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『告白』 初日舞台挨拶 6/5 9:00~

2010-06-10 23:58:01 | イベント+試写会+舞台挨拶+観覧
「告白」、興行収入第一位おめでとうございます
然るべき結果ではあると思うけど…
これって、原作が2008年に発売されてますから、それ以降に映画化の話が出たってことですよね。。
あまり時間がかかっていないのに、このクオリティなの…?!



これ、予想以上に凄かったです…
こんなに衝撃を受け、”モヤモヤ”が残った映画は久しぶりでした。
モヤモヤが残る”演劇”は多いですが、映画は商業的な面がより大きいと思いますから、なかなか無いんですよね…。(だから、テレビ<映画<演劇の順で、面白い作品が多いな~と勝手に思ってます)
で、この映画では問題提起がありながら、理屈じゃない感情も描かれていて、かつエンターテイメントとしてしっかり成り立っていて…
「ダークナイト」以来、ストーリーも演技も「すっげー!」と感じられた秀作だと思います。
ただ、血が苦手な方はやめたほうが…

役者さんが本当に素晴らしいです!
ハリウッドに負けてないなと思いましたw
松さん、木村さん、あとメインの子役が特にスゴいです。。びっくりしました。
松さん…今回も文句なし!!!(笑)
あの中島監督が絶賛しましたからね~w
最後の表情とか…ただただ、凄いです。壮絶です。
そして、ローラアシュレイのエプロンをし、花壇の薔薇に水をやる”過保護女”が木村佳乃。
松さんに負けず劣らず、狂気の演技が素晴らしかったです。

今作は、下妻やパコのようにミュージカルっぽくないですし、笑いもありません。
ただ、やはり映像は美しい!
美しく”作り物”の印象が強いですが、それゆえにキャラクターの感情や幼さゆえの残酷さが生々しく胸に迫ってきましたし、若いということの美しさも強調されていました。
中島監督の、隅々まで加工した映像が大好きです。
無難な演出をするより、映画って基本的に芸術なんだから個性ががっつり出ていた方が断然面白い!
どこか、「リリイ・シュシュのすべて」のような感じもしました…学校の雰囲気の描き方とか、見るのに体力がいるところとか(笑)
私自身、リリイシュシュには高校生の時に出会ってかなり衝撃と影響を受けましたが、これも中学~高校生は見るべきなんじゃないかなあ…R15だけど…。
兎にも角にも、10代のうちに、芸術の分野で様々な影響を受けることにはかなり価値があると思うのですが…。
ちょっと脱線しましたが…
音楽は今回も菅野さんじゃないですが、RadioheadのLast Flowersが切ないです!
とても合っていて、普通にサントラとして映画のために作られたんじゃないかと思うくらい。
AKBの映像の使い方も、すごく面白いです!あれはどういう意図があったのか考えてみよう。

衝撃的なシーンもありますが、見て損はないと思います。
エンドクレジットが終わった後、隣の人と顔を見合わせる人が多く、会場には「はあ…」というため息ともつかない声が。。(笑)
あー、すごかったあ…。
まだ書きたいことはありますが、上手く言葉にできない部分も多いので、心に閉まっておきます…
とりあえず、見て下さい!(笑)




で、上映後の舞台挨拶には松たか子、木村佳乃、岡田将生、中島哲也監督が登壇
なんと言うか、この映画の後で舞台挨拶って結構きついものがありますが、直接拍手を送れてよかったです。
中島監督の次回作が既に待ちきれない!
岡田くんの話し方が…wちょっと笑ったけど、カッコよかったあ。(笑)
あー、もう一回見たいな…。


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