を観察していました。加熱しながら、薬品を火にかけると、ドロドロの液体になりました。ケイ素が主成分なので、ガラスや石英と同じだと言うことも知りました。ドロドロの液体が冷えて固まると、その色がとても綺麗で感動しました。【中1】

 ・化学の勉強をしていて部活動に参加するのが遅くなってしまいましたが、出来上がったガラス玉はとても綺麗で、濃い緑色でした。高校で学習する炎色反応の色とよく似ていると思いました。【高2】

 ・ガラス作りはテレビでよく見ますが、間近でしかも分かりやすく先輩が説明してくれたので勉強になりました。
  こういう体験は貴重だと感じました。【高2】

 ・色ガラスのペンダントの実験は、先輩だけしかできませんでした。これは、材料の量の問題です。
  しかし、何とかガラス玉までは完成したので良かったと思います。【高1】

 ・今日の実験では、ガラス棒でペンダントを作ることでした。しかし、私は、途中からの参加だったので、作り方があまり分かりませんでした。しかし、完成品がとても綺麗だったので、次は是非自分で作ってみたいと思います。【高1】

 ・完成したガラス玉は結構濃い緑色で、自分の予想とは良い意味で違っていました。【中2】

 ・ガラス玉の破片までは出来たが、ペンダントというには、もっとたくさんのガラス玉を作るべきだと思った。
  それまでに、中学生にもガスバーナーの使い方をしっかり教えて、全員でガラス玉を作れば一つのペンダントになると思いました。だからこそ、また、再チャレンジしたいと思います。【高2】

 ・初めてだったからかもしれないが、透明なガラス玉が出来るはずが、黄色のガラス玉になってしまった。
  また、塩化銅を加えると、緑色になる予定が黒っぽくなってしまった。
  残念ながら、なぜこうなったのかが分からなかったので、もう一度実験してみたいと心からそう思った。【高3】