◆ ヤナギハナガサの花弁の内部のデジタル顕微鏡写真(×100)です。花ををピンセットで挟んで引張ると花が裂けて花の内部が見えるようになります。ロート状の花の底の方に1個の黄色の雄しべの葯が見えます。花の内部には全面的に毛状体が生えています。毛状体は疎に生えています。
◆ ほとんどの花の雄しべは花の前面に突き出ており,花粉を昆虫や風で他の花に移動させています。ヤナギハナガサの雄しべはロート状の花の底に映えており花粉は外部にでにくいと考えられます。しかも雄しべの上部には毛が生えているので花粉が外部に出るのは困難ですから同花受粉しているのではないかと思います。
撮影日:2013.10.20 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
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