みのもり雑記

旅行関連が多くなるかと思いますが、ふと書きたくなったことを気の向くままに、という感じで。

2016年大垣観光 - 2日目

2018-08-19 17:10:53 | 2016年大垣
さあ、2日目、2016年3月20日です。
今日は、昨日回れなかった場所を見ていきます。

まずは昨日のゴールとなった岐阜町道標へ……と思いましたが、ふと脇にお寺が見えたので早速寄り道。
とはいえあまり時間が無かったのでそのまま撮り逃げですが。


壮絶に余談ですが、ここへ来る途中にあるコメダ珈琲店。
昨日、奥の細道むすびの地記念館付近にあればノータイムで入店したんですが。


さあ、改めまして岐阜町道標へ。
まずはそのすぐ横にある軕(愛宕軕と恵比須軕)保管倉庫です。


大垣まつりと言うお祭りがあり、大きな軕(やま)を引くのですが、ここにはそれが格納されています。(たぶん)
まだ見たことがないので、そのうち見てみたいものです。

さて、水門川です。
ちょうど昨日お昼をいただいた後で川を撮影しましたが、同じ場所です。濁りがかなり解消されましたね。


【参考】昨日の写真


ここで写真左手に進むと大垣城ですが、本日は川沿いに写真奥の方へ進みます。

有名な「さみだれを あつめて早し 最上川」です。


やあ、桜のつぼみが。あと半月もすればには、きれいに咲いていたんでしょうね。


辰之口門跡


武者溜橋の柱になにかあったけど……隅櫓でもあったんですかね??
この辺完全に直線なんですが、橋の名前から察するに虎口くらいありそうですし。



八幡神社。中世には東大寺の荘園だったそうです。
初代藩主戸田氏鉄が再建したのですが、町民がそれを喜び軕を造って曳いたのが大垣まつりの起源とされているのだとか。



1日目その4でも写真を掲載しましたが、大垣はわき水が豊富です。
この八幡神社でも「大垣の湧水」という自噴水があり、わりと賑わっていました。



拝殿


大垣龍神王。やはり水害とくれば龍神ですね。


お馬さん。濃飛護國神社にもいましたね。




さあ、この八幡神社で水門川はほぼ直角に南へと曲がります。お堀ですからね。

少し行ったところにある圓通寺。藩主戸田氏の霊廟となっています。




本堂の向かって左手には墓地があり、戸田氏代々の墓もあります。
拝見はしましたが、さすがに写真撮影は自重しました。


清水口門跡

この橋から先は、昨日奥の細道むすびの地記念館へ行くために通ったルートに重なります。
余談ですがこのすぐ横、ちょうど写真では背中にあたる方向に興文小学校がありまして、映画『聲の形』の舞台となっています。


さあ、例の広場に出ました。せっかくなので、また違う視点から。
船が係留してあった場所のあたりから撮影しています。
中央奥に写っている橋が映画(ry


足下の船も撮影。



さあ、記念館が至近距離ではありますが、もう昨日行ったので本日はスルーします。

俵町薬木広場の像(対角線に渡るのをサボった)


飯沼慾斎(記念館の先賢館でも開設されています)の邸跡。


旧美濃路の景観を意識した通り。


大垣では有名なお菓子屋さん、つちや。
柿羊羹が有名です。なんというアンチ石田三成。


南口大手門跡



大垣宿本陣跡


この手前にある、メインストリートを横断するための歩行者用信号がさっぱり青にならなくて困りました。
しびれを切らして、1つ左手の自動信号を使いましたよ。

さてこの建物、最初に誤解の無いように申しておきますと、現存でも無ければ復元でもありません。
いわゆる「再建」だと思ってください。当時の作りを忠実に再現していたりとかもありません。岐阜城や清洲城がそうであるように、雰囲気を楽しむものです。

入ってみると、ボランティアっぽいおじいさんが1名いらっしゃいました。
そうした運用形態だからでしょうか、わりとフリーダムな感じでしたね。営業(?)時間も他の施設と比べて格段に短いので注意です。

ちなみに私の他にお客さんはおらず、そろそろ帰るかな~と思っていたところで1組ご夫婦が来られただけでした。


中は、大垣宿本陣に関する展示と、大垣まつりに関する展示がされています。
おじいさんがつきっきりで解説してくださいました。

こちらは、本陣ならびに隣接の旅籠を再現した模型。
当時の資料や、他の本陣を参考にしたんだそうです。




こちらは、軕の模型。



大垣まつりの道具やら記録やら。軕にはからくり人形が搭載されます。
朝鮮通信使ネタもありますね。




大垣宿本陣、実はかつて明治天皇が宿泊したことがありまして、そのときのお部屋も見所のようです。
暗くて完全にボケましたが、柱には菊のご紋をあしらったのだとか。……え、許可は?






おじいさんの解説にいわく、実は当時、明治天皇は座布団ではなく椅子を使ったんだとか。
そして、なんとその椅子は大垣城の方の所蔵庫に現存しているのだとか。
ただ状態が非常に悪いので、体裁を整えるために高そうな座布団を敷いているのだとか。


実際にそう決めたのがこの施設なのか大垣市なのかは分かりかねますが、私がこの施設を「2度行く必要なし」と判断したのはこれがダメ押しでしたね。
観光客として、大垣城も記念館もあるなかでわざわざ少し外れている本陣跡へ来る人なんて、歴史好きと相場が決まっています。
実際、私の後に来た人も「ここは当時のものではないんですか?」と聞いてましたし。
であるならば、破損の程度によるでしょうが本物の椅子を展示するのが喜ばれるに決まっているのに、それをしないのですから。
(建物にしても、当時の構造を顧みないという点では同じくですし。)
大垣市の観光が弱いのはこういうポイントがズレてしまうことなんですかねぇ。

※大垣まつり関連の資料はたぶんここが一番豊富なので、それ目当ての場合はむしろ有用です。


失望感と若干の疲労から、このあとルートをミスります。
このまま東へ進めば宿場問屋跡と、さらに北上すれば美濃路の道標があったのですが、完全に見過ごしました。迂闊!

小原鉄心邸跡


新大橋から水門川を撮影。この撮影地点も映画『聲の形』の重要地点です。


などとやっているうちに終了です。
9時頃に出発して、11時過ぎに終了ですから、おおよそ2時間強ですね。
そのうち、大垣宿本陣跡で使った時間は30ほどだったようです。

祖母と昼食を摂って、お別れです。
駅まで送っていただいてしまいました。

さらば大垣!


車窓から撮影した岐阜城。



という感じで大垣観光、終了です。
だいたい主要スポットは周り尽くしました。

最後は盛大にブーイングを書いてしまいましたが、大垣市の観光は悪くないです。
ほどほどに観光名所が固まっているため足が無くとも回れることと、(幸か不幸か)人が少ないのでゆっくり見て回れます。
日帰りだと1日目でやったようなコースが考えられますが、私のコース取りはわりと寄り道が多いので、主要施設に絞ればもっと時間を捻出できるはずです。
1泊すればとても余裕が出ますので、それこそ帰りに岐阜城や、名古屋市の観光をあわせることも可能でしょう。

おいでよ大垣!(大垣のマスコットキャラ、おがっきぃの決まり文句)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
明治天皇行在所跡について (yychan)
2020-11-03 02:05:50
大垣在住の者です。我々が通常行かない所も見ておられるようで有難うございます。大垣本陣跡、明治天皇行在所跡は確かに観光客の期待に沿えるか疑問な点もあります。私はURL欄に示した明治天皇行在所跡に関するWEBも作成しておりますので御笑覧ください。それから大垣市民も殆ど知らないのですが、大垣駅の北東約3㎞のあたりに加賀野八幡神社がありここの湧き水と後藤祐乗(小判大判などの鋳造にかかわった。大判に後藤の花押が書いたある)の生誕地もあります。http://castle.slowstandard.com/25tokai/27gifu/post_1227.html
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URLありがとうございます! (みのもり)
2020-11-03 10:17:56
yychan様、コメントありがとうございます。
改めて自身の記載を読み返すと上から目線というか、実にお恥ずかしい限りです。
言い訳となりますが、私事ながら両親ともに大垣出身でして私自身も子どもの頃は頻繁に大垣へ行っていたので、大垣に対してかなり乱暴な扱いをしてしまっております。ご不快に感じられておりましたら、何卒ご容赦ください。

ご提示いただいた神社ですが、実は祖父の散歩コースでして、同じく子どもの頃何度も訪れておりました。
当時はあいにくお城だとか神社だとかにほとんど興味が無かったので、リベンジしに行ければと思っております。
このように詳しくまとめられているサイトは知りませんでしたので、大変助かりました。
ありがとうございます。
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