みのもり雑記

旅行関連が多くなるかと思いますが、ふと書きたくなったことを気の向くままに、という感じで。

2017年隠岐旅行 - 2日目その2

2017-12-10 14:15:17 | 2017年8月隠岐旅行
隠岐旅行でもっとも賭けだったもの、それがこの記事で書くメインイベントである国賀海岸めぐりの観光船です。

なぜ賭けか。
それは、まずそもそも悪天候の場合は船が出ない可能性が高いからです。
加えて、観光ルートの目玉の一つに洞窟巡りというのがありまして、船が3つの洞窟の中に入ってくれます。
……が、少しでも波が出ている日は、安全上の理由から洞窟に入らないです。

私としてもできれば観光船に乗りたいですし、どうせ乗るなら洞窟の中にも入ってみたい。
というわけで、実はこの8月という時期はそれを狙ったというのが大きいです。
この時期は、基本的に波が穏やかだそうで、洞窟に入れる可能性が高くなります。

もちろん、台風という強敵が近くにいなければ、ですが。


さて、実はこのとき、沖縄沖に台風がいました。
正直戦々恐々としていたのですが……無事出航!!


前回書いたとおりバスが遅延したので急いで駆け込みました。
「他の乗客の皆様にわびねば」と思っていましたが……なんのことはない、私と、バスで乗り合わせていた家族連れ以外に客がいない!!
か、観光シーズンですよね?ね?
(ちなみにこの観光船、最少催行人数とかあるんですかね?)

船尾のデッキから船内をパシャリ。中には麦わら帽子が置いてあったので、ありがたくお借りしました。


さあ、まず最初の見所は、運河です。運河とか、行ってみたいな-、なんて。
船尾から後方を撮影。


川幅は一度拡幅されたのですが、それでもなかなか狭いです。


ゴンドラ通りまーす!(違う


外浜海水浴場。手を振ってくれたので、振り返してみた。なんか楽しい。


と、ここから外海な訳です。
湾内は停泊中の船舶にダメージが出ないよう徐行が義務付けられていますが、外海ではスピードを出せます。

その結果として。
ふわああああ、麦わら帽子が飛んじゃう!飛んじゃう!!

あわてて紐をきつく結びましたが、風を受ける面積が広すぎることから、少しして断念。
いいもん、日焼け止め塗ってあるもん。(とても薄い装甲)

あと、スピードが出ると、船が波に乗り上げてはねたりするんですよね。
……これ、捕まっていないとふるい落とされるレベルなんでは?

とはいえ、外海へ出てもすぐにフルスロットルというわけではありません。
撮影する余裕はあります。スマホを落とさないよう、細心の注意が必要ですけど。


亀岩。亀が陸に上がろうとしているように見えることから。
なお1枚目の写真下に写っているのは私の指。



夫婦岩。波しぶきから、お察しください。


観光船は、小型なのでかなり陸に寄せてくれます。なので迫力というか、スケールを相当身近に感じられます。
手すりの水滴から、波しぶきというか、道中のスピード感をお察しください。


奇岩。金棒岩。



さあ、こちらが昨日訪問した摩天崖を下から見た図です。
すごいですねー。もはやスケールがよくわからんですねー。


同じく、通天橋を逆側から。
昔は観光船で下をくぐってくれたそうなんですが、崩落が起きて航路がふさがってしまい、いまではこうして眺めるのみです。


乙姫御殿。摩天崖と通天橋の間にあります。
中に入ってくれました!やったね!


観音岩。またはローソク岩。これも昨日陸側から見ましたね。海から見ると、なるほど確かに観音様に見える。



象岩。象鼻岩。確かに見える。ていうかでかい。


貫入?
これを滝に見立てた、滝見の岩屋という洞窟がありまして、これまた入れました。
ただ、途中までずっとデッキにいたせいであまり船長さんのマイクが聞こえず、ベストショットの場所で反対側を見ているというチョンボを……。


ふと振り返ると、摩天崖から通天橋に通じる遊歩道が見えた。(写真左手、崖の右側、若葉色のあたり)
やっぱりこれを降りるとか無理。


国賀の屏風ヶ崖(確か)
90度、というかそれ以上に反り返った崖です。
ほんの数メートルの距離まで近づいてくれて、反り返っているのがよくわかりました。


さあ、ここからはいよいよ船足をあげて、最後の目的地へ。
……ええ、船足をあげるんですよ。
わりとふるい落とされそうな感じになったので、おとなしく船内へ。
家族連れに遠慮して基本デッキにいましたが、いのちだいじに。



さあて、ここからがメインディッシュ!
少しでも波が出ていると入れない、明暗の岩屋(あけくれのいわや)です。

かなり船から落ちる危険を感じた身としてはドキドキしていたのですが……。

船長さん「前の船が入っていきましたので、大丈夫ですね」

やったぜひゃっほ~~~!!

ちなみに「前の船」とは、私が採用を見送った別府港発の便ですね。
こちら(浦郷)はバス遅延で出発が遅れたため、先に行っていたんですね。

さあさあさあ!!


と、ここでスマホによるビデオ撮影をしたんですが、地味に6分以上あります。
アップするのが面倒なのもありますが、これは実際に行って体感するのが最良でしょうから、ここでは文字のみで。

この洞窟、とても狭いです。
というかこの観光船自体、この洞窟を突破できるように設計されているので、本当にギリギリです。
船長すげー。
(ちなみに船長からは、落石の危険があるので船内にいるよう通達がありました。)

しかも途中、方向転換のために船体をあえて岩肌にぶつけるというポイントまであります。

途中、あえて照明を落とすという演出もあるため、閉所恐怖症や暗所恐怖症の方は難しいですが、
そうでないなら、運試しも兼ねてぜひ行ってみていただきたいです。


さあ、帰るまでが遠足です。
ものすごい飛ばします。これまでのは、ほどほどだったんだなぁ。
ぽんぽん波に乗り上げて跳ねます。海の兎って、凶暴だったのね-。
金剛さんのようなことは勘弁ですので、もちろんおとなしく船内で。

少し見ていると、「ああ、これは跳ねますわー」というタイミングも分かるようになりますね。
しかしまあ、家族連れの方の女の子がすっかり怖がってしまったのは気の毒でした。うん、わかる。正直ちょっと怖いよこれ?


帰り道、美田湾でなんか派手な建物を見つけた。
なんだこれ……。


西ノ島大橋を通過。あと少しで終了と思うと、さみしいものです。


ありがとう、観光船!!
すごい楽しかった!!



さて、これにて終了なのですが、ちょうどお昼時です。
ここで同乗していた家族連れの奥様から、「昼食をご一緒しませんか」との申し出が。
これも何かの縁ですし、ありがたくご一緒しました。

ちなみにこのご家族、なんとアメリカ在住!
奥様が日本人、旦那さんがアメリカ人です。当然女の子はハーフですよハーフ!!

ちなみに旦那さんも、日本語の会話はある程度OKです。良かった。


さあ、昨日、タクシーの運転手さんに聞いた「あすか食堂」さんへ!
ちょうどお昼ってこともあって、結構混み合ってますね。

わがとこ定食。実にうまかった。


ちなみに女の子は、ジュースをご所望でしたが、注文を忘れるという事件もあり結局ジュースなし。
まあ、どんまい。


ご家族連れの皆様は今日のフェリーで松江に行き、土曜日の花火大会を見るのだとか。
いいですね~。

残り時間で何をするかお悩みだったので、観光バスを紹介してみました。
さっき見た場所の陸側ですし。
牛馬の落とし物注意と、あと帰りのフェリーのチケットはすぐに買えるのか分かりませんよ、と念を押しつつ。


さて、私はできればあすか食堂を出てすぐのところにある、どなたかの像なんかを見に行きたいのですが……。
まあ、いいですかね。

ちょうど別府へ戻る路線バスも観光バスと似た時間に出るということで、お手々ふりふり、お別れです。
元気でね~!



さて、戻りましょう。
帰りのバスで、行きのバスで乗ってきた大所帯の海水浴客とまた乗り合わせたのには驚きましたが。
降りるときに騒がしくしたことを謝していきましたから、だいぶ見所があります。(上から目線)


別府に戻ったら、次は自転車で島の東側を観光です。
ここからは、また次回!


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