みのもり雑記

旅行関連が多くなるかと思いますが、ふと書きたくなったことを気の向くままに、という感じで。

2023年愛媛旅行 - 3日目その3(大洲城)

2023-07-09 21:08:01 | 2023年愛媛旅行
目次

2023年2月25日(土)9:56
実に2ヶ月ぶりくらいのブログ更新ですね。。。

さて、自転車を置きまして、いよいよ大洲城です。
……虎口と見せかけて、門が堀の向かい側にあるんですね。珍しい。



さあ、櫓下御門を抜けて先に進みましょう。
石垣と塀が見えますが、ちょっとテンション上がりますね。


先に進みたいのをぐっとこらえて、そこにあった建物へ。
下台所。江戸時代当時の建物です。


高床式(と言って良いのかどうか)だったので、とりあえず縁の下をパシャリ


ちなみに残念ながら中には入れません。



さて、では本丸に向かいましょう!


スロープ。防御的に弱そうに見えますが


ちゃんと左側には石垣が組まれています。ただ隅櫓というようなレベルのものはなかったので、バッチリとは言い難いですね。




スロープを登りきると、本丸の1段下に出ます。
写真正面のルートもありましたが、そういえばこの先には進まずじまいでした。



さて、では180度ターンして本丸へ。
(石垣工事中)


積んだ時期が違うんじゃないかと思うほどの異なる傾きが。


お~、天守が!


……スロープを登ってから本丸にいたるまでの間に、実質このヘアピンカーブしか無いんですね。
殺意マシマシな松山城や、小ぶりながらも急傾斜の宇和島城と比べると、攻略難易度は相対的に低そうです。


天守(再建)と高欄櫓(重要文化財)



先ほど、スロープを登った場所を本丸の1段下だと書きましたが、厳密には間に中二階的なものがありまして、そこにも櫓がありました。
「かま櫓」と言いまして、ちょうど下台所とスロープとの間くらいにある2層の櫓でした。
※良い感じにスロープを人が登ってきてますので、距離感がわかりやすい。


本丸側に目を転じますと、石垣が突き出してます。
かつてはここに左側とまたがる渡櫓があり、本丸への最後の門がありました。
ちなみに石垣の右側は行き止まりです。


渡り櫓手前からだと、連立天守(天守・高欄櫓・台所櫓)すべてから狙えそうですね。
ただ本丸はぐるっと塀や多聞櫓で囲っていたようなので、実際にはだいぶ見えなかったかもです。(6万石に似つかわしくない規模だ)


渡り櫓にあった、暗がり門


そこを抜けると、そう、本丸です!
撮影ポイントが設定されてます。


ちなみに天守に背を向けると……結構広いですね本丸。



さて、ではいよいよ大洲城連立天守に入りましょう。
ここから先は有料です。(550円。他2施設との共通券なら1,100円。今回私は1,100円)

靴箱が屏風絵というのは、初めて見たかも?




ここは台所櫓なのですが、重要文化財なだけあって木材が古い。


ぐぅ、映画を見てない、、、
(駅前の観光案内所にもありましたね)


元禄五年(1692年)大洲城絵図
さっきまでこの中央下の堀をぐるっと回ってきましたね。


重要文化財、台所櫓
1859年再建ですか。ギリギリ江戸時代でしたね。というか宇和島もそうですが、南海トラフ地震恐ろしい。。。


へぇ、観光客向けに旗振りなんてやってるんですね。


鉄砲狭間。肱川がよく見えます。


下流側


上流側


大洲城天守再建で使用した木材の断面


大洲城築城ジオラマ


「ジオラマの人形は、一般公募により選ばれた皆さんをモデルに制作しています」とは、面白いことを。


大惨事!


イノシシに乗ってる……。どうしてこうなった。


木材降ろすのも大変ですよね。


石の加工……ひぃぃ、大変そう。


大洲城年表
へえ、天守は1888年(明治21年)取り壊しなんですね。だいぶ残してましたね。
そして2004年に復元工事完了、と。


なるほど天守は柱や梁が新しい


そういえばふるさと納税で宿泊できるお城があるって記事を読んだような記憶が。


「大洲城天守は現存する四国の木造天守と比較しても一番の大きさです」
……なぜどこも必死にマウントを取ろうとするのか。


とても大事なことですね。



おや、またジオラマがあります。






石の上に乗って発破をかける係ならやってもいい。






隣には、屋根の構造紹介が。
こんな風になっているんですね。




起工から完成までおよそ2年半とは、すごい短いですね。



さて、では続いて重要文化財であり連立天守を構成するもう1つの櫓、高欄櫓に入りましょう。


石落としがありますね。
この下がヘアピンカーブですからね。


では2階に上がってみましょう。


おお、接いでいる感じがなんとも。
(一番上が、2階部分の床材)


重要文化財でも、窓ガラスは取り付けて良いんですね?


おお、屋根瓦が顔を覗かせているぞ!?


窓から天守をのぞむ
花頭窓と四角形の窓の2種類がありますね。


反対側、三の丸方向。
中央やや左上の広場が、かつての外堀です。
その右、ギリギリ三の丸南隅櫓公園の櫓が写り込んでます。



さて、ではいよいよ天守です。

心柱




各階、どの柱はどこから調達したのかを示してました。
市民一丸となって復元しようと頑張ったのが伝わってきますね。


鎧と刀が展示されてます。
全体的に展示品がそんなに多いわけでは無いですが、こういうのはやはり目を引きますね。


梁。大きい!


先ほど高欄櫓から見た花頭窓


天守2階には、外周にぐるっと「大洲城ヒストリー」という解説が掲示されてました。
いい、すごくいい。こういう歴史うんちくを知りたいんだ!!




寝そべって火縄銃を構えて狙撃



さて、3階に行くための階段がこれです。
ご覧の通り、かなり急です。
「階段の上り下りが危ないときはスリッパを脱いでください」という籠まで用意されています。



階段を抜けるとそこは、階段だった(同じような傾斜)


3階には展示は無いのかな?

ということで4階
当たり前といえば当たり前ですが、ここまでくるとかなり手狭ですね。
そして存在感を放つしゃちほこ。


まだまだ真新しい天井


奉鎮祭



では天守最上階からの眺めを楽しむとしましょう。
まずはさっきと同じ方角(三の丸)


90度左を向いて、東側
手前の屋根は台所櫓です。中央の橋は、今朝渡ったものですね。


続いて北側
橋を渡っているのは、鉄道です。今朝も乗りましたね。


最後に西側
余談ですが中央の田んぼエリア、このブログを書いているつい数日前の集中豪雨で冠水したと思います。大丈夫だろうか。。。



さて、では降りましょう。
慎重に、慎重に……。そうですね、頭上注意ですね。


この鉄砲狭間、もうちょっと撃ちやすい高さにしてあげればよいのに。
(敵の弾が貫通するリスクがあるなら、これが正解ですけど)


最後にお土産物コーナーに目を通したところ……
な、なんと心引かれる。絶対いらないけど、ついつい手を伸ばしたくなる!!(とはいえ3万円は高い)



さてさて。
では天守以外を見て回りましょう。

まずは本丸で天守の逆サイドにあった石碑をチェックです。
……読むのは諦めましたが、左の石柱から察するに藩主の功績をたたえているようですね。


戊辰奥州之役うんぬんかんぬん


おお、戦前だ


日露戦争も


さて、では本丸エリアから撤収しましょうか。
さらば、さらば。


暗がり門のところ。
その細いところ、往事にはどう櫓を置いていたんだろう。気になる。



冒頭で「中二階」と評したところまで降りてきました。
ここには井戸丸という郭がありまして、ええ、文字通りです。


井戸丸から見た天守


続いて、スロープとは反対側に行きます。
こっち(肱川の方)には二之丸があります。

二之丸から見た天守と台所櫓
石垣が2段ありますが、1段目が井戸丸です。


またしても顕彰碑が。梶原利太郎さんですか。


この二之丸もかなり櫓が設けられておりまして、川や川向こうを警戒していたんでしょうね。






眼下に見えるのは、内堀跡に作られた菖蒲園です。


この道を行けば菖蒲園に出るのですが……さすがに2月は開花前なので見送り。


御門番長屋
ここら辺も『男はつらいよ』のロケ地なんですね。



自転車まで戻ってきました。
この後近くの苧綿櫓(重要文化財)を見に行くのに、自転車をこいで、駐輪場が見つからなくて戻ってきて、という無駄な移動をしたりもしましたが。

マンホール。鵜飼いです。


二の丸大手門跡
あんまり内堀部分は距離が無かったですね。



本当はもう少し進めたかったのですが、
1日あたりの写真アップロード制限(100枚まで)に引っかかったので、ここで区切ります。

※今回は大洲城を見ただけなので、地図は割愛します。


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