東白川タカブ研究会 雑記帳

山里の伝統食「ヘボ」の文化と、山里の暮らしを伝えます

今年のヘボちゃんの気質

2011年08月24日 | 雑記帳
8月24日   水曜日   曇り後雷雨  今朝の気温20℃

このところ雷雨が頻繁に来ている。昨日は下呂市で物凄い豪雨になった。幸い被害は少なかったが、飛騨川の水量は物凄い事になっている。この水量では急流を住処にしている鮎でさえ流されているのかもしれないし、ヘボの巣の幾つかは潰れているのかもしれない。
今日は五時に帰宅した。ヘボハウスに入ると、砂糖水は空っぽ。今朝なみなみ3リットルを満たしておいた器なのだが、すごい飲みっぷりだ。キイロスズメバチが干上がった器をなめ回っていた。ピンセットで摘んでは捕殺したその数は12頭。キイロスズメバチ巣も確実に大きくなっているから、働き蜂も多くなり、幼虫を養う為にやってくるのだ。
それにしても今年のヘボちゃんは気が荒い。一頭のキイロスズメバチに小さな体のヘボが飛びかかると、一気に他の三羽が加勢、一分程でキイロスズメバチは動かなくなってしまった。ふと目をやった床にはキイロスズメバチの死体が5~6........。まだかすかに足が動いている奴も居る。こんなときのヘボは興奮しているから、誰であろうと構わず刺して来る。餌のブラックタイガーを吊るして、慌ててハウスを飛び出して来た。