~君 ちょっと行ってくれないか すてごまになってくれないか
いざこざに まきこまれて 死んでくれないか~
今回の心に残る歌詞は、ブルーハーツから、
痛烈なメッセージを持った反戦ソング「すてごま」のサビのフレーズです。
確かこの曲は、湾岸戦争で、日本政府が自衛隊の海外派遣に関して
議論沸騰していたことを指して歌われた歌だったと思いますが、
こうして歌詞だけ読むと、あまりにもストレートな表現にびっくりします。
ブルーハーツは、デビューした頃から、「1985」「少年の詩」
「チェルノブイリ」など、オブラートに包まずにストレートに
社会を風刺した歌詞から、社会派バンドとして認知される一方、
ヒロトの牧歌的でシンプルな歌い方や、明るくわかりやすいサウンドで、
「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」に代表されるような、
若者が大騒ぎできるようなカラオケ人気の高いバンドという
両極端なイメージを背負うことになり、その狭間で苦しみ、
『BUST WASTE HIP』リリース時には「イメージ」という曲で、
~中身がなくても イメージがあればいい~
と自分達自身を皮肉ってみせたこともありました。
そんな彼らが、バンドとしてのモチベーションが下がり始めた
活動後期に、改めて初期衝動を取り戻そうと最後の力を振り絞って
制作された今作『STICK OUT』は、その半年後にリリースされた
『DUG OUT』と合わせて、凸凹アルバムとして、
彼ら後期の最高傑作と称されていますね。
「すてごま」では、そんなかつてのパワーを取り戻したような
スピード感のあるロックサウンドと、社会派なメッセージが
盛り込まれた名曲だと思います。
ちなみに、『STICK OUT』には、最近アサヒの"100年BLACK"コーヒーの
CM曲として使われている「1000のヴァイオリン」のオリジナルver.も
最後を締めくくる曲として収録されています。
最もブルーハーツがノッていた初期3作しか聴いたことがない
という方には、ぜひ『STICK OUT』を聴いて頂きたいですね。
《 本ブログのレビューアーティスト一覧はコチラ 》
いざこざに まきこまれて 死んでくれないか~
今回の心に残る歌詞は、ブルーハーツから、
痛烈なメッセージを持った反戦ソング「すてごま」のサビのフレーズです。
![]() | STICK OUTザ・ブルーハーツイーストウエスト・ジャパンこのアルバムのトップを飾る衝撃的な1曲! |
確かこの曲は、湾岸戦争で、日本政府が自衛隊の海外派遣に関して
議論沸騰していたことを指して歌われた歌だったと思いますが、
こうして歌詞だけ読むと、あまりにもストレートな表現にびっくりします。
ブルーハーツは、デビューした頃から、「1985」「少年の詩」
「チェルノブイリ」など、オブラートに包まずにストレートに
社会を風刺した歌詞から、社会派バンドとして認知される一方、
ヒロトの牧歌的でシンプルな歌い方や、明るくわかりやすいサウンドで、
「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」に代表されるような、
若者が大騒ぎできるようなカラオケ人気の高いバンドという
両極端なイメージを背負うことになり、その狭間で苦しみ、
『BUST WASTE HIP』リリース時には「イメージ」という曲で、
~中身がなくても イメージがあればいい~
と自分達自身を皮肉ってみせたこともありました。
![]() | Bust Waste Hipブルーハーツイーストウエスト・ジャパンそれまでのパンクロック然としたサウンドから 脱却し新たなスタイルを模索し始めた |
そんな彼らが、バンドとしてのモチベーションが下がり始めた
活動後期に、改めて初期衝動を取り戻そうと最後の力を振り絞って
制作された今作『STICK OUT』は、その半年後にリリースされた
『DUG OUT』と合わせて、凸凹アルバムとして、
彼ら後期の最高傑作と称されていますね。
![]() | DUG OUTザ・ブルーハーツイーストウエスト・ジャパンスローテンポの曲ばかりで構成された作品 |
「すてごま」では、そんなかつてのパワーを取り戻したような
スピード感のあるロックサウンドと、社会派なメッセージが
盛り込まれた名曲だと思います。
ちなみに、『STICK OUT』には、最近アサヒの"100年BLACK"コーヒーの
CM曲として使われている「1000のヴァイオリン」のオリジナルver.も
最後を締めくくる曲として収録されています。
最もブルーハーツがノッていた初期3作しか聴いたことがない
という方には、ぜひ『STICK OUT』を聴いて頂きたいですね。
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