DUMMY FAKE ROLLERS

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マジックを教えるということ。

2005年08月04日 | マジック
マジックの種明かしは本来タブーですが、マジックを演じる楽しみを
一部の愛好家だけのものにしておくのはもったいないという思いから、
一般の人にも門扉を開くべく、今、会社の有志でマジックサークルを作って、
カードマジックを教えています。

新しいネタを知って、未知の世界を見たときの、メンバーの素直な喜びようを
見たときには、こっちまで嬉しくなってきます。

でも、マジックを教えるのってなかなか難しいですね。
ネタバレせずに、かつ不自然さを残さないレベルのものを
身につけるには、1日や2日では無理で、1ヶ月単位のスパンで
見ないといけないことはわかっていましたが、
自分が「これは大した動作じゃないだろう」と思っていたものが、
実は一般の人には難しかったりするんですよね。

しかし、その動作を使わないとできない手順だと、その動作を修得するための
基礎練習繰り返さざるを得ないわけで、その間は地味でしんどい時間を過ごすことになります。

そうしたときに、いかにメンバーのモチベーションを落とさないように
やる気を持続させるか、いつもここが悩むところですね。
もちろんその慣れない動作を使わずに逃げ道を使うことも可能ですが、
このマジックを通して、この技を修得して欲しいという、講師としての願いも
ありまして、そのあたりのバランスが難しいのです。

また、手順を覚えるとすぐ「できる」と思ってしまって、人に見せたくなります。
でも、その状態で見せると、必ずネタがバレるか、バレなくても不思議さが
伝わらなかったりします。
それを防ぐために、私の検定を通るまでは人前では披露してはいけないことに
してるのですが、いつOKを出すのかも難しいところです。
人に早く見せたい気持ちもわかりますし、人に見せていろいろツッコまれて、
世間の荒波にもまれて経験を積むことも大事ですから。
#特に、度胸と機転を身につけるには、人前でやるしかない

でも、そうやって自制しながら、地味な時間を過ごした人ほど、大成するはずなので、
サークルの皆さん、頑張って付いて来てくださいネ。

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