金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

横隔膜の事を理解せずに患者を改善できると本気で思っているんですか?

2016-01-11 06:20:55 | 胸郭
あなたにこの事実を伝えるのを待ちきれませんでした。



これを知る事であなたは、、、



多くの患者さんを改善できるようになるのではないでしょうか?









どうも(^_^)



横隔膜の触診は難しいです。



私はよく嫁さんで練習しました。



嫁さんに、、「痛いわ!ボケ!!<(`^´)>」



と、蹴りを入れられました。。。



横隔膜の触診はいばらの道のなんです。。。(._.)









では、今回も前回に引き続いて横隔膜と胸郭について勉強して行きたいと思います。



まずは、この事を理解する事が大切です。



それは、姿勢評価です。



大きく二つの立位姿勢に分けて考えてみましょう。









aのような姿勢では上位肋骨の後方回旋と下位肋骨の前方回旋が起こります。



その為胸椎は比較的伸展しやすくなり、上半身の質量中心は前方へ移動し、この様な立位姿勢を呈する事が多いようです。



bでは、上位肋骨の前方回旋と下位肋骨の後方回旋が起こり、



その為胸椎は屈曲しやすくなり上半身質量中心は後方へ移動し、この様な立位姿勢を呈する事が多いようです。






比較的に臨床では、私はbの患者さんの方が多い印象ですが、、、



まあ、ホントはどっちが多いかは分かりませんが、、、



この円背の立位姿勢、胸郭、肋骨の変位の状態では、、、



横隔膜の機能低下が起こっているようなのです。



機能低下とは、弛緩した状態で、、、



いわゆる円背の姿勢を呈する患者さんに多いようです。



つまり、この円背の患者さんは横隔膜の機能低下がある場合が多い。



と、いうことは、、、吸気の力の減少が起こる。。。



と、言う事は、、、呼吸補助筋の負担増が起こる。。。



と、言う事は、、、斜角筋や、肩甲帯周囲の筋のSPASMが起こっている。。。



と、考えて行く事が出来ます(*´ω`*)



こんなケースの患者さんの治療戦略に頚周囲の呼吸補助筋のリリースだけでなく、



横隔膜の正常な機能を取り戻すようなアプローチを加える事により、、、



治療効果のアップ、もどりを抑える事が出来るのではないかと考えます。




そして、補足ですが、、、



この横隔膜は前方では大腰筋と連結し、



側方では腰方形筋と連結しています。



このつながりは、下部体幹の安定を担っています。





得意のアナトミートレインで言う所の、、、



そう!



DFL(ディープフロントライン)ですね(;^ω^)





身体の中心を担うラインです。



つまり、横隔膜はとても重要で無視できない所ですね(^^)



あまり、アプローチした事ない先生はこの機会に勉強してみてはいかがでしょう?








今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。






おわり

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