今日は、コクーン歌舞伎の「桜姫」を立ち見で観て来ちゃいました

暑いからやめようかとも思ったのですが、ここで負けたらダメだ!と思い行ってきました(笑)
おめえ、遊んでばっかじゃねえか!って?(笑)
いやいや、このために早々と課題に取り組んでるわけなんですよ。。(おい
ホント、こういうことだけは…って親によく言われますw
今回のコクーン歌舞伎は記念すべき第10弾。
中村勘三郎、橋之助、七之助...と素敵なキャスト

↑この方々の歌舞伎は生で近々観たいと思っていたので、丁度良かったです

演出は現代版と同じく串田さんですが、今回はぐっと役者を引き立てる演出となっていました。
七之助の桜姫

んもー、上品でおしとやかで優雅で、めちゃくちゃ綺麗

惚れました。
あの姿を見られただけでも満足ですw
NINAGAWA十二夜でもそうでしたが、赤い着物ってやっぱり素敵。
振袖を赤にして良かった!と思いました。関係ないけど。
後半の、”強くなった”姫も好きです。可憐な中に、芯が出来ていって…。
台詞やしぐさで、好きな男のために女郎にまで成り下がった桜姫の心情がしっかり伝わってきてすごく切なかった。
ちと泣きそうになりました。
勘三郎さんは迫力が凄いし、橋之助さんの役は人間臭さがあって良かったです。
ただ、役柄・筋ともにやっぱり桜姫がメインだったかな…
笹野さんは前回に続き、狂言回し・道化のような役割で遊んでいて面白かったー!
先月の”マングース姉さん”も出てきて笑っちゃいましたw
扇雀さんと彌十郎さんは夫婦漫才のようで…秋山さんと古田さんと同じくらい楽しかったです
演出は、最初から面白いw
舞台はちょっと狭いけど、火も水も使います。
幻想的な演出もあったなあ。
そして、艶やかで色っぽいラブシーンも…
現代劇のラブシーンって見ててちょっと生々しくてドギマギしちゃうことも多いですが、着物だと帯をほどいたりだとか、見た目が優美なので気になりませんでした。
鶴屋南北は、シェイクスピアと同じくらい面白いと思います。
”え~?”と思う部分はありますが、今見ても楽しめるってすごい!
いつも思うけど、何百年も前にこんな斬新な芝居が書かれてたなんて驚き。
で、今回の桜姫は現代版より分かりやすかった…特に3人の関係性が。
ラストの演出では、人と人との出会いの不思議を感じました。
人生が交差したり並んだり離れたりしながら生きていくんだなあと…
印象に残っているのは、勘三郎さんと七之助が揉み合うシーン(見せ場多し!紙を使った演出が見事で感動)と、最後の辺りの演出。
あのオペラは正解なのか分かりませんが、桜姫の感情がぐっと出ているラストは女性は特に好きかも?
歌舞伎、また見に行くぞー!