金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

股関節の専門的な構造を理解せよ!!(勉強会)

2019-11-17 21:18:30 | セミナー
股関節の構造についてお伝えしたいと思います。



股関節の機能不全を潜在的に持っている患者さんは非常に多いです。



腰痛との関連も非常に大きいです。



あなたは絶対にこの部位を理解し、治療出来なければいけません。



もちろん、私も含めて。。。








さて、今回は股関節です。



今回も>これを読んでいる勉強熱心なあなたにだけ、レポートの最後に、股関節の痛みに深く関連がある意外な筋肉を教える事にしましょう(*´ω`*)



かなり股関節の痛みとの関連は鉄板な筋です。



ここをリリース出来れば、絶対に変化が出る所です!









では、今回の最初のお話しは、、、



「治ります!と断言する勇気」についてです。



皆さんも患者さんに良く聞かれるかもしれませんね。



「先生、これ、、、治るんですか?」

「先生、これ、、、どのくらいで治りますか?」



こんな時は、


「治りますよ(*´ω`*)」

「~で治りますよ(*´ω`*)」



と、断言しちゃいましょう!笑



イヤイヤ、そんな事言って治らなかったらどうすんだ?



と、思いますよね(;´Д`)



では、なぜそう言い切る必要があるのか?



①言い切る事で自分を追い込む

言い切ってしまったら、人はウソつきにはなりたくないので、必死にどうにかしようと最大限のパフォーマンスを発揮します。治すために自分の持てる力を最大限発揮します。その力が足りない場合は、何とかしようと新しい事に挑みます。そうすると、自分の成長スピードが飛躍的に高まります。


②患者さんの気持ちを高め信頼を得る

あなたが患者さんだとして「治せます!」と言い切る先生の所と、「う~ん、難しいですね、、でも、、たぶん、、この程度ならよくなるかも、、、やってみないと分かりませんね。。。」

どっちの先生に診てもらいたいか?分かりますよね?

患者さんは自信が無い先生には診てもらいたくないし、自信が無い事を感じ取ります。そうなると不安になり痛みが増すこともあります。

患者さんの治そうと言う気持ちを上げる事で治療効果は高まります。






でも、ウソを故意的についてはダメですよ。何年も前からの症状を、一日で治します!なんてのはただの嘘つきになってしまいますから(;´Д`)



それと、自分で責任を持つことです。


治します!が無理なら、、、


最初は、これくらいの期間、この頻度で治療したら、痛みがこれくらいになります。


これから始めてはどうでしょう?(^^)


言ったからには治す!治らなかったら素直に謝り自分の非を認める。この覚悟を持って、今度患者さんに聞かれたら言い切ってみてはいかがでしょう?自分の責任で、自分の成長の為に。


達成した時、間違いなく自分は成長しているはずです。






では、本題です。




股関節の痛み。。。何の病名が出てくるでしょう?





変形性股関節症、単純性股関節炎、ペルテス、大腿骨頭壊死、発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)、臼蓋形成不全、、、、



こんなところでしょうか。



どの疾患に対して治療する時にもまずは構造や理解を深める必要がありますね。





Q.では、まず皆さんは股関節治療と聞いたらどんな風に考えるでしょうか?


・あまり治療した事が無いし分からない。


・何処を治療すればいいのかも分からない。


正直、構造自体も筋肉も良く分からない。


・とりあえず、痛い所をマッサージする。


・そもそも、OAだから痛いのは仕方ないと思っている。


・とりあえず大殿筋リリースしてみようか、、、




こんな感じではないでしょうか?



私の勝手な推測ですので、違っていたら失礼しました(+_+)



しかし、もしそうなら、、、この勉強会の内容を理解する事であなたは、、、



・股関節の構造と仕組みを理解出来ると、何処にアプローチすればいいかが分かる。


・腰痛との関連を知る事で、股関節治療により腰痛も治療できるようになる。


・治療結果を出しやすくなる。


・ただ、やみくもに痛いところをマッサージしなくて済む。


・出産後の女性の骨盤周囲のケアが出来るようになる(患者、嫁さん、姉妹、友達、知り合い、、、)


・筋肉の性質を知る事で、何処が異常なのかが分かる。




努力次第でこんな事が出来るようになります。








でも、股関節の痛い人あまり診る事ないしな。。。



と思うあなた!


そんなことありませんよ( `ー´)ノ



まず、この股関節の痛みは圧倒的に女性に多いです。



現在日本で股関節の痛みに悩んでいる患者さんは、120万~420万の人がいるらしいです。



日本の人口の1~3.5%の割合です。かなり多いです。



また、来院する患者さんを考えても女性の方が多くないですか?



平日の昼間に来院するのはどうしても女性の方が多くなります。



こんな事を含めて何処の院でもターゲットは女性になる傾向があります。



ですから、独立してやって行こうと思うのなら、股関節の患者さんは絶対に来ます。



今、治療できるようになっておかないといけません(-_-メ)






では、股関節についてです。



言わずと知れた球関節(臼状関節)です。





下肢と体幹を連結している唯一の関節です。



寛骨臼というくぼみの中に大腿骨頭が三分の二収まっています。



しかし、この関節窩は浅い為に関節唇、寛骨臼蓋靭帯がその深さを補ってくれています。





そして、その上には関節包、靭帯によって股関節は補強されています。



股関節の関節包は厚く強靭です。



なんたって、骨盤よりも上をこの関節で支えている訳ですからね。



その関節包の上を補強するのが靭帯です。



主に、①腸骨大腿靭帯、②恥骨大腿靭帯、③坐骨大腿靭帯によって補強されています。



①腸骨大腿靭帯

その形状から、Y靭帯とも呼ばれ、人体で最強の靭帯です。



②恥骨大腿靭帯

関節包の前方を補強します。



③坐骨大腿靭帯

関節包の後面を補強します。




それと、もう一つ、補強する作用が強い訳ではありませんが、大腿骨頭靭帯も忘れてはいけませんね。



大腿骨頭への栄養供給の経路となっている所です。



骨頭には栄養が乏しいですからね。





この様に股関節は形成されている事を最低限覚えて起きましょう。


もっと欲を言うと、靭帯の制限が起こる運動まで分かればいいのですが、、、今回はここまでにしておきます。



肩関節と似通っている所が多々ありますが、基本的に股関節は肩関節と違い複合関節ではありません。



肩関節は、肩甲上腕関節、肩甲胸郭関節、肩鎖、胸鎖、第二、、、とたくさんの関節が複合して運動が起こるのに対し、股関節は基本は単純な関節です。



しかし、股関節の動きと、骨盤、腰椎、膝関節の動きの連動性はもちろんありますが。。。






・被覆率



では、今回の最大のポイント、、、



股関節の被覆率についてです。



この事をどれだけ理解できるかが股関節の構造、性質を知るポイントです。



骨頭がどれだけ関節窩にしっかりと収まっているのかですね。



この被覆率が減少すると、股関節の骨性支持が不安定になり、靭帯、筋の支持負荷が高まり痛みとなって出てくると言うのが、多いパターンです。



我々が診る股関節痛の場合ですが、、、



この被覆率は、、、



骨盤の前傾=被覆率の上昇

骨盤の前傾=被覆率の減少





となる事だけでも、今回は覚えておいてほしいですね(;´Д`)



例を出してみましょうか、、、



女性で、先天的に関節窩が浅い、、、そして出産の影響で寛骨が外転位になり、被覆率が更に減少してしまった人がいるとしましょう。



この時に身体は代償と言うか、弱い所を補う為に働くことがあります。



それは、何か。。。



骨盤を前傾させることによって、被覆率を上昇させ安定性を確保するんです。


上の図のbのようにです。


しかし、前傾させることによる弊害もあります。



それは、骨盤の前傾に伴い、腰椎の前弯も増加してしまう為に腰痛が発生してしまう事があるのです。




この場合、股関節が悪いにもかかわらず、痛みが出るのは腰部です。。。



この腰と股関節の関係性の事を、、、



HIP SPINE SYNDROME(ヒップスパインシンドローム)



と言ったりします。



私が以前からしつこく言っている、、、


「痛い所には原因が無い!」


この言葉にも関係してくる部分ではなかろうかと思います。



もう一つ例をあげましょう。。。



胸椎後弯の強い人、、、



皆さんも良く見かける事が多いのではないかと思いますが、、、



この胸椎の後弯増加によって腰椎の前弯が減少します。





それにより、骨盤が後傾し股関節の被覆率が減少します。


上の図のcの状態ですね。


その為、股関節の安定性を補う為に筋の出力が上がり負担が増加します。



そして、股関節痛が出現します。



これは、、、先ほど言ったHIP SPINE SYNDROMEの反対バージョンですね。



被覆率について、こんな背景がある事を覚えて起きましょう。







・筋の性質を覚える



筋の性質とは?



私が勝手に言っているだけで、他の言い方があるのかもしれませんが、、、



どういうことかと言うと、、、



例えば皆さんが良く知っているつもりの大殿筋!





この筋の作用は、一般的には股関節の伸展、外転、外旋と本には書いてあります。



では、どの作用が一番強く、どんな時にこの筋が活発に働くのか?



ほとんどの皆さんは大殿筋と聞くと、外転作用を思い浮かべるかもしれませんが、、、



実際に大殿筋の主な作用は股関節の伸展です。また、それによって骨盤を後傾させることです。



そして、歩行時にも作用しますが、それよりも階段を上るときに良く作用します。



これを知っていれば、問診で階段を上るときの痛みを聞いておくことで、大殿筋の障害を予測し仮説を立てることが出来ますよね(*‘∀‘)



そして、次に強い作用は外旋です。



なぜ、外転作用がそれほどでもないのかは、大殿筋の下部繊維は内転作用がある事など、筋の走行上の関係かなと考えていますが、、、



そもそも、外転作用が強いのは中殿筋、小殿筋です。



歩行時のもこの筋が強く作用します。



トレンデレンブルグ歩行を思い出すと今話している事がつながってくるのではありませんか?



そもそも、外転筋は内転筋に比べると、1.6倍もの強さがあります。



内転筋の筋力トレーニングが重要視されているのもうなずけますね。



外旋筋は内旋筋に比べ、なんと3倍もの強さがあります。



解剖学的肢位が外旋位にあるのもうなずけますね。



純粋な内旋筋と言うものはなく、一番強い内旋作用を持つのは何と、、、



中殿筋前部繊維なんですよ。





次いで小殿筋、TFLが続きますが、、、



以外にも内転筋の内旋作用はもちろんありますが、重要なのはこっちの方なんですね。



先ほど言った、股関節疾患のほとんどに内旋制限があると言う事も理解できるのではないでしょうか???






この様な、筋の優位性と言うか、性質を理解して行く事が、私も含めて今の皆さんに必要な事だと思いますよ。



骨盤のデモンストレーションで見せたように、この様な事を理解しておくことで、簡単に変化を出す事も出来ます。



次回ももう少し股関節について勉強して行きたいと思います。



最後に、、、



股関節疾患に大変関連性のある筋を、ここまで読んだ勉強熱心なあなたにだけ教えましょう(*´ω`*)



読んでない人には教えません。



なんとなく、皆さんもインナーのどれかだとは思っているんじゃないですか?



その通り!それは、、、



大腿方形筋です。





外旋6筋では梨状筋にばかり眼が行きがちですが、、、



この筋をリリース出来れば、股関節疾患、腰痛にとても効果があります。



さらに、上肢の外旋筋をリリースしきれない患者さんがいるのではないですか?



その患者さんはおそらく、ここのリリースでさらに変化を出すことが出来る可能性が高いです。



この情報はかなり役に立つものだと思います。



ぜひ、臨床に役立てて下さい。







おわり









治したいなら脊椎の構造を理解せよ!(勉強会)

2019-11-14 23:59:09 | セミナー
脊椎の仕組みを理解する事は、、、



必ず治療の効果を上げます。



この様な細かい事、なぜこんな仕組みになっているのか、、、



理解しているかの差が、結果を出せる治療家とそうでない人の差でもありあます。










  



さあて、今回は脊椎のお話しです。



その前の今回の最初のお話しは、、、「あなたは何人治療できるの?」です。



一人で一日に診れる患者さんは何人でしょうか?



その人の施術時間にもよりますが、、、私が自分で独立して出来る数は、、、



一日に10人~多くて15人でしょう。



では例を上げます。



あなたの治療を必要としている患者さんが一日に30人居たとします。しかし、一日に診れる数は15人までしか無理です。あなたはどうしますか?



先着順?重症度?患者さんの性格、人柄?お金を持っているか? 





どう選別するかはあなたの自由ですが、、、独立したら必ずこんな選択を迫られる時があります。



なんか態度悪くて、支払いの能力もなくて、嫌いな患者さんの予約が入っている所に、、、






優しくて、あなたの事をとても信頼してくれていて、たくさんお金を使ってくれる、美人な患者さんが、同じ時間に予約を入れたいと言ったら、、、



その望ましくない患者さんを診ていたがために、優良患者さんが診れなくなってしまう。。。



こんな事が起きたらどうしましょう?どうせなら優良患者さんをたくさん集めて治療した方が双方の為になると思いませんか?



それだけ繁盛したらの話しですが。。。笑



全ての人を満足させて改善するのは無理です。
あなたはどんな患者さんを優先してみますか?
どんな患者さんをターゲットにして集めますか?



そんな患者さんを選別するなんて、、、(;´Д`)と考えてしまう優しいあなたは、、、



残念ながら、独立して成功するのは難しいでしょう。



何故かは、自分で考えてみて下さい。 

 

独立に挑戦した人にしか分からないでしょう。










 





さて、本題です。



脊椎についてのROM、仕組み、与える影響、、、この様な事を勉強して行きます。






なぜ、これを勉強するのか?



・皆さんは柔道整復師で骨の専門家だから、知っていて当然じゃないといけない。


・脊椎は、家で言ったら「柱」の部分。柱が傾いたり機能が良くないと都合が悪いから。


・皆さんがいつもマッサージしている疾患は、腰椎~、頸椎~、のように脊椎に関連した疾患ばかりだから。


・仕組みを詳しく知り、理解する事によってアプローチの幅が広がり、結果も他の人よりも出せる。





このような理由があります。



では、頸椎からです。



何度か頸椎については勉強会で取り上げましたが、、、前のEvernoteも参考にしてください。



頸椎の特徴を上げていきます。



想い頭を支えており、神経、動脈などを保護する為に安定性を必要とする反面、広いROMも必要とするための可動性も必要な所。



安定性と可動性の相反するものを可能にする為に、頸椎にはカップリングモーションといううまく出来た機能がある。




ルシュカ関節という頸椎の関節によって安定性を得る為に、純粋な側屈や、回旋の単独の動きは少ない。



必ず、側屈には同側の回旋が付随し、回旋には同側の側屈が付随し可動域を補っている。



何かの運動の際も、頸部から始まる動きが多い。



「おーい、〇〇先生!」と背中を向けている人を呼べば、必ず振り向く際は頸部から運動を開始するのをみてみて欲しい。



軽度の前弯を呈しており、一番前方に出ている部分はC5になり、この部分の椎間板への負担は大きいことからも、頸椎ヘルニアではC5/C6あたりに好発しやすい事がわかりますね。



高齢者では、円背傾向から下部頸椎から上部胸椎にヘルニアは好発しやすいと言われています。



また、環軸関節の回旋ROMがずば抜けて大きい事も特徴の一つです。



頸椎のついて最低これくらいは頭に入れて起きましょう。






では次は腰椎です。



腰椎も前弯を呈しており、しかし椎間板は椎体の3分の一もの厚みを持っています。



これは可動域が大きいがためにクッションの役割をする椎間板の厚さが必要だからです。



特に前、後屈のROMが大きいのがL4/L5、腰仙関節です。



ヘルニアの好発部位と言う事もうなずけますね。



頸椎と違う所は、カップリングモーションが反対になっている所です。




腰椎も側屈、回旋があまり得意ではありません。



その為、回旋には側屈、側屈には回旋が付随して可動域の範囲を広げます。



例を挙げれば、右側屈には左回旋が付随してきます。



頸椎と同じでうまい事、安定性と可動性の相反するものを作り出している人間の身体の仕組みは非常に面白いです。






こんな事知って何の役に立つの?



と、思う人。



こんなわけの分からない事。。。



と、読み飛ばす人。



あなたに足りないのは、この様に物事の本質を知る事かもしれませんよ。







最後に胸椎です。



最大の特徴は、頚、腰椎と違い胸郭を構成していると言う事です。



胸郭を構成する為に肋椎関節を形成しているために、胸椎椎間関節のROMは極めて小さいです。



その中でも回旋が主な運動となります。



では、カップリングモーションはどのように起こるのでしょうか?



ここも非常に面白い所です。



胸椎は、頸椎や腰椎のROMの減少を補てんする為に働く場合もあるのです。



つまり、例えば腰椎のROM減少を補う代わりに、下部胸椎が腰椎の動きに合わせてシフトするのです。



その証拠に下部胸椎の動きは腰椎の動きに近く、上部胸椎の動きは頸椎の動きに近いです。



頸椎や、腰椎の障害が胸椎の回旋制限を作り出し、結果胸椎の後弯増強となる。



そして円背となることも考えられるんです。



この様に、本質を知って行くと、一般的な疾患がどのように成り立っているのかも知る事が出来ます。







さあ、そして最後に頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)を紹介しました。



骨盤と言う土台の上に脊柱と言う柱が立つ。



その上にある頭蓋を調整する事によって、脳脊髄液の還流を促し、脊柱のバランスを整える目的?



みたいな手法です。



皆さんに見せたように、頭蓋をいじるだけでも、脊柱の可動域を変える事が出来ます。



興味がある人は勉強してみて下さい。





以上です。




おわり




『変化』を恐れるな!!(勉強会)

2019-11-03 23:11:46 | セミナー
皆さんは何かが変わる事はキライですか?



新しい事をする時は不安で、失敗した時の事ばかり考えてしましいます。



そんな時は、こんな考え方を持てばいいのですが、、、








今回の最初の為になるお話しは、



『先に言ってしまおう!』です。



何かしたいことがある時、何か目標がある時、しなければいけない事がある時、



まず先に宣言してしまう事が大事なんです。



人は多かれ少なかれ、他から自分はどう思われているのかを気にします。



誰だって良く思われたいですよね?



例えば、来週までに100万あれば自分が欲しかった車、何でもいいですが、、、



新車のベンツが買える事になりました。しかし、あなたは10万しか持っていません。



しかし、どうしても欲しい。。。契約のチャンスは今日しかありません。。。



そんな時は、先に契約してしまえばいいんです。笑



その人は、頑張ってお金を集めるでしょう。だって集めないと買えないんですから。



そんな時の人間の行動力はすごいものです。
いつもは重たい腰が、自分の為になるとフットワークが軽くなります。



そして、大概の場合は何とかなるもんです。



ホントに何かを成しとげたい時には、先に何かを決めてしまうことが大事です。



考えているだけではダメです。 
一生行動に移せないでしょう。
誰かに宣言する、後戻りできないような状態にする、出来なかたら、、、の制約をする、なにかを『先に言ってしまう』ことです。


やらないと自分が嘘つきになる、ハッタリ屋になってしまう状況を作るんです。



自分を追い込むと、意外にやらないだけで、やれば何でも出来る自分に気が付くかもしれませんよ。



結局、やるかやらないかは人のせいではない。
あなた自身の問題なのです。








さて、今回の勉強会のテーマは変化です。



変化。。。何のことでしょうか。。。



実は、これは去年の私の治療のテーマでした。



良くも悪くも治療で変化をつける事。
逃げの治療はしないと言う事。



どうしても今のような甘い環境にいると逃げ癖がついてしまいますからね。



治療の変化にも、、、



①患者さんが改善する。

これは良い変化ですね。患者さんもセラピストも気分がいいです。



②患者さんの症状が増悪する。

これは基本的には悪い変化ですね。痛みを良くしようと来ている患者さんを悪くして帰すのですから最悪です。



しかし、②よりももっと最悪な事があります。



そう!



③何も変化しない事です。

これは、何も生まれないんですよ。②なら、ここを治療したら増悪したし、次はその拮抗筋の方を治療してみよう!とかなります。



それに、治療には好転反応と言うものがあり、良くなる前に身体の変化によって一時的に悪くなる場合もあるんです。



②の変化は①につながる事もあります。しかし、③はつながりません。



③はどうしようもないんです。何も変化しないのに通い続ける患者さん。。。いませんよ、普通は。。。



私達はそんな患者さんを毎日見てるから、そんなもんだと思っていますが、症状が変わらないのに通い続ける患者さんに言ってあげたい。



「あんたはマゾか?」と。。。



そんな事言えませんが。。。





では、どうしたらいい変化を出せるようになるのか?


それは、何かを変えようとするときに、その変わった事によって得られるマイナス面ばかり見るのではなく、プラスの面を見るようにすることです。



スキンヘッドの話しはしたので他の例えを持って来ましょう。



では、勉強会の話しです。



あまり、積極的に発表する人はいませんよね?



それは、勉強したい気持ちはあるけど、、、(変化したい気持ちはあるけど、、)


・私みたいにレベルの低い発表したってみんなの為にならないし、、

・発表しても、、なんか森にケチつけられそうだし、、イヤだな、、

・自分でするより聞いていた方が楽だし、、

・何したらいいか分からないし、、、他の人もしないし黙っておこう、、

・森があんなレベルの高いことするから私はやりにくいんだよ、、

・今更、自分がするなんて言いにくいし、恥ずかしいし、このまま様子をみよう、、

・他の人に、大したことない発表して、大したことないって思われるのが嫌だ、、

・森に「こいつ勉強してないな、、」って思われるのがイヤだし、、

・別に今もする気はないし、これからもする気はないし、他人任せでいい
や、、





あっているかは分かりませんが、みんなに聞いたことと、私がみんなの気持ちになって考えてみたらこんな事思うのではないかと考えてみましたが。



これは、完全にマイナス面しか見ていないんですよね。



変化する時には行動を起こさないと変化は起きません。



その為には、行動する動機を作る為に、マイナス面では無くてプラスの面を考えなくてはいけません。


・発表する事が決まらないんだったら、次は自分が発表すると宣言してから考えればいい。そうすれば、やらざるを得なくなり、絶対にすることが決まるから。あなたは出来ます。

・レベルの低い発表と決めるのはあなたではない。聞いた人が判断する事です。勝手に自分の価値を下げてしまうからレベルがあがらないんです。

・森にケチつけられるのがイヤ?どーせ森なんていなくなるんです。どう思われたってあなたのこれからになんら影響する事はありません。実際ケチつける気はありますけど。それは間違ったことは指摘しないとあなたの為にならないからです。

・自分でするより聞いていた方が楽?ただ聞いていて、他の人が発表してレベルが上がっていくのをただ見ているだけの方がしんどいですよ。

・森がレベルが高い?それはあなたが勝手に森の価値をあげているだけであって、実際はたいしたことしていない。

・他の人に対した事ないって思われたくない?絶対にあなたが発表したら他の人はあせります。自分もやらなきゃってね。たいしたことないなんて、絶対に思わない。逆にあの人はすごいって思われて、みんながあなたに尊敬の気持ちを抱きます。

・レベルが高い発表がしたい?あなた自分がレベル高いなんて思っているの?背伸びしないで今の自分に出来る事を、開き直ってやればいいんです。そんなあなたは誰よりもかっこいい。

・別にやる気もない?いい加減眼さませよ!これからの時代、柔整師は厳しいのは知っているんだろ?そのままじゃ死んでしまうよ?

・先にやったもん勝ちです。誰かの後は余計にやりにくい。自分がやれば、あとは周りが勝手についてきます。先にやった奴が一番みんなを引っ張っていける奴です。尊敬できる人です






どうですか?(笑)



ちょっとはやらなきゃって気持ちになりませんか?



プラスの面を見る癖をつけていくと、またはやらないデメリットを考えるくせをつけると、おのずと行動でき、いい変化を出せるようになります。



いい変化を起こすような癖をつけると、治療でもいい変化を出せるようになってきます。







さあ、そしていい変化を出すことを体感する為に皆さんにも体験してもらいましたね。


体幹の回旋を変化させるために、


大胸筋のスイッチバックと脊椎のモビライゼーションをやりましたね。


簡単に変化が出ると面白いですよね?


しかも、痛みが取れるいい変化ならもっと気持ちいいですよ。


変化。。。



ぜひ、もう一度考えてみて下さい。









おわり













腰痛が治せない理由(勉強会)

2019-10-31 23:14:36 | セミナー
腰痛患者の割合は、何処の整形、接骨院、整体院でも必ず上位に入ってきます。



治療家としては腰痛を治療し結果を出すことが出来るのは、、、



当たり前でなくてはなりません。



この仕組みを理解するのも避けては通れない道でしょう。。。














さて、今回は腰痛について勉強して行きたいと思います。






今回もこれを読んでいる勉強熱心なあなたにだけに私が勉強会で質問した、、、





「普通の治療家になりたいのか?嫌われる人には徹底的に嫌われるが、好かれる人には徹底的に好かれる治療家になりたいか?」







どちらに皆さんはなりたいですか?



の意味をこのレポートの最後にお伝えしたいと思います(´艸`*)







その前に、、、いつものお話しです。



今回のお題は「情けは人の為にならず」です。



皆さんはこの言葉の真の意味を知っていますか?



情けをかけるのは良くない、と言う意味ではありませんよ。



実は、この言葉には後に続く言葉が存在するのです。



それは、、、



「情けは人の為にならず めぐりめぐっておのがため(自分のため)」



つまり人に親切にしておくと、それはめぐりめぐって、いつか自分にとっていいこととなって返ってくる。



そういう意味があるんです(^_^)



私はこの精神で患者さんの治療に臨むことで、いつか自分にとっていいこととなって返ってくると思っています。



そうですよね。親切にされた患者さんはその先生の事を忘れないし、口コミを広めてくれるかもしれません。



是非、皆さんもこの様な精神で患者さんに接するように心がけてはいかがでしょう?



あなたの治療家としての価値を決めるのは周りの誰でもありません。



患者さんのみがあなたの治療家としての価値を決めるのです!!!














では、本題です。



一言に腰痛と言ってもその原因は様々です。





頸部~、精神的~、内臓~、ヘルニア~、筋膜性~、、、、、



その中でも多い原因の一つを今回は勉強して行きます。



おそらく、臨床上の腰痛の中でもかなり多いパターンではないかと思います。








皆さんは、よく大殿筋をリリースする事が多くなってきたかと思いますが、、、





こんな問題を抱えていませんか???



・良くなる人もいるが、良くならない人もいる。


・良くなるが、次の日には元に戻る。


・患者さんに大殿筋をリリースしようとしたら痛いと言われる。


・良くわからないが、とりあえず大殿筋が大事だと言うからやってみている。


・良くならないのは自分が下手だから、技術がないからと思い込んでいる。







こんな風に思っていたりしませんか?



これは私の勝手な想像ですが、、、






もし少しでもそう思っているのであれば、、、



今回の二つの事を勉強する事でその問題を解決出来るのではないかと考えます。



それは、、、



①大殿筋をリリースしても良くならない原因を理解する


②一つのマインドセットを自分の中に形成する事




これを、皆さんは今回覚えなければいけません。



なぜなら、、、



このまま大殿筋をリリースし続けていてもこれ以上は変わらないから。


・自分の考えだけでやっていても限界があり、成長のスピードが遅いから。


・自分で自主的に勉強が出来ないから。勉強会の時間は大切に。


・森はこの考え方を持って治療したらいい結果が出るから。効果実証済み。


・あなたはもっとたくさんの患者さんを改善し笑顔に出来る可能性があるから








ではまず①からです。



インナーマッスルの機能不全


これが腰痛の原因としても多い理由の一つです。



骨盤周囲のインナーは、、、



腸腰筋、外旋筋群、小殿筋、(中殿筋)となります。



このインナーがしっかりと関節の求心性を高める事により、アウターが効率的で働き大きな力を発揮する事が可能になるのです。



しかし、機能不全によりインナーが働かないと、アウターがその肩代わりをしたり、関節でインピンジメントを起こしたりして疼痛の原因となります。



大殿筋だけをリリースしても効果が薄い、すぐに元に戻るのはその為です。



なぜ、インナーは機能不全を起こすのでしょう???



それは、絶えず関節の適合性を保つために働いているため、疲労しやすいからでしょうか?



確かに疲労はインナーに溜まりやすい傾向があります。



まあ、何はともあれ機能不全を起こすのは事実ですから、、、







まず、インナーの機能不全の為、その肩代わりをするのは中殿筋が多いですね。





中殿筋は股関節の三角筋と言われるほど、多機能な筋です。



インナーとアウターの中間の筋と覚えておくといいと思います。



この中殿筋も腰痛と深く関わってくるのは言うまでもありませんね。



そして、中殿筋の機能不全と言えば、、、そう!



トレンデレンブルグ歩行が思い浮かんできますね(;´Д`)



中殿筋の主な作用は股関節の外転ですが、、、



これは間違いない事実ですが、外転すると言うよりも、、、



「股関節の内転を防ぐ為に働く」とも言えます。



むしろその機能の方が強いと言ってもいいでしょう。



インナーの代わりに頑張っていた中殿筋にも限界はきます。。。



そしてトリガーポイントを形成したりして、機能不全に、、、その肩代わりをするのがまたアウターなんです。



では、その肩代わりをするアウターの事も勉強して行きましょう。






中臀筋の機能不全が原因で腰痛が出ていると仮定すると、、、



中臀筋が働かないと股関節は内転位になってしまいますね。
これがトレンデレンブルグです。













これでは、うまく歩行ができない為、代償動作が起こります。



人間は目を水平位置に保とうとする機能があります。


その為に、股関節の内転を防ぐべく、
TFL【大腿筋膜張筋】
ITB【腸脛靭帯】
が肩代わりをして過剰に働き出します。





さらに、、、
体幹を引き上げる為に、
【腰方形筋】
も過剰に働き出します。







この、中臀筋、大腿筋膜張筋、腰方形筋はセットで覚えておくといいですね。



これらの筋の起始停止、形状をイメージ出来る事は必ず出来なければいけません。



まあ、腰方形筋はどっちかというと、インナーですが、、、



中臀筋に痛みが出なくても、引き伸ばされた腰方形筋が体幹を引き起こす為に過剰に働いているが為に痛みがそこに出る。


しかし、腰方形筋だけをリリースしてもその場で少ししか改善しない。



なぜか?



一次的な要因は、中臀筋の機能不全だからです。



この中臀筋の機能を取り戻し、腰方形筋、大腿筋膜張筋を治療せねば、大きな治療結果、持続した治療効果は得られないのです。



この様な症例に大臀筋のリリースもいくらか効果はあります。






大臀筋はアウターですが、働かないインナーの肩代わりをしているんです。


このケースでは、大腿筋膜張筋と同じく外転(内転を防ぐ)を手伝っていたりします。


ただ、大殿筋の下部は股関節の内転に作用する事は覚えて起きましょう。


しかし、そこだけ治療していても、、、


もう言わなくても分かりますね。






つまり、アウターだけを治療していてもその場でしか効果が出せない事が多い。



インナーを機能させることが効果を長続きさせ、筋の戻りを防ぐ為の一つの方法だと言う事です。



ただ、インナーは奥深くにあるので少しだけリリースするのが難しかったりします。



まあ、それは触診さえしっかりできればそうたいした問題ではないのですが、、、



それよりも問題なのが、、、



インナーを機能させることによって起こる、好転反応です。



まあ、本来は内臓治療をした後の反応の事を指すことが多い言葉ですが、、、



インナーを機能させると、身体のバランスや、各筋の出力の変化が大きく起こる事があり、他の部分に痛みが出る事もかなりあります。



いい方向へ身体が変化して行く段階での反応なのですが、、、



患者さんは、これを揉み返しだとか、悪くなったとか感じてしまいます。。。



言い訳とかではなく、事実あります(-_-メ)



そこで大事になってくることがインフォームドコンセントです。



問診&説明なんです!!!



これをどれだけ、施術前、施術後に患者さんに正しく伝えられるかによって、



患者さんの感じ方、とらえ方は変わります。



信用できる先生、出来ない先生の差は、技術云々ではなくこう言う所が大きなウエイトを占めていると私は思います。









②マインドセット



皆さんは、患者さんが良くならないのは、



「自分が未熟だから、、、治療が下手だから、、、」



自分のせいだと思っていませんか?



思っていない先生はすごいですよね〜〜(*´ω`*)



私はずっとそう思っていました。。。



一回で治せないなんて、、、とか、自分の技術の無さを悔やんでばかりいましたが、、、



このマインドを捨てて違うマインドを形成するように努力した所、、、



技術は大して変わっていないにもかかわらず、結果が違ってきたんです(^O^)/



それは、、、患者が治らないのは自分のせい。。。



ではなく、治らないのは痛くなるまでほっておいた患者のせい!



こっちは治してやるんだから、しっかり通えよ!



このマインドを持つようにしたんです。



こんな事絶対に口が裂けても患者さんに言ったらダメですが。。。



そう、心の奥底で思うようにするんです。



そうすると、私の場合は重荷が取れたように結果が出やすくなりました。

 
※効果には個人差があります。



それまで、自分のせいだと思う事によって自信を持てていなかったんです。



問診、説明も自信が持てるようになりました。



この様に、気持ちの持ちようだけでも治療結果は変わるんだと思います。



そんな訳ないと思うのなら、それでいいではないですか(*'ω'*)



そんな風に患者の事を考えるなんて出来ないというのなら、、、



それでいいではないですか。



しかし、それは本当に患者さんを良くしたい気持ちはあるのでしょうか?



私の根本的な所にあるのは、、、



患者さんを良くしたい!



この気持ちだけです。



良く出来るなら、こんなマインドセットも喜んで作ります。



結果を出すためなら、なりふり構わずなるでしょう。



だって、結果を出せないセラピストは淘汰されていくんだから、、、



私はそうなりたくないです。選ばれるセラピストになります。



まとめると、自分に自信を持てるように環境を作って行く事も、技術だけではなくとても大切な事だと言う事です。








さて、最後に



普通の治療家になりたいか?


特徴ある治療家になりたいのか?



の質問の意味ですが、、、



これは独立してやって行ける人かどうかのテストみたいなものです。



独立を考えている呈でお話しします。



もちろん、この答えが全てでは無いですよ。



しかし、これからの時代に独立してやって行こうとすると、、、



普通ではまず無理です。



個性、専門性、特徴を前面に押し出している所にしか患者さんは来ないと私は考えます。



では質問です。



Q、あなたは朝、腰が痛くなり歩くのもやっとの状態です。
どこかの整骨院にこの腰痛を治してもらわねばなりません。
さて、この中の何処へ行く?


①普通の整骨院

②腰痛専門、治らなかったら即返金!とうたっているいる整骨院

③頸椎ヘルニア専門整骨院

④膝痛専門、O脚も治します!とうたっている整骨院。




間違いなく②でしょう。



イヤ、そんなの怪しいから普通の整骨院へ私は行く!


と言う人。。。


勘違いもいい所ですよ。



だって、患者さんはあなたと違って整骨院の知識なんてないんだから。。。



整体院と整骨院の違いも判らない患者さんが、信じるのは目の前にある、出している広告の情報だけなんです。



イヤ、口コミや紹介が、、、と言うのは置いておいて、、



この様に、何かに特化した事をやると、必ず敵は現れます。



広告規制を理由にチクリを入れる同業者や、いささか過剰な広告の為に治らないと文句を言う患者さん。



しかし、必ずあなたの技術に救われる患者さんもたくさん出てきます。



普通の事をしていても、まず患者さんが来ないんだから、、、救いようがありません。



だってこれだけ整骨院が乱立しているこのご時世。



何処も専門性を押してきますよ。



先程の問題で膝が痛い患者さんは?首が痛い患者さんは?



何処へ行くの?間違いなく普通の整骨院ではないでしょう。





と、書きましたが、、、別に普通が悪いと言っている訳ではありません。



何も知らずに普通がいい!と言っているのと、この様な知識を知っていてそれでも普通がいいと言うのでは全然違いますからね(^_^)



ただ、この様な現実問題もあると言う事も知識として入れておいたらどうでしょうか?



普通は、、、



私も普通は好きです。



しかし、基準を周りにおいた普通は個性を潰します。



基準を周りにおいての普通ではなく、、、



基準を自分においての普通にして、何でも考えていくように私はしています。





おせっかいも過ぎましたが、、、



今回は以上です。






おわり




トリガーポイントの触診の心得(勉強会)

2019-10-27 20:53:52 | セミナー
触診。。。



患者さんの身体の状態を評価する為に大切な技術です。



そんなの誰でも分かっていますよね???



では、分かっていながら、、、それを高める為にあなたは何をしているのでしょう?





















さて、今回は触診についてです。



その前に、、、



また今回も為になるお話しをして行きます。



今回のテーマは「Dワード」です。





何かというと、「でも、、」とか「だって、、、」「だから、、、」という言葉の事です。



「でも、、、あの人がこう言ったから、、、」



「だって、勉強したいけど何していいか分からないし、、、」



「~だから、、、私には出来ない、、、」



これを良く使う人はあまり成長出来ない人だと思います。



なぜなら、言い訳ばかりが上手で、決して自分の思う事と違う事はやらない人が多いからです。



ネガティブ思考が強いです。



客観的に考えると、私もこの傾向がある気がします(T_T)/~~~



なるべく使わないように意識していますが、、、



ですが、どうしても使ってしまいますよね。



そんな時は、使ってもいいからその後にポジティブな言葉を付け加えるんです。



「また失敗した。。。でも、これは成功への第一歩かもしれない。」



「患者さんからクレームが来た。。。でも、自分の至らない所が分かって良かった。」



「治療結果が出ない。。。だから、今以上に勉強せねば!」



みたいな感じです(*´ω`*)



無理に使っている言葉を変えるのではなく、付け足すことによってポジィティブな方向へ自分を向かわせる。



こんな事を意識するだけでも自分の中で何かが変わるかもしれませんよ(^^)


















では、本題です。



Q,触診で一番大切な事はなんですか?



皆さんに聞きました。私の考える一番大切な事は、、、



ズバリ、、、「マインド」です。






何言ってんだよ、ってなりますが、、、これがものすごく大切だと考えています。



なぜなら、、、



触れる事により、自分の意識が患者さんに伝わるからです。
  




抽象的なお話しになってきますが、、、


A・自分がこの患者さんを救うんだ!

B・患者さんを治せなかったら申し訳ないな。。。


AとBどちらのマインドを持った人が治せると思いますか?



言わなくても分かるでしょう。



そんなの、患者さんには分からないでしょ(;´Д`)



と、思うあなた!いいえ、絶対に伝わっています。



沢山の、治療家に施術してもらった経験がある人ほど、これを感じ取ります。



Q、では、どうやってこのマインドを強く形成出来るのか!?


まずは、自信を持たなくてはいけません。



自信を持つには、「自分はこれだけ努力してきた。だから大丈夫!」という安心感を持てれば自然に自信になって行くと思います。



その為には、知識をつけ練習を繰り返す事です。



マッサージする時にも、常に患者さんの筋をイメージし意識しながらする事です。



こんなん当たり前の事ですがやってない人はやりましょう。



Q、触診のレベル


勝手に筋の触診のレベルを作ってみました(´艸`*)


レベル1

選択した筋に触れられる。本を見て触れる事が出来る。これだけ。素人でも出来ます。



レベル2

その筋の筋腹、腱、付着部などを分けて触診でき、押圧できる。



レベル3

その筋のトリガーポイントを押圧できる。



レベル4

触れただけで、その筋の状態、患者の全身状態が予測できる。



レベル5

触れなくても分かる。神の領域です。ホントにこんなことが出来るのか、、、現在の私には分かりません。




レベル3以上になれば、筋骨格系の治療においてはかなりの結果が出せるのではないでしょうか???



Q,触診の精度を上げる為に必要なスキル



それは、患者さんとの気を合わせる事が大事だと考えます。



特に初診の患者さんは、初めて来た院のフインキ、初めて会う先生、その為どうしても身構えている状態です。



この抵抗感がある状態ではあまり触診がうまくいきません。



あまり、スキルが無い人はなおさらです。



ですから、この患者さんのバリアをどうにかして壊さなければなりません。



その為のスキルとは、、、ズバリ、



トーク技術です。



これも、大切な技術です。



初めての患者さんは、目の前にいる先生の情報が無い為に身構えます。



あるのは、その先生の身なり、フインキ、だけです。



その不安をトークによって緩和してあげるのです。



「あっ、この先生優しそう、信頼できそう、しゃべりやすい」



と、思わせることが出来れば、そのバリアは弱くなり、触診もうまくいく可能性が高くなります。



ポイントは、どれだけ患者さんに気を許してもらった状態で、触診に移行できるかがカギです。



もう、すでに信頼関係がある患者さんに対しては触診が驚くほどうまくいき、施術の精度も高くなるのは私自身とても感じています。




Q,トリガーポイント



では、題にもあったトリガーポイントのお話しもしていきます。















人はトリガーポイントから逃れる事は出来ないと言っていいでしょう。



子供でも、乳児でもトリガーポイントは形成される可能性はあります。



痛みで悩む患者さんの多くはこのトリガーポイントが原因であると考える事も出来ます。



事実、痛みでペインクリニックを訪れる患者さんのうち、なんと93%は何らかの形でトリガーポイントが関与していると言います。



さらにそのうちの85%もの患者さんの痛みの原因はトリガーポイントのみだったという話しがあります。



最近メディアでは、「腰痛の85%は原因不明」とかいう文句が出回っていますが、、、



トリガーポイントの85%と言う数字と単純に結び付ける事は出来ませんが、、、



全く関係ないとは言えないと思いますが、、、(´・ω・`)



まあ、なんにせよ誰にでもトリガーポイントは存在します。



トリガーポイントは押圧すると必ず痛みが出ます。





ツボとはまた違い、ツボは経絡という線路上にある駅の事で、必ずしも押圧したら痛むとは限りません。



ツボの場所にトリガーポイントが出来る事はありますが、、、



そして、トリガーポイントは離れた部位に痛みを送ります。



その送られた痛みが原因で、また新たにその場所にトリガーポイントを形成します。



新たに出来るトリガーポイントの事を、、、



サテライトトリガーポイントと言います。



一番初めに痛みを起こした場所を、責任トリガーポイント(キートリガー)と言います。



この責任トリガーポイントを鎮静化する事により、サテライトトリガーポイントも消失する事もありますが、



長期に渡りトリガーポイントが治療されないまま放置されると、サテライトトリガーポイントが、あたかも責任トリガーポイントの様にふるまい出します。



そして、新たな場所に痛みを送ります。



これが繰り返されると、身体の不調はどんどん重症化して行きます。



そうなると、何処が一時的要因なのか、特定する事も困難です(T_T)/~~~





実際にトリガーポイントが出来る場所とは?



僧帽筋を例に出して考えてみましょう。





僧帽筋は大きな筋なのでトリガーポイントが至る所に出来やすく、また表在性の筋なのでトリガーポイントは見つけやすい。







僧帽筋にトリガーポイントが出来やすい原因として、、、



下を向いている癖がある人

僧帽筋が頭の重みで引き延ばされたまま、姿勢を保つために働いているから。


精神的な緊張が強い人

驚いた時の姿勢を考えてみましょう。


事務仕事

肘を浮かせたまままのパソコン仕事等




等の原因が考えられます。





Q,トリガーポイントのリリース



皆さんはよく大殿筋をリリースしていますよね???



下肢で大殿筋が重要ならば、上肢で大殿筋に当たる所が、、、



この僧帽筋です( `ー´)ノ



リリース出来ないとダメですよね。



簡単に、今皆さんがしているマッサージに加えるだけで、僧帽筋のリリースの精度、効果を高める方法があります。



それは、、、



筋膜が対側共つながっているという性質を利用します。



リリースしたいポイントを見つけたら、そのポイントの対側を押圧しながら、いつものマッサージを行ってください。



いつもと違う感覚が感じられるかもしれませんよ(*´▽`*)



この感覚を感じる為には、もう毎日の練習の積み重ねしかありません。



深部体温が低い人はこの感覚が鈍いのではないかと勝手に思っていますが、、、



どうなんですかね。



トリガーポイントをリリース出来れば、関連痛が出ている部位の痛みが引き、筋繊維も柔らかくなります。



まずは、この感覚を感じられるようになりましょう。






Q,触診のレベルアップ



野球の投手はたくさんの球種を持っていても、基本のストレートを磨くことにより、数ある球種の全てが相乗効果でキレが増すらしいです。



セラピストにとってのストレートは触診です。



触診をレベルアップする事により、全ての手技の精度が間違いなく上がります。



どうすればレベルが上がるのか???



ここにも大切な事は書きましたし、自分でも考えてみましょう。






Q,今から皆さんがや出来る事



[x]マッサージする時にトリガーポイントを探すことを意識する

[x]自信を持って触診できるマインドを形成する

[x]その為の知識をつける(トリガーポイントが出来る場所、関連痛の部位など)



参考までにです。


やるのも自由。やらないのも自由です。





Q,触診が出来るとどうなるのか



評価、治療の精度が上がる。
     ↓

沢山の患者さんを改善できる。
     ↓

自分もうれしくなり、また勉強に励む。
     ↓

自分が成長出来る。



いいこといっぱいです(*'ω'*)





Q,触診が出来ないとどうなるのか



評価、治療の精度が上がらない。
新しい治療手技を取り入れたくてもうまくいかない。
     ↓

患者さんを良く出来ない。
     ↓

面白くなくなり、勉強がイヤになる。
     ↓

結果、成長出来ない。





最後に、私の考える触診レベルアップ法をご紹介。


* 患者さんの体温を感じる
* 患者さんの呼吸を感じる
* 触れたい場所をイメージする
* その部位に集中する(力を入れるのではなく、集中とは自分がリラックスしている状態の事)
* リリースしたい部位が溶ける事をイメージする
* トリガーポイントを探すのではなく感じる
* 手指に力を入れない
* 患者をリラックスさせる
* フュージョンをイメージ


参考になればいいですが、あくまで私の感覚です。



以上です。




おわり