暫くブログの更新を怠り申し訳ありません。
今年の夏の暑さに体調を崩しパソコンから離れた生活を
送っておりました。
その間に、浩史さんのソロコン、浩史さんのカルメン、
そしてあきさんのソロコンとご報告しなければならない
コンサートがいくつかあったのですが「書かなければ・・・」と
気持ちだけが空回り、そんな時期を逸してしまいました。
本日は久しぶりのコンサートのご報告。
これだけは早く皆様にご報告したいそんな思いで久しぶりに
横浜物語を開けました。
2013・9・27 LEGEND デビュー7周年記念コンサート
7人に用意されたステージ「東京カテドラル聖マリア大聖堂」
カソリックの東京大司教区の総本山にあたる。
円錐形の天井高39メートル、普通のマンションなら13階の高さ。
日本を代表する建築家丹下健三氏の作品
足を一歩入れるとおのずから厳粛な気持ちに陥る。
バージンロードを音も無く表れた7人、
祭壇前で左右に一列に並ぶと深々と頭を下げた後
客席フロアから7段上がった舞台へ。
黒のフロックコートに身を包む。
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アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト)
マリアと名のつく大聖堂に立って歌わせてもらうと母の胎内に
いるような安心した気持ちになるとあきさんの弁。
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アヴェ・マリア(カッチーニ)
何処で歌うよりもこの場所ほどピッタリする場所はありません。
デビューして7年経ち今8年目に入ったが今まで沢山歌ってきた
中でも前回のこのカテドラルのコンサートはLEGENDにとっては
ベスト3の一つに入るとか。
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ミルテの花より「献呈」 (シューマン)
曲の最後に「アヴェ・マリア」のメロディーが流れます。
ここでメンバー紹介、今日は天井が高い為にあきさんの
マイクを通した声が前に聞こえず上に反響する。
それを意識してか比較的ゆっくり話されていたかな。
ご自分の紹介で「司会がお上手ですねといわれますが
僕は司会ではなくテノール担当です」に笑いが起こる。
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教会のアリア (アレッサンドロ・ストラデッラ)
柿迫、吉田、菅原 歌唱
メンバーは歌わない時には向かって右手の祭壇下で待機を
しているのだが降壇、登壇の折に必ず全員が一礼をしている。
暗くてよく見えないが右手の辺りにキリストかマリアの像が
あるのかそちらに向かって礼をする人もいた。
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オンブラマイフ (ヘンデル)
志村、内田
二人の息もピッタリ、糧さんの身振りも豊かに大きく
手を広げるスタイルにきっと自信の一曲なのだろうと
聞きながら推察する。
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夢の後に(フォーレ)
LEGENDオリジナル
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主の祈り the Lord's Prayer
英語バージョン
場所が場所だけにあきさんはほとんどを曲の紹介に
費やすだけでいつものユーモアなMCは出ず。
それが又荘厳な雰囲気を一段と高めていく。
ブラボーもかけられない雰囲気。
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カヴァレリア・ルスティカーナより(マスカーニ)
鍵盤男子オリジナルバージョン ピアノDUO
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司祭ザドク(ヘンデル)
イギリスの戴冠式で使われるこの曲、荘厳で感動も
ひとしお。5人のハーモニーが素晴らしい。
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ユー・レイズ・ミー・アップ
「今までの7年間に会場に足を運んでくれたファンの
皆様に感謝を込めてこの歌を贈りたい。」
そんな言葉とともに始まったこの曲、聴いていて
何となく懐かしさを覚えるのは子供の頃に聞いた
「ロンドンデリーの歌」がベースになっているから
なんですね。
歌っている5人のお顔を見ながら私の胸の中もほろり。
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アメージング・グレース
LEGENDオリジナル。
糧さんの熱唱に思わず鳥肌が立つ思い。
静かだったこのコンサートで「ブラボー」と拍手が一段と
大きかったのはこのときだったかも知れない。
お見送りの時に「糧さんの良さが全て出ていましたね」と
申し上げたら「僕もそう思います、ここはパワースポットです」と・・・
今日のコンサートで一番感じたのはテノールの3人の熱唱
柿さんは言うに及ばずあきさん、糧さんも高音が高い天井に
何処までも届けとばかりに伸びて行く。
聴いていて誰しもがその声の行方にこころときめかせたのでは
無いだろうか?
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誰も寝てはならない (プッチーニ)
LEGENDオリジナル
少し前までは浩史さんのソロで始まっていたこの曲。
今回は全員のハーモニーで始まりました。
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主の祈り
イタリア語バージョン
うっちー様、糧さん、浩史さん、両手を組んで祈るような
しぐさが印象的です。
アンコール
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ラシーヌ讃歌(フォーレ)
ここでピアニストの殿下こと中村匡宏君のLEGENDからの
卒業が発表されました。
来年秋の留学を控えて2014年8月までの活動となります。
寂しくないといえば嘘になるけれど作曲家を目指す彼が
大きくなるためには必ず通らなければならない道。
3割の寂しさと7割の喜びで送り出してあげたいですね。
コンピュータのあるこの時代、LEGENDのための素敵な
編曲は留学地からでもきっと送ってくれることでしょう。
3月24日の紀尾井ホールを皮切りに「鍵盤男子お別れコンサート」ツァーが
開催されるそうです。是非皆様それぞれの地で旅たつ匡ちゃんとこれからも
LEGENDを支え続けていく健さんに拍手を贈ってあげてください。
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CON TE PARTIRO/TIME TO SAY GOODBYE
最後まで静かな厳かな雰囲気を保ったそれは素晴らしいコンサート。
LEGENDの原点が見られて感無量。
本日の会場の照明は高い天井からつるされた四基の照光器のみ
(よく工事現場で光々と照らしている照明)
しかも、フロアは段差なしのバリアフリー、カソリック教会特有の
木のベンチ、決してコンサートの環境としてはベストではないが
会場の素晴らしい雰囲気、そして歌唱がその欠点をすべて覆ってしまった。
後日あきさんのお話ではカテドラルで歌うためには数々の制約が
あり曲選びにも日本語は駄目、英語でもポップス系は駄目、
なるべくなら宗教に因んだものという条件が付くようだ
その条件を克服して休憩無しの15曲を歌い終えた彼らの顔には満足感が一杯
溢れていたような気がする。
久しぶりのコンレポ書けば書くほど感激が薄れてしまうよう。
私以外の皆様のご報告とあわせてコンサートの素晴らしさを
少しでも皆様が感じ取って下さったら幸いです。