虎ヶ岳登山のスタート・ゴール地点は渓月院です。
この渓月院は曹洞宗のお寺で、大内・毛利氏に庇護されており、毛利元就が仮陣所をおいたことでも知られています。タカ長たちもお参りしてスタートしました。
タカ長たちが着いたとき、一人の男性登山者がスタートし行きました。車がないところをみると、タカ長たちとは違う歩き方をされるようです。昨日出会った登山者はその人だけ、本当に誰にも会いませんでした。
この登山者は出雲の守様ですよ。念のためお知らせします。
昨日も書いたように、2010年以来の虎ヶ岳なので初めての山を歩いているようなもの、山頂風景をふくめて記憶にある風景には出会えませんでした。
と言うことなので写真を並べるだけの更新になります。
この尾根歩きは意識してゆっくり歩きました。11時前に山頂に着くと昼飯には早すぎる、と言うのがその理由です。
出雲の守様とバカ話をしながらゆっくり、ゆっくり歩きました。
鉄塔のある展望地。ここまでかなり歩いたような気がしましたが、大雑把にいえば1/3歩いただけ。
そこから山頂まで本当に長く感じました。
やっとのことで山頂に到着。本当にやっと着いた感じですが、まだ11時になっていませんでした。
山頂からは由布岳あたりまで見えるようですが、昨日は空気感が悪くてふもとを見るのがやっとでした。
この方向とは違いますが、先日登った峨眉山も見えるのですが、シッカリと同定できませんでした。
ここで豪華なラーメンと、久しぶりの虎ヶ岳登頂を祝して赤飯のおむすびでランチタイム。コンビニで買った「とみた」という名のこのラーメン、美味しかったですよ。
ゆっくりと昼休みをして同じ道を帰りました。別ルートもありますが、整形外科に通いならが急な道を下るのも良くないので同じ道にしたのですが、帰りはメロメロ?????
ナビゲーターが悪いのか、何も考えないでついて歩くタカ長が悪いのか、岩岳の分岐点で誤った方向に入ってしまい200メートルくらいロスしてしまいました。
誤りに気づいてひき返す200メートルの長かったこと、辛かったこと、一度に体力を奪われた感じです。
正しいルートに復帰して渓月院を目指しながら、山を歩くって大変なことなんだなぁ、と妙にしんみり思っていました。ルートを誤ったからではなく、登山そのものが大変といえば大変なことなんだなぁ、と思ったのです。
タカ長がやってきたことは登山とも言えないようなものですが、それでもスーパーマーケットで出入口に車1台分でも近いところに駐車して、歩く距離を1メートルでも短くしようとしているようにみえる人と比べたら、まったく別次元の人生を歩いて来たような気もします。
だから元気、総じて山屋さんは元気です。人生の原理は案外簡単なのかも分かりませんが、その簡単なことが出来ませんね。
2030年には要介護等になる人の数が広島県の人口より多くなるというようなことが、あたかも既定事実のように報道されることがあります。しかし、そのような事態を回避するために山に登りましょう、というような報道に接することはありません。これって何だかおかしい、とタカ長は感じています。
そのようなことを考えながら渓月院に帰って来ました。あの200メートルで脚力を取られて、シッカリと疲れていました。
昨日の記録です。
地図で見ると200メートルくらいロスしただけですが、こうして見るとあの部分がやけに目立ちますね。
数字的には裏山歩き程度ですが、初めての山のように見える山歩きだったので、それ以上に歩いた気がしました。
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